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【更新】 My Best Movies 50 ( -2024)

★=amazon prime ☆=Netflix で視聴可(多分) ――――――50's―――――― ★ CARRIE (1951) / William Wyler ★ 祇園囃子 (1953) / 溝口健二 ★ 山椒大夫 (1954) / 溝口健二 ――――――60's―――――― ○ À bout de souffle (1960) / Jean-Luc Godard ★ しとやかな獣 (1962) / 川島雄三 ○ BARABBAS (1962) /Richard F

    • 【更新】 My Best Movies 60 ( -2023)

      ★=amazon prime ☆=Netflix で視聴可(多分) ――――――30's―――――― ☆Modern Times (1936) / Charles Chaplin ――――――40's―――――― ○MILDRED PIERCE (1945) / Michael Curtiz  ★It's a Wonderful Life (1946) / Frank Capra ――――――50's―――――― ★All About Eve (1950) / Jose

      • 伊丹十三『タンポポ』

         先輩のすすめで、伊丹十三の『タンポポ』を観た。先輩まわりの美術界隈でも話題の伝説映画らしい。YouTubeで観たのだが、18禁シーンがカットされているらしく惜しかった(予告編で話題のシーンが観られる)。  私が現在蕎麦屋に勤めていることや、ラーメン文化に触れる機会が増えた点で、何となく他人事ではない内容。制作で忙しい日々の合間でもすぐに着手し、案の定染み入るところも大きかった(厨房内での動線の訓練とか)。飲食業界に長い上司に翌日聞いてみれば「グルメという言葉(概念?)を広

        • 内海信彦新作展

          恩師の内海信彦先生の新作展へ。  作品がまた新境地を迎えていた。展覧会の度にいつも新たなアプローチを見せる、若手作家以上に現役作家たるエネルギーに圧倒される。しかし一方できちんと過去を踏まえて丁寧に変化している、根っこの部分の不変で頑強な精神性もまた感じられる。作品が自身の暗黒に落ち込んだり閉じこもることなく、フィードバックを踏まえた葛藤ありきの前進を体現している。先生のやってこられたこと、芸術や社会の歴史総体を踏まえたような、様々な繋がりを想起させる力のある作品群だった。

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        【更新】 My Best Movies 50 ( -2024)

          世界を抱きしめるために

          (早稲田大学文化芸術週間 DA VINCI-GERNIKA 内海信彦WORKSHOP 2016 報告会に寄せて、6年前に書いた文章)  何を守り、何と闘うのか。    何を信じ、何を表現し、何を残すのか。  日本を出て日本を知ることは、他者と出会い自己を知ることとよく似ている。この旅では、訪れた2か国と同じくらい、日本と自分自身について知ることがあった。  特に考えさせられたのは、自らの加害者性である。私の中に流れているはずの歴史性について、今まであまりにも無頓着で

          世界を抱きしめるために

          CARRIE

          🎞 CARRIE (1951) / William Wyler Laurence Olivier, Jennifer Jones 紳士が転落していく話。登場人物はみんな悪くないように思える。 田舎から出てきた若い女性と、都会暮らしの所帯持ち紳士が駆け落ちするも、諸事情で破産する。紳士の、やはり生活の変化にプライドが追いつかないところから、何もかも崩れていく。 人の持てる時の有限性、この世の理不尽が、いかにもこの世らしい。それが描けているので好き。若いことがこんなに大事

          Modern Times

          One of my criteria for choosing the best movies is whether it reminds me the person I love. My mother, who died 10 years ago, was a cheerful and sociable person. She often asked me to smile when I was a child. That is why she sometimes act

          Modern Times

          【更新】 My Best Movies 70 ( -2022)

          ★=amazon prime ☆=Netflix で視聴可(多分) ――――――30's―――――― ☆Modern Times (1936) / Charles Chaplin ――――――40's―――――― ○MILDRED PIERCE (1945) / Michael Curtiz ★It's a Wonderful Life (1946) / Frank Capra ――――――50's―――――― ★All About Eve (1950) / J

          【更新】 My Best Movies 70 ( -2022)

          映画マイベスト50

          趣味で映画50選つくってみました(600本くらい観てきた中で)。自粛のお供に参考にしていただけたら嬉しいです… 50選となると大味な作品も多いように思いますが、自分が何を評価し好むのかわかるようで楽しかったです! my best movies 50 ( -2020) ★=amazon prime ☆=Netflix で視聴可(多分) ――――――40's―――――― ○MILDRED PIERCE (1945) /Michael Curtiz Jone Crowford

          映画マイベスト50

          feb 26, 2021

           昨日、史上最年少で岡本太郎賞を受けた大西茅布さんの展示を観に、初めて岡本太郎美術館へ。正直賞にはあまり関心なく普段生きているのだが、テーマ、規模、世代からして、日本の流行を無視した骨のある絵画が受賞したことが話題で気になり午後駆け込んだ。  絵画という最も古典的なメディアが、他を圧倒していた。その様子に、人と絵画の深い繋がりに想いを馳せずにはいられなかった。スペインの教会で観たエル・グレコをはじめとする宗教画や、ルーブル美術館で観た手の届かない高所にある巨大古典絵画の迫力

          feb 26, 2021

          去年のドイツ旅行記3

          Dresden  ベルリンから高速鉄道で2時間。前情報のドレスデンの右傾化を気にしていたが、出会う人達はベルリン同様、気さくで優しかった。地下鉄は走っておらず、トラムが移動手段。観光客と年配者が比較的多い街だった。  ドイツに来てからサンド続きの朝昼だったので、アジア的なものが食べたくなっていた。ベルリンで働く先輩にお会いしたときに、ケバブがドイツアレンジも加わり最も美味しい食べ物になっていることを聞き、すごい熱量でケバブ屋を探した。後からいくつも発見することになるのだが、

          去年のドイツ旅行記3

          去年のドイツ旅行記2

          Berlin day1  フランクフルトから高速鉄道で4時間。列車を出て「都市度が高い…!」とベルリン中央駅の構造や人種の多様性に首都に来たことを思う。  もともと今回の旅の第2のきっかけが、ドイツのTVドラマ『バビロン・ベルリン』縁の地に行ってみたいという、ミーハーゆえに熱いもので、乗り換え駅のアレキサンダープラッツなど、ここがタイトルバックにあった…!元警視庁舎のあった…!と興奮していた。現代の景色を見ながら気持ちは20年代にトリップしかける。原作やサウンドトラックま

          去年のドイツ旅行記2

          去年のドイツ旅行記

          Frankfurt the first day  昼過ぎに空港に着き、ホテルに到着するともう暗かったため、夕食と周辺の散歩だけした。ドイツ料理でこれからたくさん肉が食べられると思ったので、魚料理の店に。グラスワインを多めについでもらえて嬉しかった。  旧市街はこぢんまりしていて、レーマー広場から翌日行くシルン美術館が顔を覗かせていた。シルン美術館ではリークラズナーの大回顧展をやっていて、それが今回の旅の第1目的だった。彼女は私の最も敬愛するおよそ50年前のアメリカの画家

          去年のドイツ旅行記

          October 1st, 2020

           個展終了後、充分に休みを取り、体力も復活したのであちこち足を運んできた。火曜日はギャラリイK『内海信彦展』、早稲田松竹『ロングデイズジャーニー』、水曜日は上野TOHOシネマズ『TENET』、国立近代美術館『ピータードイグ展』。そろそろまた休んで映画を浴びるように観る日々に戻りたい。。  今年の内海信彦新作展の所感。全体に円の作品が広がる展示は昨年と同様だが、絵の中身は内海先生の2016年の屏風や、90年代の墨絵に近い、比較的はっきりとした明度差になっている(ちなみに昨年の

          October 1st, 2020

          個展に向けて2

          それはまるで星の表面のようだ。侵食、積層、衝突を繰り返す、私の作品形成の過程は暴力的である。 それは、私の世界認識に近いものがありながら、人の手の届かないところで調和する、外側の世界の話でもある。 行動の先に拓ける視界は、誰にもわからない。 表面を削ったその先に見えたものは、遮る光のなくなった夜空に宇宙の存在を確認するかのようであり、 絵の表面の接着と分離は、相互に持っている凹凸が影響し合う、人のぶつかりのようでもある。 見たことのない視界を求めて、後先のわからない痕跡に未来

          個展に向けて2

          昔に書いたもの

          断片化された世界を、断片化された文章で綴る。 人々の意識の中で世界が断片化され、何事も人心と乖離している現象がある。いわゆる「他人事」も「視野の狭さ」も「愛の欠如」もここから生まれ、その行きつく先というのは、粉々になった世界とでも言えようか。 自己愛ばかりが強く、しかしもうその自己さえ様々なことを言い訳に情熱を、心を封じ込め、目先の損得ばかりを気にする文脈の無い世界への適応を図っている。 言行不一致は他人の信頼を削ぐどころか自分の信頼、自信を削ぐものである。 であれば、心

          昔に書いたもの