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私の作品PR

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私が創作した音楽、映画、小説に関する投稿をまとめています。 記事を読んで興味が湧いた方は、是非その先に進んでください。 基本的に全て無料公開しています。
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その音楽は誰に届けたいと思って創作しているのか

noteでも何度か記事にしていますが、3月19日に2曲(2部作)をアップした。 音楽はもちろん、デジタル化が可能な創作物はインターネットによって個人の発信が容易な世界になって久しい。 その時期を具体的に示すことは難しいが、プラットフォームの成熟に伴い、その数は増え続けている。 成熟するということは飽和することでもあり、黎明期のような破壊的な享楽を味わう経験に出会える頻度は下がり、画一的な世界が資本主義的宿命を以て造成される。 そんな時代に突入している現代において、クリエ

ほぼ一人制作者の宅録機材紹介 ~ ここまで出来るDTMの世界 その1

この記事ではこの曲で使用した機材を紹介します。 楽器を宅録している方や、ドラムやシンセなどを打ち込んで制作しているクリエイターの方にとって、何かしら得るものがあれば幸いです。 参考までに最近作った曲(動画)をご覧ください。 DAW DAWとは、デジタル・オーディオ・ワークステーションの略で、コンピューターで音楽制作する上での必須ソフトウェアです。 各社いろいろ発売されておりますが、私が使用するのは Cubase Pro 12(Steinberg) 言わずと知れたメジ

ほぼ一人制作者の宅録機材紹介 ~ ここまで出来るDTMの世界 その2

前回は楽器やインターフェイス、基本ソフトや打ち込み音源について紹介しました。 今回はミキシングで使用しているエフェクトをご紹介します。 前記事の最後にも書いた通り、エフェクトはたくさんあり、楽曲や使用楽器、方向性などで同じプラグインや設定でも聴こえ方は大きく変わります。 いつも同じ設定というわけには中々いかないのですが、そこがオモシロいところでもあります。 創作とは正解のない世界だからオモシロい。タイパ(時短)なんて言ってないで、まずは色々いじって自分なりの好みを見つけ

エルサレムの死神 Part2 尊き死の福音

新曲紹介第2弾です。 二部作の2曲目ですので、曲の解説とPart1を聴いていない方はこちらの記事をまず見ていただくのが良いと思います。 2曲目は変拍子や転調など展開がそこそこあるので、5分超の曲ですが短く感じるのではないでしょうか。 Aメロ、Bメロ、サビといったパートはありません。 大体3つのパートに別れています。 7/8の変拍子を入れているパートがあるので1曲目よりプログレしていると思います。 それでは、お聴きください! 以下曲情報です。 エルサレムの死神 Part2

エルサレムの死神 Part1 終わりの始まり

新曲紹介第1弾です。 仮想現実で満たされたアフターシンギュラリティにおける「死」と、それ以前の「死」の差異とは何か? この曲のモチーフは近未来SFミステリー『∞D - 夢想幻視のピグマリオン -』(P.N:漆野蓮)の中の「エルサレムの邂逅」というエピソードです。 未来人の凪雫は、21世紀人のジャーナリスト一波とエルサレムで遭遇した死神によって、生きることの本質的な意味に気づいていく。 そんな心の変化を曲にしました。(二部作) なお、ギターはすべて私が弾いています。 それ以

人工知能は21世紀の夢を見るか?

SFミステリー小説『∞D - 夢想幻視のピグマリオン -』(ペンネーム:漆野蓮)の世界をモチーフに曲を作りました。 サウンドはストレートなHR/HMで、爽快なナンバーになったと思います。 キャラクターデザインはDakenさん。 小説の方もぜひともご覧くださいませ。(ストーリーが分かると動画内のキャラの組み合わせの意味が分かります) 小説『∞D - 夢想幻視のピグマリオン -』 https://ncode.syosetu.com/n4958hv/ Vocalは合成音声ソ

夢見るはっぴーえんど Part3

本企画最後の曲となります。 曲調的に鏡音リン・レンがしっくりきたので初音ミクではなく、こちらを使用しています。 今回のみ、歌詞は旧友のホサキユウマ▲5氏に、そしてイラストはこれまでと同じ葛飾ヤコペッティさん。(動画用にアレンジしています) 締めの曲にぴったりかと思います。 夢見るはっぴーえんど Part3 VOCALOID:鏡音リン(V4X) 手渡した風船に エンタメじみたポーカーフェイス 無機質ないでたちで 水面に淀むウェルカムゲート 手放した風船は 五線譜上で旋律

夢見るはっぴーえんど Part2

連作の2つめはアップテンポなナンバーです。 幸せって何でしょうね。 幸せの始まり、終わり、ハッピーエンドは何が終わるのでしょう。 そんな随想を歌にしたシリーズです。 夢見るはっぴーえんど Part2 VOCALOID:初音ミク(V3) ぬかるむ世界まどろむ未来 手探さぐりまさぐり一歩ずつ 東西南北前後左右 果てなき果ての更に果て 掴む幸せ手離す幸せ 貪る幸せ宿る幸せ 来る幸せ過ぎゆく幸せ 思い出す幸せ思い描く幸せ 千変万化の幸せサイクル 諸行無常ゆらゆら漂う 僕の幸

夢見るはっぴーえんど Part1

曲を公開しました。 『はっぴーえんど』を夢想する楽曲とイラストをお楽しみください。 夢見るはっぴーえんど Part1 VOCALOID:初音ミク(V3) 終わりなき旅路の果て 果てなき旅路の終わり 終わりはいつも突然 突然の終わりは必然 はっぴーえんど はっぴーえんど 幸せな終わり はっぴーえんど はっぴーえんど 幸せの終わり ゆらゆらゆら漂う ふらふら彷徨う心 滿汐引潮永遠 永遠に続くよ終わり 波打ち際から沈む 沈みゆく先には楽園 作詞・作曲・動画:YOYO

再生

冬の仮初め虚ろな悪夢

『迷宮奇譚』の最後を飾る曲は冬です。 この曲は前3曲、春夏秋とは違い、有名なプログレッシブロックの名曲のオマージュを散りばめています。 KING CRIMSON、DREAM THEATERの影響は感じられるのではないでしょうか。 しかし、日本語歌詞なのでそれに合わせた作りとなっています。 結構コアな曲だと思うので、3曲の中でも再生数は少ないです…… でもかなり弾いていて気持ちのよい曲なんですよね。 よかったら聴いてください。

年々秋が遠くなっていく気がする。 といっても、それは豊かな四季のある国にいるから感じられることなのだろう。 季節は平等じゃない。 それぞれの地域によって、自然はそれぞれの顔を持っている。 日本の四季の移ろいはとても好き。 日本語は同じ意味を持つ単語が多いと思うけど、争いも少ない一民族国家ゆえに、興味関心が自然へと向かっていたのかもしれない。 そんな四季を自分の実存と絡めて制作したのが、『迷宮季譚』というプログレッシブロックのミニアルバム。 春と夏は以前紹介しましたの

振り返る舞台裏遍歴 後編

前編はこちら 京都時代 後期さて、30歳になろうかという時に、地元の幼馴染から連絡が来た。 あ、漫画は23歳を最後に描いていない。 大学の通信教育期間はモラトリアムと思ってインプットがメインだったが、京都に渡って映像の仕事に就いてからは余裕が無くなってしまったのもある。 そもそも映像の仕事をしようと思ったきっかけは、いずれ映画を作りたいと思っていたから。 本を真剣に読み始めた高校時代、同時に映画も趣味の一つになった。 名作と言われる作品を片っ端から観ていったが、10代で理

短編小説 2本目

こちらのイベントに応募する2本目の小説を投稿しました。(小説用アカウントにて) 応募締切りまでまだありますので、文章の練習として投稿していこうかと思っています。 小説にとって2000字って、Twitterの140字みたいな感じですね。 この縛り、結構面白いです。 作品名は「日常のアンビバレンス」です。 お時間ありましたらご覧ください。

noteのコンテストに応募する

noteにはハッシュタグで応募できる楽しそうな企画がいくつかありますね。 ということで私も参加してみました。 こちらです。 固定記事に記載していますが、私、小説の創作にはペンネームを使用しています。 ということで、noteアカウントを新たに作成し、そこから投稿しました。 2000字は思い浮かんだアイデア一つで何となく形にできる、丁度いい分量ですね。読む方も身構える必要がないですし。 ちょっとした空き時間などで読んでいただければ嬉しいです。