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エンジェリックラウド

こんにちはこんばんは、さわむーと申します。
夏といえば入道雲なので、雲のデッキの話をすることにしました。
長いこと試行錯誤して、今ではいちばんの相棒になったデッキです。

レシピなのか。

公式DB

キーカードがこちら。

《青き眼の乙女》
《曇りの天気模様》

【天気】初心者のために簡単に説明。
・永続魔法・罠の「天気模様」がそれぞれの正面+その両隣(計3面)に存在する「天気」モンスターに効果を付与する
・付与された効果の発動コストで「天気」モンスターは自身を除外し、次のスタンバイに帰還する

【天気】の動きを活かして、次のコンボを主軸に戦います。

毎ターン最大3回、フリーチェーンで対象に取れるため、《乙女》の弱点「タイミングを逃す問題」を簡単に克服することができます。

(対象に取られた "時" に発動 "できる" 効果であるため、相手にチェーンを挟まれると《乙女》の効果は不発になってしまう)


デッキの起点になっているのが《墓守の罠》。

最も優先度が高いサーチ先は、【天気】のスターターである《雪天気シエル》です。

次点で《ジェムナイト・クォーツ》。

アクセス先の《スキャッター・フュージョン》は、起動効果で【ジェムナイト】融合モンスターをデッキ融合する効果を持っています。

よって、例えば《ジェムナイト・セラフィ》を出す場合 "任意の光属性モンスター" の埋葬カードとして扱うことができます。

まず埋葬したいのが《軒轅の相剣師》。

【天気】の動きで絶えず除外アクションが発生するため、自由なタイミングで《乙女》(魔法使い・光・攻守0)を特殊召喚可能に。
《軒轅》を握っている場合は、《スキャッター》で《乙女》を埋葬する択が生まれます。

「天気模様」や《墓守の罠》を守ってくれる《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》を埋葬するのも、言わずもがな強力です。

また《スキャッター》は、クロシープと合わせることで実質的に【天気】の初動になります。


上記《クォーツ》《スキャッター》が発動条件として相手フィールドにモンスターを要求するため、後攻をとるデッキにデザインしました。

《凶導の聖告》からスタートする【ドラグマ】は、《ルルワリリス》埋葬によって《乙女》へアクセスします。

《凶導の白聖骸》は、後述する《剣神官ムドラ》等で儀式魔法を再利用し、デュエル終盤に《曇り》と合わせて引導火力を発生させます。

後攻まくり札として採用した《フルール・ド・サージュ》は、【天気】とのコンボでノーコストの除去札になります。

《乙女》を対象に取ることも可能で、とても信頼している1枚です。

サーチ・サルベージ先の《捕食植物セラセニアント》は、《曇り》で相手モンスターに直接攻撃を付与して駆け引きを楽しめます。


《剣神官ムドラ》《宿神像ケルドウ》は《墓守の罠》アクセスに加えて、【天気】の巻き直し札として採用しました。
急所である「天気模様」の除去に対して、テーマ外からもサポートしたかったためです。

《シエル》+「天気模様」をまとめてデッキに戻し、再度《墓守の罠》から《シエル》に触るムーブが理想です。
除外アクションにより《軒轅》を起動できるのも、うまあじ。

《黄金卿エルドリッチ》は必要に応じて《スキャッター》からタッチします。
デュエル終盤、埋まりがちな魔法&罠ゾーンの整理役としても優秀です。
アドバイスをくれた友人、きくりくさんに感謝!

《フルルドリス》《古尖兵ケルベク》といった飛び道具は、バックを伏せるのが難しいこのデッキでの貴重な防御手段になります。


フィニッシュを意識してエクストラに採用したのは、《星風狼ウォルフライエ》と《超重天神マスラ-O》の2種です。

「天気」モンスターは、スタンバイに帰還する際も "効果を発動" するため、《ウォルフライエ》の攻撃力を容易に上げることができます。

素材となる《乙女》+《青眼》が繰り返し出力できるため、《ウォルフライエ》の出し直しにも苦労しません。

《マスラ-O》は《曇り》付与による4000ダイレクトが強烈。
《乙女》+《青眼》+「天気」(1+8+3)、もしくは《軒轅》+レベル8でのシンクロ召喚を狙います。

《ジェムナイト・ファントムルーツ》は潤滑油として採用しました。

【ジェムナイト】のリサイクルに合わせて、《軒轅》や《ムドラ》を再利用したり、《ブルーアイズ・ジェット・ドラゴン》の除外をカバーしたりと想像以上の働きをしてくれます。


ここまで読んでいただき、どうもありがとうございます。
《乙女》+《曇り》のコンボは、手を変え品を変え、何度も組み直してようやく胸を張れるデッキになりました。

オフ会にもよく持っていくデッキなので、ぜひ対戦しましょう〜
あと【天気】は食わず嫌いされがちなテーマですが、面白い挙動をするカードが他にもたくさんあるのでぜひ触ってみてください。

ではまた、ちゃお!




余談。
強力な新規カード《天気予報》ですが、今のところオミットしています。
【青眼】と合わせる時点で、事故札である通常モンスターをデッキに入れなければならず、【天気】魔法・罠の単体でひいた時に事故札になり得る性質を重くみて不採用としました。
召喚権については、《セラフィ》での追加権利に助けられているところが大きいかも。

また【天気】のリカバリー役を《スレット》でなく《ランブラ》に任せていることも、《予報》不採用の理由に挙げられます。
《スレット》下であれば《予報》を適用して、ディスアドを軽減しつつリンクモンスターを出していく戦術が取れますが、《曇り》への依存度が高いこのデッキでは《ランブラ》召喚からの立て直しを重要視しました。

そもそも《虹》を切っている構築自体が珍しいですが、このような構築も成立し得るというサンプルになりましたら幸いです。
本当におしまい。


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