上京するので、それに至る経緯。そして感謝を書きました

こんにちは、シカゴ実業山本プロ野球(33)です
今年2023年で芸歴が15年目に突入します
NSCに入学した時は16年前
何か一つの事を16年も続けたのは生まれて初めてです
アホ「え?呼吸は??」
僕「はいはい。おもろいおもろい」
15年前に地元神戸から大阪に出てきて(1時間くらいで出て来れるよ)
なんやかんやで時間が経って
沢山の楽しい思い出もあり、忘れる事の出来ない挫折の山もありまくりました。
決して順風満帆では無い芸人としての生活で
賞レースの決勝も出た事無ければ、テレビには年に2回くらい出れたら御の字で
劇場のバトルでも下の方になる事も多いし
単独ライブを打っても客席は埋められない
まあ側から見たら、何をシカゴ実業が東京に行く事があんねん。おって欲しいとかやない、なんで行くねん!行くってアレか?遊びにか?
という感じに思えそうな成績ではありますね
僕も巨人の守備固めの選手が「メジャーに行きたい」と言い出したら
何を言うてるんやコイツ、って思いますよ
阪神の選手なら、頑張って欲しい。と思うので巨人にしておきました

そもそもね、あんま頑張ってへんからうだつが上がらん訳で
上京して環境が変わっても、状況は変わらんのちゃう程の症状ちゃうか?(韻)
と客観的に見たら思いますよね。俺も思うしその想いを封印している。
と言うのも、僕が僕と相方だけの話し合いで上京を決めた訳では無い
という事がその客観的視点から見た違和感の正体を具現化する訳です
一応2022年を総括するという有料記事を書いて、ナンボか買ってもらった(嬉しい)んですが、それを補完する為には上京を決断するに至るまでの経緯は必要でね
なんやかんや書いたんですが、この記事を合わせて読んでやっと完成
みたいになるんです。なので、これと2022年総括記事を照らし合わせる事で
このくらいの時に・・・そうか!なるほど!!とボヤけた部分がクリアになっていく
という仕組みになっています。楽しいかも知れない
なんかこんな映画あった?あったらそれで例えて教えて欲しい

遡ると去年の年始に、辻に誘われて阪本と3人で飲んでいた時に
僕達と、ロングとマユリカが東京に来年行きます
という話しをしてくれまして
本当にその瞬間まで、何となくみんなで大阪でやっていくもんやと思っていた事が
あ、東京ってやっぱり行くんやな。と思いましてね
青天の霹靂でした。そらもう先日の上京発表配信でみなさんが食らった衝撃よりも強いもんだったと思います。
それを聞いて反射で僕は「え!ほんなら俺も東京行きたい」と言う訳ですね
これは2023年というニュアンスでは無かったんですが
自分の頭の中に東京に行くという選択肢が無かったけど、選択肢が出て来たってニュアンスでしか無かったんですよね
辻が東京で沢山仕事をしていく中で知った事や、バンド活動を続けるにあたっての展望みたいな事も話てくれて
後から思えば、僕を誘ってくれようとしていたんかな〜なんて思いもしたんですが
先に、俺も行きたい。と言ってしまったので話が先に進んでいった
ってノリではあった気がします。
でも僕としては、シカゴ実業が東京に行くのとバンドの他のメンバーが行くのとでは話は違うよな。というのは芸歴14年の経験で分かりますし(アホじゃないねん、信じて)
みんなと一緒に行ったら俺も売れるんちゃうん!とか思える程脳内お花畑でも無いくらいシビアな現実は何度も経験していますんです。
ほな、何とか頑張って結果を残せる様にしてみんなが行った翌年に行きたいな
みたいな事を言ったんですが
辻に、いや別に翌年とかじゃなくて
と言われまして、あ!一緒のタイミングで行くという話しなのかあ
そうなのかあ。まあでも・・・う〜ん。みたいなね
そんな降って沸いた東京進出にいきなり相方に相談もせずGO出せまへんよ
ってもんでその日は終わりまして、俺も・・・東京かぁ。という気持ちの芽生えがあったというターニングポイントになった訳です

もちろん相方にこういう話しがあって近い将来(東京に)行こうと思ってると伝え
ただ今の俺等が行っても、生活する土地が変わるだけではある
だからこそしっかりとやって東京に鳴り物入りで行けるようにしとこう
と話し合うんですが、そうは言っても東京を目指したからって突然結果がついて来る訳も無いし何か相方にムカついてしまうし自分は自分でサボってしまうしと
悪戯に時間は過ぎていく訳で。本当に時間って悪戯に過ぎるよな〜って思いつつ
でも僕にはジュースごくごく倶楽部というコミュニティもあり
本当にメンバーのお陰ですごい景色をどんどん見せてもらえて
雑誌の取材や東京ワンマン、企業案件に加えてライブスタンド出演と
自分が思っていた速度の何倍ものスピードで注目されていっていて
売れていくってこういう感覚なのか・・・!
と思い始めるんですよね
でもバンドはあくまでも僕の一部で、シカゴ実業の現実は進んでるのか後退しているのかも分からない現状を過ごしていて
この落差に歯痒い想いをして相方にパワハラをする事で発散するどころか鬱憤を溜めて相方との関係も徐々に悪くなっていくというこっちはこっちで上京どころか、最悪もあるで。くらいに悪い状態ではありました

そんな中で相方を追い詰め過ぎて一度ヤバくなって
二人で飲みに行った時に改めて関係性についてや今後の事について話し合いました
相方はトイレに行ってきます。と行って、帰ってきたらズボンをしょんべんで濡らしていました。漏らしてしまいました、と言っており
何でもおしっこに行こうとしたら人が並んでいて、別に我慢出来るくらいの尿意だったけど出てしまった。という話しをされました
僕はコイツとならやっていける。と強く思いました
そうしてどうにかコンビ間を取り戻し
その直後に出して頂いたオールザッツで相方が細やしきたかじんで陣内さんから雛壇一位の称号を与えてもらいまして
テレビで初めてハネる事が出来て、特に僕は何もしてないし相方も一言も喋っては無いんですが、周りの人が面白がってくれてテレビで取り上げてもらえたんで
それが僕達の自信にも繋がりまして
何か一つ持って行ける武器が出来たぞ。とコンビで手を取り合った訳ですね

そのくらいの時期に
バンドでもライブの後はみんなで飲んで話したりする事もあったり
たまに練習前にご飯食べに行ったりとしていて
話しは東京進出への話題にはなるもんで
僕は練習とかライブ直前の時だけでも東京行って出来へんかな
みたいな事を言ったんですが
いや、ドラムおらんかったら練習出来ません
と辻に言われ
そうなんか。そ、そうやったんか!ドラムっておらなアカンのか!
という事を知りましてね
どう考えても僕が東京で活躍する自信になる何かを持っていないから
というしょうもない理由でジュースごくごく倶楽部の歩みを止める事は出来ないし
したくないし、僕自身もバンドのお陰で知ってくれた方もいれば色んな方と仕事させてもらえて、何より楽しいし、最も大切な仲間なので
俺も来年行くわ。東京(出来る限りのカッコいい顔で)
と言ってのけ、9月か10月くらいに決断をしたって感じです
そう、ドラムがいないと練習が出来ない。という辻の言葉が最も響きました
もう、俺がいないと辻ってばダメなのね。というメンヘラ脳ですね。いつストーカーないなってもおかしくないですよ

つまり
長々と書きましたが
ドラマーポイズン反町がまず上京を決断したんですね
ドラマーとしてとりあえず上京をするぞと僕は思うんですよね
そして、相方に伝える訳ですよ
俺はジュースごくごく倶楽部のドラマーとして上京をする
ただもちろんシカゴ実業で売れる自信もある。付いて来て欲しい
という感じ。とてつもなくざっくり言うとこれ
相方がゴネない人間で本当に助かり、そのまま決断してくれて
そして上京が決定したって感じです

お前ホンマ友達がおらんと何も出来へんのな
自分の力で何とかしたらどうなん
他人にあやかって生きる人生恥ずかしくないの?
という声が聞こえて来そうですが
マジで友達がおらんと意味無いと思ってますし、助けてくれる友達がずっと側にいてくれるのはきっと自分がやってきた事の積み重ねだと思うからそれは力だろうし、人は誰だって一人の力で生きて無いし、15年売れてない芸人にそんなプライドあったら逆にキショいとも思うしね
そもそもお笑いってみんなでやるもんやし
僕は一番面白いと自分の事思ってるから結果で決められたら知らんけど
一番である自信はあるから何も言えねえっすね!(北島康介)
まあシカゴ実業のアンチなんてやってる奴は相当暇(何故なら叩くトピックが少ない。守る人も少ない、アンチとは仲間と敵が沢山いてナンボ。そういう精神的な戦闘狂人だから、弱い者イジメをしない。強い奴が弱りかけている時に群がるハイエナの様な嗅覚の持ち主。それに人生の時間を費やしているとんでもない人。これが存在するなんて信じられない、でもいる。いるんだから仕方無い)なんでいないと思いますが
アンチ出てくるくらい目立てる様に東京行くまでにしっかりと目の前の仕事やっていきたいもんですよね

大阪の芸人が東京に行くという事はリアルに売れるか売れへんかの現実を見に行くってニュアンス強いと思います
だからみんなある程度約束されてそうな結果を持ってから行きたいって思うもんやと思うし、それが当たり前の思考であって
昔大阪で一回売れてもう一回東京で売れなアカンって大先輩がおっしゃっていましたし、それが根付いているんやとは思います
つまりはシカゴ実業が行く理由ってのは基本的には無いと思われて当然ですが
じゃあなんで行くんだよってなると思うんですが、大阪のよしもと漫才劇場が居心地が良くて素晴らしい劇場である。という事が逆にダメな奴はそのままダメになっちゃう事が理由にもありまして

マンゲキで僕達は極メンバーと呼ばれていて芸歴10年以上の芸人がそこに属するんですが、グランドバトルというバトルに2ヶ月おきに出演して成績次第で出演する舞台の数が決まってくる。という分かりやすいシステムなんですが
僕達は成績が良くて20位くらい、悪いと45位くらい
というこれでもかと言うくらいボチボチヘボめの芸人ですが
濁というイベントの主催を毎月やっていて、そういう主催イベントや単独をしっかり行ってしっかり人を集めていると舞台が増える。という隠し要素もあります
普通の事ですが、やる気があって結果を出す奴に仕事も振る。という現実です
それが何やねん、と思うかも知れないですが
極メンバーは入れ替え戦が無いので落ちるという事がありません
故に毎回グランドバトルで同じネタやろうが、全部ネタ飛ばそうが劇場メンバーとして君臨出来るんですね。こんな君臨は嫌だ
大阪のお笑いってやっぱり吉本が圧倒的に強くて
その吉本の若手の劇場で劇場メンバーである。という称号が無限に与えられる
みんな最初はオーディションのチケットを朝早くから並んで買って
何回も入れ替え戦で落ちては上がってを繰り返して来たので
もうそこに戻りたく無い。という想いが強くあって
極メンバーだとその不安がゼロになるんですよね
車乗らないのに免許証を持ち続けられるみたいなもんですよ
だから辞める機を逸したまんま2ヶ月おきにグランドバトルにだけ出るという劇場メンバーもいてます。※そういう理由かは知りませんが、そう見えてもしゃあない
乗らんし返納するわ、と免許証を若いのに返納する奴はおらんでしょ、さや香ちゃうけど

そんな人もおれば
何となくユニットライブや単独をちょろっとやりつつも、結果という結果は残せず
グランドバトルでも上位に食い込めない
周りの芸人にはある程度面白い認定されているし
芸歴があるので売れてる友達もおる
そういう僕達の様な芸人がダラダラやっちゃう理由にもなっていて
もちろんダラダラやってるのはダラダラやってる奴が悪いのは100%そうなんですが
僕達コンビはお互いにそうなってしまいがちなので
マンゲキが高待遇過ぎてサボっちゃう。というダメ所属芸人に膝まで浸かっていたのは事実で「芸人やってまっせ感」一つ持って芸人である事のプライドを保ててしまい
もう一度厳しい状況から勝負するには東京じゃないか?という
もう一度自分を奮い立たせるには、マンゲキという優良劇場から飛び出す必要があるとも思いました
マンゲキをぬるま湯にするも戦場にするも自分次第なんですよね
僕達は戦う事を恐れてしまっていた
こんなん言うてますが、元々はドラマーとして上京を決断しているので後付けも後付けですが
そういう想いも多少無いと相方にもプレゼン出来ませんからね

まあね、東京活躍したい。という夢を持って18歳で芸人目指してね
自分が思ったより活躍って出来ないし
自分でやるって決めたのに頑張れないし
アホほど挫折するし、ウケてもスベっても結果は同じだったりするし
大した事無いはずなのにちょっとモテるし
仲間と一緒にいるだけで楽しいし
一個も売れて無いのにコンパで爆笑王だし
たまーーにテレビ出たり有名先輩と飲んだりしたらその話で地元でイキれるし
地元は近いしハイボール安い店沢山知ってるし
そうして次第に大阪でもやっていけてる人もいるし、大阪の方がきっと面白い
東京なんて行かなくて良い。行ってアカン人山ほどおったし
と、自分で決めた夢を自分で閉じ込めてたなって気付けて
改めて東京で活躍するって背中を押してくれたのは、紛れも無くバンドの存在であり、辻の言葉ではあったけど
心の中に東京へ行きたいという夢の火種は元々持ってて
うだつの上がらない現状を奮い立たせたい事も込みで
別にきっかけは何でも、何個あってもエエと思いますし。
芸人なるきっかけなんてそもそもモテたい、就職せんと金持ちになりたい、テレビ出たいとかそんなんやったしね
要は決断して行動するのが大事なのでね。
ドラマーでも芸人でもどっちでもいい。どっちも僕を形成する要素の一つでしか無いから。何かで好きになってくれたらラッキーだし、ごくごくで知ってnote読む様になりました。というお手紙頂いた時なんてね、すごい嬉しかったですからね
だから僕達のネタを一本も知らんけど、僕の事は好き。ゲーム配信だけ見てるで
というのが成立出来る魅力を色んな分野で発揮出来るのが東京なんじゃないか
って淡い期待をしています。(甘くないのくらい知ってる。夢見させてえな〜)

そうして名残惜しいのは名残惜しいですが
お世話になった劇場を卒業するという事になりまして
一緒に上京するマンゲキのトップを走るみんなと同様に
シカゴ実業にも卒業特需で3月31日にも出番を入れてくれて
卒業イベントも打たせてくれるという支配人の気概には本当に頭が上がりません
僕が支配人やったら「シカゴ実業も行くんかい!さっさと行け!二月末に行け!」と言いますよ。本当に優しい劇場で良かった
てな訳でねどうにかお世話になった劇場で、何も残せなかった僕達ではありますが
どうしても卒業公演は沢山の人に来てもらって
シカゴ実業やるやんけ!ナメとったわ!すまんな!って思ってもらいたいんですよね
ホンマね、去年の終わり頃にもマネージャーが替わって
本当にやる気を加速させてくれるマネージャーで、うわー最初っから出会えてたらまた違ったんかなーとか、こういうケツ蹴ってくれるタイプのマネージャーに東京でも巡り会えるんかな、とかね。そういう惜しい出会いもありましたが
短い付き合いの中でも絆は生まれてるんで、アイツの担当しててんで
と現マネージャーが地元でイキれる様な活躍はしたいですね
僕は今まで関わってきた人間、例えばクラスメイトや元カノや辞めた同期とか。そういう人が地元で僕との関係があったという事でイキれる人間になる事が夢なんですよ

そんでもって3月19日に隣人、豪快キャプテン、スーズとユニットライブという形で卒業します。単独が筋では?と思うよね?いやいや、卒業式って在校生いてるもんやで?
僕達シカゴ実業はネタを3本、他コンビは1本ずつ、みんな出演の初書き下ろしユニットコント1本、余った時間に「シカゴ実業東京でどうしていこか?」のトークコーナやりますんで。単純にユニットとして面白いです
発足、はボケでもありますし
こっから続く。という意味もこもっています
東京でもメチャ売れ軍団を別で結成して、東阪を行き来する軍団にしていくつもりです
まだチケットを買えていない方
どうにか協力してもらえないでしょうか
手売りチケットを持っていますし、予約して頂いたらチケットを置いておく事も可能です。僕達の最後を見届けてもらいたい!
まあそっから何回か舞台立つねんけど!立つねんけどな!!!分かるやん!!!

まだ上京まで時間少しありますが
想い出回想ノスタルジータイムに突入してしまいます

これがマンゲキ所属になった瞬間ですね
懐かしいですね

そこから濁という昔から僕がやっていたイベントをやらせてもらえてね
こんな打ち上げをずっとしていたもんです

フェスなんかも沢山出させてもろてね、大晦日は仕事がある
という事で両親を安心させてくれました
アイツは芸人としての仕事あるんやね、と

数え出したらキリが無いですが、沢山のイベントにも出演させてもらいまして
色んな人と共演出来て本当に楽しかったです

これが最後の単独となりましたが
この時も東京への進出を意識はしていました
それがあると思うと、決意のコンバートという意味がわかってきますよね
振ってたんですよ。去年の春に
マンゲキには沢山お世話になりました、感謝しか無いです

そしてその昔、ポイズン反町がドラムを始める前にピン芸人だった時には
5upよしもとにお世話になっておりまして
同じ劇場で名前こそ違いますが、長い付き合いになりました

4年目くらいから10年くらい
間3年くらいは劇場から遠ざかっていましたが
まあ10年在籍していたみたいな顔させてもらいますわ!
今後の未来どうなるかは分かりませんが
この10年で得た経験が素晴らしい物である事には変わりないと思います
大阪の皆さん、一度でも劇場で見た事がある方、チケット買ってくれた事がある方、SNSでフォローだけしてる方、名前だけ知ってるで。の方
みんなありがとうございます。東京へ行っても心の片隅で気にかけて下さい
そしてこれからも続くマンゲキの未来を輝かしい物にして下さい
僕はもう一つ貢献出来まへんでしたが!ハッハッハ!まあええやん!
最後やし!エエ感じで終わらせてえな!
卒業式はヤンキーも生徒会長もアホも人気者も一緒やん!
過程は違っても貰える卒業証書の紙の質は変わらんもんや!
ええ事は言うてナンボ!ありがとうございました!

何せ卒業公演、沢山の人に来てもらいたいんっす!!!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?