【オススメ書籍】現場のドラッカー

「財務3表一体理解法」を書かれているさんの國貞さんの書籍。


経営者向けのものだが、1つの組織や個に転用して考えてみても、
重なるぶぶが大きく、示唆深いものが多い。

■この本を読むと良い人

・事業責任者、マネージャー
・ある領域での自身の位置付けや戦い方を思考したい方

■この本で学べること

・事業や組織がなぜ存在するのか
・何を明確にする必要があるか

◆メモ


①社会は生き物であり、組織はその1つ。組織の存在目的は常にその外側にある。

組織内で話していても、自分たちの組織目的はわからない。
自分たちの外側である、顧客の声なしでは語れない。
内側にあるものではなく、事業や組織の価値は常に外側にある。

こうしたテーマを議論するときに、どうしても内向き議論になるが、外側を向いて議論する必要性を感じた。

また、個人として捉えても、個人の価値や競争優位は内側ではなく、外側にある。外部からの声や評価からしか見えない来ないのかもと思った。

そこで捉えた存在意義や価値も、現時点のあくまで仮説であり、変わり続ける。静的に捉えるのではなく、定期的にそれを見つめ直す仕組みやポイントが必要そう。

②知識労働者の生産性を上げるには。

仕事の目的を捉え直し、何をやるかとプロセスの統合。
知識労働者は、手段を目的化しやすい。

目的に立ち返り、何をやるべきかを捉え直すことで生産性が変わる。

個人レベルでも、組織レベルでもまさにそう。
目の前の入ってくる業務を対応して、常に忙しそうで仕事をしているつもりになりがちだが、事業や組織の価値に立ち返り、プロセスの統合や改善を進めていく必要がある。

③事業や組織の強み

他社が苦労したもので、自社がさしたる苦労もなくできたのものは何か?

これは、事業も組織、個人も同様のように感じた。
自身で自覚しているものではないと思うので、やはり外側にある顧客や協働者からFBを得ながら、輪郭を捉えていくしかないように感じた。


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