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❝越えていく大学❞

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大学に関するいろいろな常識やルール、 あるいは、大学を取り巻く障壁、限界、常識、 そしてそれらを果敢に乗り越えようとする試み。 ここではその取り組みを、探索してみたいと思います!
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特色入試を重ねてもインバランスな状態の解消とはならなかった京大。ついに「アファー…

京大が“アファーマティブ・アクション”に 踏み切る意味とは京都大学が3月に発表した「女子…

「女子枠」の設置が急速に広がるなか、ついに京大にも設置のニュースが。その衝撃は、…

ダイバーシティの嵐が吹き荒れる・・・多様化(ダイバーシティ)や包摂性(インクルージョン)の重…

生み出してしまった人間が永遠に背負うことになる責務——教育は生成AIから逃げること…

AIは不可逆的テクノロジー。だからこそ・・・スウェーデンの哲学者でオックスフォード大学教授…

過去を振り返れば、ソフト開発者が魔女狩りの被害に遭う悲劇も。そして現在、発達した…

教育とAIの話に移る前に、ここで一度、AIや生成AIが現在、世界でどのように見られているのか、…

生成AIとどう向き合うべきか—大学での教育・研究や入試では慎重論や様子見が大勢を占…

史上初の偉業の陰にはAIの支えが10月11日は将棋界において歴史的な日になりました。 まだ21歳…

一部に受験生へ使用禁止を打ち出す大学も。そこに込められた大学側の懸念と、これから…

受験生に対しての生成AIのメッセージはChatGPTをはじめとする生成AIの出現以来、国内の大…

大学は生成AIとどう向き合うのか。手探りながらも方向性を表明。

ChatGPTがもたらす衝撃、沸き起こる議論、危惧、心配・・・2022年11月、ウクライナに軍事侵攻したロシアが世界を不安に陥れている最中、衝撃的なニュースが地球上を駆け巡りました。 オープンAIが開発したChatGPTという名の生成AIの登場です。 まるで達人が創作したかのような流麗な文章、プロ顔負けのハイレベルな画像や音声の創作――おどろくべきこれらの生成物は、これまで人類が想定していたAIのレベルをはるかに凌駕するものでした。 人間にとって役立つツールが誕生したと

世界の諸問題解決に高等教育が果たす役割は甚大。その原動力を担うリベラルアーツの展…

原点に戻って、再構築をでは、これから日本の大学はどう進めばよいのか―― 特に、米国や欧州…

必ずしも定着したとは言えない日本国内のリベラルアーツ教育。数多くの「ボタンの掛け…

海外とは様子が異なってしまった長い歴史のなかで育まれてきたリベラルアーツ。 ここまで、大…

リベラルアーツの黎明より、ともに歩み続けた“音楽”と“演劇”が、様々な人々と協働…

20世紀の大指揮者も生んだハーバード大学前回は、上智大学における基盤教育センターの取り組み…

『ズバッと解説!共通テスト2023』ダイジェスト版

代々木ゼミナール教育総合研究所が、1月19日にインスタライブで実施した『ズバッと解説!共通…

既存の概念を越えた視点で模索し、再構築されていく、これからのリベラルアーツ。

リベラルアーツの火を絶やさぬように「大学大綱化」以降、すっかり下火になってしまった国内大…

教養教育を見直し、拡大することを選んだ東大。専門分野の枠を「往復」へ。

文理横断型=リベラルアーツ?日本国内における、リベラルアーツとは? 前回最後にご紹介し…

大学のリベラルアーツ教育は世界の難局を乗り越える切り札になるのか

“自由人”であるための学問21世紀に入り23年目——地球上では様々な問題や試練が渦巻いています。 こうした世界の現状に対し、大学は、何らかの解決への道筋を示しうるのか。 まさに高等教育機関として、その存在意義や真価が問われている、と言っても過言ではないでしょう。 そうしたなか、現在、中世以来、伝統的な大学教育として受け継がれてきた「リベラルアーツ」に、改めて脚光が当たりはじめています。 リベラルアーツ——その淵源は古代ギリシャにまでさかのぼるとされ、 古代ローマで概念化