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挑戦の足枷

人と話をしていると、やりたい事や好きな事をやる際に他人から叩かれないか、嫌われないかを気にしながら行動している人が驚くほど多い。
ちょっと批判的な意見を見かけただけで行動を制限してしまう。

人から嫌われるのって、そんなにダメな事なのかしら。

いや、やだよね。僕だって出来る事なら皆に嫌われたくないし愛されたい。
だけど、それって自分の想いや自由、信念を曲げてでも手に入れたい物なのか。

そんな話をすると「皆、貴方みたいに強いわけではない」と言われる。必ず。
僕だって強いわけじゃないよ。ただ、それがどれだけ大した事ないか理解してるだけだと思うんだよなぁ。


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今思えば、小学生の頃ブームの中ヨーヨーを始めて、周りがやめていった後もやり続けていた僕(&兄)は、物凄くマイノリティな存在だった。

いつまでやってんの。古い。ダサい。散々言われた。

それでも辞められなかった。第一誰に迷惑をかけている訳でもなく、何故批判されていたのか今でも理解できない。

当時ヨーヨーは小さなカルチャーだったけど、それでも少数の人間によってコミュニティが形成されていた。
皆それぞれの社会でマイノリティとしてヨーヨーを楽しんでいた。だからこそコミュニティ内の結束力は強かった様にも見えた。

強いコミュニティの中には村社会が生まれやすい。今度はその中で批判や差別が行われる様になる。
当時は2chが流行っていた背景もあってか、それぞれが好き放題匿名で書き込みをしていた。僕の事はそこまで多くは書かれ無かったけど、それでも多少態度や容姿をイジられたり罵倒された事はあった。中高生の身としては流石に少し傷ついた。

サーカス学校を出て東京で大道芸を始めてからも、あらゆるコミュニティで笑われたり否定されたりを繰り返してきた。
僕は新しいことを試したがるし、誰がどう見ても「無謀」と思えることにも積極的に手を出す。結果が出るまでは痛いやつに見えていたのかもしれない。
失敗も沢山したけど、その全てが今の僕を形成している。後悔はひとつもない。


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その他にも、YouTubeで上げられた動画に世界中から大量のバットが付いたり
ストーカーまがいのお客さんから「○ね」とメッセージが来たり
色々あった。ここに書けない様なことも沢山あった。

僕は自分がした失敗や間違いで批判されることに関しては受け入れているつもりだ。本気で僕を心配して、全力で止めに来てくれたり叱ってくれた友人や先輩もいた。それに救われた事も多々あった。

でもここに上げた出来事は全て理不尽で、決して受け入れ難い
いわば「いじめ」であった。

ある時気づいた。弱い犬ほどよく吠える。
皆自分が否定されたく無いから、先に他人を攻撃する。
攻撃的な人、声が大きい人には誰も歯向かわないもんね。

吠えたければ存分に吠えさせてあげればいい。
それが集団となり、より大きな力に見えようが、関係ない。
あえて仕返しもしない。無関心に、避けて生きていくだけだ。
昔と違って今は容易にそれができる。良い時代を生きていると思う。

どれだけ誠実に親身に生きていても、失敗はするし気に食わない人は出てくる。批判的な意見もあるだろう。
この時僕は、それが建設的な意見なのか、ただの「いじめ」なのかを見定める。
意見は意見として親身に受けて、改善すべきところは改善する。
そして感情的に叩かれている部分は秒で無視している。
人生は短い。妬み嫉みに付き合う時間は無い。

そう考えると、批判的な意見というのは只々ありがたいものだ。
嫉妬やいじめを削ぎ落とした先には、驚くほど重要な、自分達では気付けない情報が詰まっている。わざわざへこむ事は無い。

改善出来る部分は改善するし、出来ない事は諦める。ごめん。
意見をくれた人にも出来る限り誠実に向き合い、難しければ諦める。ごめん。
でもそれ以上でもそれ以下でも無いんだ。

さてさて、そろそろまとめに入ろう。
僕はこれからも様々な事に挑戦する。
批判も受けるだろう。でも気にしないよ。
気にしないから、意見があれば何でも言って欲しい。
そこに嫉妬やいじめ的な要素がなく本気で僕の事を思って言ってくれているなら、僕は貴方にとても感謝をするだろう。
何故ならそれはとても勇気のいる行動で、
僕達が前に進むために必要な事だからだ。


大きなことを成し遂げようとすると、最初は必ず、必ず後ろ指を刺される。
でも世界で戦うって、そういう事だと思うの。
それを乗り越えた先でしかスポットライトはあびれない。
あの感動に比べれば、他人にどう思われるかなんてどうだって良い。
僕にとってほとんどの挑戦は、ローリスクハイリターンだ。

僕はこれからもスポットライトを浴び続けるし
僕が大好きで大切な物・人にライトを照らしていきたい。


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年末になんだか熱くなってしまった。
でも僕は熱い人がすきだから、僕自身も熱く生きていきたいんです。
皆様良いお年を。2022年もよろしく。

Naoto

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