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焼肉みつなしの思い出 (前半)

わたしの大好きなお店「焼肉みつなし」が2023年3月17日に閉店した。
秋田県湯沢市にある三梨牛の直営店だ。東海林さんという素敵なおっちゃんがやっていたお店だが、亡くなってしまったらしい。昨年は病気のため休業を何回かされていた。
2015年に初めて訪れて以来、気に入りすぎて年に何度も行くようになった。東海林さんに大変お世話になったと勝手に思っているので、思い出に浸りたい。

2015年1月31日

社会人になって2年目。ソウルメイトと、山形に住む友達と、中間地点の秋田県湯沢市で遊ぼう〜!ということになり、焼肉みつなしへ初来訪。お店に到着したのが営業時間を過ぎたころで、もう終わった雰囲気が出ていたのだが、われわれを快く受け入れてくださり、とっても豪華なランチを提供していただいた。申し訳ない気持ちもあったが、最高〜〜〜!な気持ちが上回り、なんか魅了され大ファンになってしまい、その後焼肉みつなしを目的地として湯沢へ遊びに行く日々が始まったのであった。

とっても豪華なランチ


2015年5月24日

前回の湯沢旅が最高だったので、同じメンバーで再訪。この時は3泊4日の湯治プランで湯沢に滞在した(最高)。前回も今回も泥湯温泉奥山旅館。
焼肉みつなしでは、初めて醤油ラーメンを注文!この色の濃いスープ!えもいわれぬノスタルジックな味がするのです!何の味?わかめ?もしかして牛肉の何か?わからないまま何度も何度も食べに来る日々が始まったのであった。

食べるとすごくなつかしい、小学校の長い廊下・・・みたいなノスタルジックな映像が頭に浮かぶ不思議なラーメン。めちゃめちゃおいしくて、いろんな友達を連れてきて食べさせた。


2015年12月27日

大阪の友達が秋田に遊びに来てくれるとのことだったので、迷いなく湯沢へ連れて行った。冬。

焼肉みつなし外観
この日も醤油ラーメンをいただく。半カルビ丼とセット


2016年7月3日

ソウルメイトと行ってみたら、臨時休業だった。

お店の前で記念撮影
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2016年9月4日

リベンジ!ソウルメイトと当時秋田に住んでいた友達を連れて行って布教。

訪れるたびにとても嬉しいので、ついつい記念撮影しがち
醤油ラーメンと半カルビ丼のセット


2016年12月23日

冬の湯沢はいいよねえ。この日もラーメンとカルビ丼を食べたようだ。

半カルビ丼
醤油ラーメン


2017年11月4日

2017年の写真はこの日のものしか見つけられなかった。1回しか来ていないのかな・・・

地元の仲間たち4人で来た。自撮りに応じてくれない
お金持ちの人がいたので今まで頼んだことのないメニューを食べることができた
こんなお肉や
こんなお肉など


2018年3月11日

ソウルメイトと。湯沢の観光も欠かさない。

ソウルメイトとは毎回自撮りしてる
テールスープ。たしかソウルメイトが頼んだと思う

この日は事件が起こった。焼肉みつなしで食事をしたあと、なんとわたしの車がパンクしてしまったのだ。
焼肉みつなしの駐車場を出て一般道に出たところ、ドンドンとはずむので、急遽お向かいのスーパーの駐車場に入った。車のこととなると父に問い合わせるのだが、電話に出てくれた父によると、スペアタイヤが車の中にあるので、ジャッキとか十字の工具でタイヤを交換すればいいらしい。車の中を探し、スペアタイヤとジャッキは見つかったが、十字の工具がない。スーパーのお客さんが何人か寄ってきて「大丈夫か」と聞いてくれる。スーパーのお客さんたちも十字の工具を持っていなかったので、ソウルメイトが焼肉みつなしに借りに行ってくれた。すると東海林さんが十字の工具とともにやってきてくれ、スーパーのお客さんと協力してタイヤの交換までしてくれたのだ・・・。ありがたいことこの上ない。もう一生焼肉みつなしについていくと決めた。
湯沢はわたしの家から車で1時間30分は離れている。パンクしたとわかった時の心細さたるや。もうあまり覚えていないが。なぜなら湯沢の人たちのあたたかさに上書きされてしまったから。
スーパーのお客さんのお姉さんは「うちのタイヤあげるよ。旦那呼ぶね」と言ってくれ、空気圧とか見てもらいにガソリンスタンドへ行くべきだろうとJA-SSまで先導してくれた。JA-SSの人もタイヤの空気圧とか車の色々なところを見てくれた、無料で。それはないぜ。対価を支払わせて欲しかった。
お姉さんにもめちゃめちゃお世話になったので、なんか渡せそうないい感じのおみやげでも持っていれば・・・と思ったけど、何もなかった。焼肉みつなしで買ったホルモンがあったけど、地元だからいらないと言われてしまった。無事に帰れたのはすべて湯沢で出会った人たちのおかげです。ありがとうございました。
これ以外にもわたしは湯沢で何回かトラブルに見舞われているが、すべて湯沢の人のあたたかさを知るイベントとして昇華されている。合掌


〜長いので一旦区切ります〜

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