シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 ネタバレ感想雑記

【この文書はシン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇のネタバレを数多く含みますので注意】

1日で3回(最速7時からノーマル上映、その後MX4D上映、IMAX上映)も観たので文書はまとまらないけど感じた事を吐き出さないとヤバそうだったので投げちゃいます。

まずは四半世紀に渡る物語の完結を見守れた事に感謝したい。


以下内容に触れるネタバレ

スーパーネタバレでのオススメとしては

漫画版を読んでから観るとより理解が深まる気がした。碇ユイ(旧版準拠なので綾波ではない)と真希波マリの話である14巻収録の番外編含め

結末からもう触れちゃうけども締め方といいゲンドウの行動原理等は旧版が下敷きになっているから新劇場版とは別物だけども漫画版の人類補完計画発動前まで方がゲンドウの心理描写も細かく近しい内容かと

そしてすべてのエヴァンゲリオンにさようならと言ってる以上漫画版の結末はどういう扱いなのか?と思うけど

劇中で巻き戻しでもでもやり直しでもでもない新世・紀(ネオン・ジェネシス)だと言ってるので漫画版の結末もまた違った新世紀なんだろうなって

漫画版のタイトルは旧アニメ版踏襲の「新世紀エヴァンゲリオン」だし


スーパーネタバレ雑感

3作連続でマリの歌で始まるのヤベェ楽しいなと思ったけどアバンの冒頭部分最後のマリの台詞が思いっきりマジモンのフラグだとは誰が思っただろう??

伊吹マヤの「これだから若い男は」も回収せずだった……オチはついたけど

あとは「副長先輩」といい彼女の拘りがおもろいよね

旧アニメ放映時に14歳前後だった少年少女はオペレーター組、日向マコト青葉シゲル伊吹マヤ辺りと年齢感近い感じで20代半ば+14年

マヤが部下を叱るシーンは共感性めっちゃあるぐらいの年齢だわなぁと

もーみんなオッサンになったよ……


アバンのバトルは4DXで見た時にたまらん激しさだった

エッフェル塔攻撃のエクスキュゼモアエッフェルのカッコ良さは言うまでもなく

陽電子砲という序で懇切丁寧に描かれたのを敵として出すセンスにも脱帽!

パリはやはりナディアも思い出すけども

アバン終わり

トウジ・ケンスケ・ヒカリ

これは本当にマジで嬉しい再登場だった

14年経って28歳ですかね。新劇場版開始時に14歳だった少年少女は同い年

そりゃあ子供もできますわな。

アスカのケンケン呼びは、とかく名前をちゃんと呼ばない新劇場版のアスカにしてはちゃんとした愛称だと思ったらここがフックだったのね

あのワンダースワンちょい進化みたいなはーどはやりたいよなぁ

アヤナミレイ(仮称)ちゃんの人間らしい生活とヤサグレシンジの対比からの流れは

ナディアの島編みたいになるのかな?って一瞬でも過ぎった頭をザックリと裏切ってくれた

加持さんとミサトさんの息子!CV内山昂輝!

内山昂輝くんがエヴァンゲリオン出るとは!!

しかも防護服に貼ってあったガムテにマッキーで書いた名前は筆記協力に名前有ったから内山昂輝くん直筆っぽいすね

未婚の母+未亡人+名乗り出れない母+司令官みたいな状況においてはQでのテンパリっぷりも理解ができたし、当たり前だけどQとシンでセット観すると理解が爆速まるなぁ

鈴原サクラとシンジくんのやり取りに「女房か!」って突っ込むアスカにもやはりアラサーを感じた

あとはマリがアスカの髪を切るシーン

あれは漫画版の碇ユイが真希波マリの髪を結ってあげるシーン読んでるかどうかで理解が全然変わってくるやつ!

そもそもマリの年齢が止まってる謎は「エヴァの呪縛」としか解明されなかったなぁ年齢的にはゲンドウの4つ下とかそこら辺だよね30年前からずっとエヴァの呪縛なのかなぁ?

リっちゃんミサトの軽口からのアイキャッチ懐かしすぎて泣いたし、この二人の20年来の友人関係はエヴァンゲリオンと共に20年来歩んでる人達にはみんな刺さったんじゃ?

あとはアスカが怒ってた理由が俺がヱヴァ破で1番感じていた「第9使徒ちゃんと自分の力で倒してエントリープラグ救出したらそれで良かったじゃん?」ってのをアスカ自身が突っ込んでくれたのが最高に共感できた!その後の寂しい告白も……せつねぇ

最終決戦ヴンダーの突貫戦法で葛城ミサト腕が一切鈍ってないの感じた、これこれ!この無茶ですよ!ってなる

エヴァ新2号機の出撃の時にJA装備って台詞があってジェットアローン……って懐かしくなった!

新2号機vs13号機

アクション作画的にはここマジモンのスゴモンだった、アスカ内の第9使徒はカヲルくんが第1使徒だ第13使徒に堕とされただとか騒いでた割にはずっとおったのね!って感じた

スパロボでの最強武器で再現して欲しいアレ


13号機はゲンドウと式波モデルオリジナルのダブルエントリーだったってことなんかな?

新劇場版ではアスカも量産型だったって感じなんだね……

ゲンドウがゼーレ化判明とヴィレ内輪もめ

北上ミドリと鈴原サクラの台詞が

エヴァンゲリオンに乗った為にとんでもない事になった碇シンジと、エヴァンゲリオンを作った事でとんでもない事になった庵野秀明さんが重なるような台詞だった

庵野さんにとってもエヴァンゲリオンは命の恩人と親の敵が合体したような呪いだったのかなぁとか思っちゃった

でもやっぱりシンジ最初に乗ったから救われた

エヴァンゲリオンがあったから救われた人が沢山沢山おるよなーって

ミドリの台詞は庵野さんへのツッコミみたいなメタとも読める台詞多くて楽しかった「おかしいよ!」とか「エゴじゃん!」とか

箱庭ウルトラマンをやっちゃった初号機vs13号機めっちゃ面白かった

冬月と真希波のやり取りもこれまた漫画版番外編読んでると感慨深い……


DATの返却とゲンドウの独白ゲンドウの人生の話

ここはめっちゃ庵野秀明さん本人なんじゃないかなぁとみんな若干思いますよねw

でも自分も割と独りの方が良いタイプなのですごくわかりみがあった


ミサトさんとリツコさんの最後だけ名前呼びになる件も最高に長年のパートナーへの別れみたいで凄い力強かったし、未来を頼むと言ったら断れないこともわかってるミサトさん……

槍を届ける最後の加速で帽子を取り髪を解いてあの頃のミサトさんになるのはロボットモノの最終回1号ロボ展開や勇者シリーズのマスク割れ以上のエモさでヤバかった

カヲルくんによってループがあった事が確定的になるんですが電車内ってのがまた山手線みたいなループを想起させて面白かったですね、記憶があるままやり直ししてるのはカヲルくんだけで加持さんとのやりとりでどこかは司令官だったみたいな感じ?……わからん

綾波レイだけどアヤナミレイ(仮称)も内包されてるのかつばめちゃんの人形を抱いてるのも興味深かったけどこれもわからんw

新世紀のタイトル回収があって

初号機とシンジと共にあった碇ユイさんの長年の意味が判明するシーンは

ここで松任谷由実さんの曲の林原めぐみさんのカバーがかかるのがやばかった

ここも漫画版でずっと見守ってる的な描写もあったので繋がってるのかはわからないけどもそれも断ち切れたのかな

夫婦でエヴァとシンクロするような描写で槍でエヴァが無い世界にしたのはシンジくんでもあるけど最終的には親の力も借りられた意味もすごくあった


んで真希波が迎えに来るシーンが青い海の波打ち際なのも赤い海の世界が変わった感じがして美しかった、からのアバンのフラグ回収


そして新しい世界

売れるアニメ映画神木隆之介の法則wwww

でもゲンドウに庵野秀明さんを重ねるのはあったんだけど

新世界のシンジと一緒にいた真希波には安野モヨコさんを重ねたんですよね

旧版には出てない彼女は閉塞した旧エヴァンゲリオンから庵野監督を救ってくれた存在な気がして……!

そしてEDが新曲に加えてサプライズでBeautiful Worldがゲンドウの事を歌ってるのがヒシヒシと感じさせるエンドロールで終了


旧劇場版と展開は違えどゲンドウくんがユイちゃん好きすぎてやらかしたのは変わらずにそこは多少の拍子抜けはあれど

すべてを内包しやり直すでもなく新世紀を迎えるというのは実にリビルド作品らしくて作品が作品を自動的に語ってくれた感。

とても綺麗に終わった清々しさがあった。

真希波の謎とかニアサードインパクトとその後のサードインパクト阻止辺りの時間の流れとか知りたい情報は沢山あれど消化不良感はまったくないですな!

良いシリーズでした!

TVシリーズ、旧劇場版、新劇場版どこから見始めた方も……エヴァンゲリオンに魂を縛られて生きてきた方々の解放という意味での計画は成功したかな?

個人的には去年親父が突然亡くなったので。

ケンスケがシンジとアスカと共に墓参りしてるシーンが1番印象に残りました。

長々とした雑記を読んで頂いてありがとうございました。

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