【毒親】20歳で家出した話。じゃあな…クソ親父
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こんにちは。こんばんは。或いは初めまして。
まずはこの記事を見てくれてありがとう!
タイトルにある通り、俺は20歳で家出した。
1人暮らしをする為に家を出たワケじゃなくて、本当に家出をしたんだ。
これ以上実家に居られなくなったから。
家族構成は父、母、2個上の兄、そして俺の4人。仲が良いのは父以外の3人で全体的に家族皆んな仲良し!…てワケではないんだ。
その理由は父の不倫が10年以上続いているから。そして父の愛人である女性と家族同然のように関わるよう強要されたから。
どうだ?コレを聞いてゾッとするだろ?
いやでも、なかなか聞いたことない話だし皆んなには想像もつかねーかな。
父親が不倫をするケースは珍しくなくとも(珍しいケースであって欲しいんだけどな)
父親の愛人が人様の家で一緒にご飯を食べたり、寝泊まりしたり、人様の子供達と仲良く関わるケースなんて普通ないからな。
とんだおかしな話だろ?そんなおかしな話が事実5年も続いたんだ。
当時の俺はまだ高校生で、とても家出をできる年齢ではなかったし、何より昔から父親に暴力を振るわれ、怒鳴られ、人格否定を受け続けた俺は父親に対して逆らうことができないくらい身体に恐怖を刻み込まれていた。自ら父親を敵に回すようなことは怖くて出来なかったんだ。
怖い父親に立ち向かえる勇気がなく、俺は高校を卒業して社会人になっても実家を離れられずに居た。「いつかは家を出たい」と心では思いながら。
①家出を決意したきっかけ
家出を決意した大きなきっかけは、彼女と遠距離で付き合ってた頃デートして家に帰ってきたら真冬の中外に1時間以上放置されて家に入れなかったこと。
クソ親父はイカれている為、彼女が居るだなんて口が裂けても言えない。言ったら最後。愛人にまでその話が流れ、彼女と別れるように色々妨害されたりするだろう。
遠距離で付き合ってた頃はデートと言っても、日帰りでは帰れないから、あのクソ親父に毎回「研修」だと嘘をついていたが、一般的に考えてそんなに研修が多いわけがない。だからその冬のデートは「友達とお泊まりに…」と嘘をついて3日間家に帰らなかった。
②なぜ家の中に入れなかったか?
親父は家族は常に一緒にいるという考えのアホだから、数日でも帰らないとなるとめちゃくちゃキレるんだ。だから友達で遊ぶだの、デートに行ってくるだの勿論許さない。
それで家に帰らず楽しい思いをしてきた俺に腹が立った親父は、ドマの鍵を閉めて、俺が呼びかけようと電話しようと無視した。
そして真冬の夜7時〜夜8時頃、俺は家の中に入れず外で放置されることになったんだ。
今となってはそのとき警察にでも電話すりゃ良かったかなぁ…と思ったし、無理に家に帰らなくとも…とも思ったりもするけど。
当時の俺にはただただ「恐い」という感情が強くて、恐怖からの支配のせいか、逃げる選択を選べなかった。反発するのが怖くて何もできなかった。
でもその真冬の中、外に放置されたことが俺の中で大きな不満となり、家出を覚悟した決定的な出来事になったんだ。
そして更に、家出を後押しするような出来事が起こる。
③突然の兄の失踪
俺が外に放置された出来事があったのは2月末。それから俺は家出を計画し、夏までに必ず家を出ると兄と母に話した。
そしてわずかその1ヶ月後。3月の末頃、兄は突然姿を消した。──そう、家出をしたんだ。
前日まで普通に会話をしていて、家出をする素振り1つ見せなかった兄。ただ家出の前日の夜、いつもより長く起きていたのが気にはなった。
多分俺や親達が寝たあとで家出をする支度をしていたんだろう。そして俺が朝5時に起きて仕事に行くとき、もう既に兄は出て行った後だった。
その日、家族全員誰も兄が出て行ったことを昼頃まで知らなかった。兄は普段から起きるのが遅く昼頃まで寝ることもあるから、父は呆れて起こさなかったらしい。
だが昼を過ぎても起きてこないことで母親が布団を捲ると、ものけのからだった。
そして枕元に置き手紙で「家を出ます」と書いてあったらしい。そこでやっと兄が家出をしたことを家族全員が知ることになった。
親父は兄が出て行ったことで警察に捜索してもらうよう相談したが、兄は既に成人している為、仮に兄が見つかって生存確認はできても本人が居場所を知られたくないと言ったら、例え家族でも何処にいるかは教えられないらしい。
兄が出て行ったことで、父は家の跡取りが居なくなること。自身の老後の面倒を見てもらえないことで大きく焦り、残された俺が決して家出をしないようにあれこれ手を打とうとしていた。
そして、俺が家出をするのは兄が出て行ってからわずか2ヶ月後。5月下旬頃だった。
信じられない話だと思うけど、これは実話であって、俺自身の話なんだ。『家庭崩壊』は本当にある話なんだぜ?
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