見出し画像

【漫画のススメ】①ランウェイで笑って

こんばんは! よざくらです。

今日はファイターズのゲームがないので、好きな漫画を紹介してみます。

『ランウェイで笑って』とは?

漫画『ランウェイで笑って』とは、週刊少年マガジン(講談社)で2017年5月31日発売の26号より連載されている漫画です。

内容はタイトルからも想像できるように、ファッション業界を主に扱ったお話です。主人公は二人。モデルとしてパリ・コレクションに出演することを目指している女子高生・藤戸千雪(ふじとちゆき)と、影の薄い千雪のクラスメイト・都村育人(つむらいくと)。ふたりは全く接点なく過ごしてきましたが、ある日を境に深く関わり合う仲となっていきます。千雪はモデルとして、育人はデザイナーとしてお互い支え合い成長していく、というのが大きなストーリー展開の軸となります。

作者は猪ノ谷言葉(いのたにことば)先生。どうやら『星に願いを』という作品がデビュー作のようで、マガジン主催の新人賞で顕著な成績を残したようですが、詳しいことははっきりと分かりませんでした。ただ、大々的に発表している作品はこの『ランウェイで笑って』が初めてのようですので、新人作家さんということになります! 参考までに↓

【登場人物】藤戸千雪

本作のヒロインであり主人公のひとり、藤戸千雪。

彼女は小学4年生の時点で既に身長が158cmあり、ジュニアモデルとして大活躍していて、その将来を嘱望されていました。それは本人も同じで、自分は将来パリコレで活躍する! と信じていました。しかし現実は残酷で、そこから高校生に至るまで、全く身長は伸びず。パリのランウェイを歩くには最低175cmは必要と言われ、事務所もクビにされてしまいます。

性格はおてんばですが、モデルに対する熱意は人並み以上。ウォーキングの技術や、スタイルの維持など、随所にプロとしての努力の跡が見られます。学校の進路調査表には、「ハイパーモデル!」と記した彼女。ハイパーモデルとは、”父親の運営するモデル事務所・ミルネージュのモデルとして”パリコレに出演すること。果たして、その夢は叶うのか――。

【登場人物】都村育人

本作のもう一人の主人公・都村育人。

彼は何の特徴もない、ただの影の薄い千雪のクラスメイトでした。しかしある日、彼の進路調査表に書かれた「就職」の文字の下に「東京デザイナー専門学校」という文字が消された跡を、千雪が偶然発見します。そこから二人は出会い、千雪は育人の作った服を見て「デザイナー目指しなよ」と薦めます。しかし、彼にはそうできない事情があるのでした。

彼には、病気の母親と3人の妹たちがいたのです。家計は貧しく、家族の世話もしなくてはいけない。服も、服に掛けるお金を節約するために妹たちに作ったものでした。家事とアルバイトに明け暮れる生活の中では、とてもデザイナーを目指す資金も時間もなかったのです。

しかし、千雪との出会いによって転機を迎えることとなります。それを機に、本気でデザイナーを目指し始める育人。家族の応援も受け(この場面が本当に泣けるのですが)、夢を叶えることができるのか――。

厳選! おすすめポイント

ここからは、私よざくらが「ランウェイのこんなところがいい……!」というところを厳選してお伝えします。名場面揃いなので迷ってしまいますが、ネタバレしないようざっくり語っていきます!

おすすめポイント① 夢を愚直に追いかける姿が眩しい!!

このお話は、冒頭でも触れたように「ファッション業界」を題材としたストーリーです。しかし、その展開のアツさはスポーツマンガにも引けを取らないほど! 身長という抗うことのできない壁、やりたいことに全力を注げない環境、強大すぎるライバルの出現、やりたいこととできることの不一致――挙げたら枚挙に暇がないですが、とにかく「これは……」と同情したくもなる困難が次から次へ現れるのですが、それに立ち向かうひたむきな姿……そんなの、誰だって応援したくなっちゃうではないですか(泣)

そうなんです、自然と応援したくなっちゃうほど、キャラクターたちはまっすぐで、本気で夢を追いかけているんです。時には心が折れ、諦めそうになってしまうこともあります。けれど、そんなまっすぐな彼らだからこそ、傍らには支えてくれる仲間がいるんです。ひとりじゃないよと、そう支え合って苦しくても前に進んでいく姿には、涙なしでは見られませんでした。

おすすめポイント② 夢を追うって素晴らしい!

少し先ほどの内容とかぶりますが、この漫画を読んでいると「夢に向かってがんばることは、なんて素晴らしいんだ……!」と胸が熱くなります。私自身、ファッションなんて全く興味がなく、ファッションショーも姉が大学祭で歩いていたのを渋々見に行ったのみです。そんな私が「ランウェイの熱を直に感じてみたい!」と思うほどでした。

とはいえ実際に私がファッション業界を目指すことにしたわけではありませんが、そんなことは関係ありません。要するに、熱中できるなにかがあることの素晴らしさを、漫画を通して疑似体験したのです。

現実では、そこまで本気で熱中できる才能も見つけられていませんし、見つかったからといって上手く成功するとも限りません。しかし、結果が大事ではないのです。今まで「まあ生きていければ十分っしょ~」と思っていたけれど、せっかくだから何か頑張ってみようと思えたことが大事なのです。それこそ、生きる希望を与えるという漫画の醍醐味であり、存在価値なのです。

現に、自分は文章を書くことが好きなので、こうしてnoteを始めてみました。みなさんも、きっとそんな勇気をこの漫画から貰えるはずです。

おすすめポイント③ ファッションに興味が湧く!?

先ほど述べたように、私はこの漫画を読むまで全くファッションに興味がありませんでした。しかし、この漫画との出会いを機に少しだけ気にし始めたのです。そして、ファッションとは何たるかというところもおぼろげながら理解したので、「ファッションにはどんな意味があるのか」みたいなことも考えられるようになりました。なので、以前よりも前向きにファッションを捉えられるようになったと思います。

そして、単行本には、各話の間に「ファッション用語解説」が載っており、今まで全く触れてこなかったファッション業界を少し知ることができます。ファッションやモデルを題材にした物語というのもそんなに多くはないと思うので、今まで知らなかった世界に触れるのにはもってこいだと思いますよ♪

まとめ

いかがだったでしょうか? 今日は『ランウェイで笑って』を紹介しました! ちなみに2020年8月2日現在、16巻まで発売されています。

どうやらあのはじめしゃちょーさんも大ファンであるという本作。

みなさんも是非、お手に取ってみてはいかがでしょうか♪


この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いします!いただいたサポートは、より良い記事を書くための研鑽に使わせて頂きます!