球界激震!?ファン困惑!?立浪竜超改革か!?ドラゴンズ阿部寿樹選手と楽天涌井秀章投手がトレードへ!!ドラゴンズファンの率直な感想
現在プロ野球はストーブリーグの真っ只中、各球団新たな戦力を獲得しており、来季へ向けてのチーム改革を進めています。
とくに日ハムは阪神、西武、オリックス相手に3回のトレードを成立させ、さらにはFAの伏見寅威選手の獲得へ動くチーム改革
巨人は長野久義選手を無償トレード、さらには自由契約の松田宣浩選手を獲得しベテランの力で戦力アップ
ソフトバンクはFAの嶺井博希選手の獲得、オリックスもFAの森友哉選手の獲得に動いています。
さらには日ハムの近藤健介選手がFA宣言をしており、近藤健介選手をどの球団が獲得するのか注目を集めています。
一方我らがドラゴンズは補強の音沙汰は聞こえず、一体どうした!?と思われた矢先、11/15に球界を激震させるトレードが発表されました。
ドラゴンズの阿部寿樹選手と楽天の涌井秀章投手のトレードが成立しました。
阿部寿樹選手とは?
阿部寿樹選手は2015年のドラフト5位で26歳の社会人選手からプロ入りした遅咲きの苦労人です。
3年目までは主に遊撃手を守り、二軍では4番遊撃手を務めることもありましたが、なかなか一軍で結果を出す、28歳の3年目終了時点で通算25安打と、いつクビを切られてもおかしくない選手でした。
それでも2019年に与田監督に二塁手として開幕スタメンに抜擢されると、そのシーズンに
129試合 打率.291(447-130) 7本 59打点 OPS.742
と覚醒し、二塁手のレギュラーを掴み獲りました。
しかしながら2021年シーズンは打率1割台と絶不調に陥り、故障もあり二軍落ち、年齢も31歳のため、スタメンも剥奪されてしまいました。
それでも今シーズンの2022年シーズンはスタメンを剥奪されたどん底状態からOP戦で要所要所結果を残し、高橋周平選手の故障もあり二塁手として開幕スタメンを再び掴み取り見事に復活。
前半戦は主に5番二塁手、後半戦は3番三塁手起用、時にはチーム事情により外野手起用とユーティリティに起用されつつも、チーム本塁打数2位、チーム打点数2位と結果を残し、夏場には球団タイ記録となる8打席連続安打を記録しました。
涌井秀章投手とは?
涌井秀章投手は2004年ドラフトで西武ライオンズにドラフト1位で指名された投手です。
プロ野球ファンなら涌井秀章投手の名前を知らない人はいないほどの大投手で、あの松坂大輔投手の後継者として西武のエースに君臨し、沢村賞、最多勝を獲得し、侍ジャパンにも幾度と選出された素晴らしい投手です。
2013年オフに地元となる千葉ロッテマリーンズへFA移籍し、2015年には最多勝を獲得し、千葉ロッテでもエースとして君臨しました。
2017年オフに海外FAを宣言するも獲得球団がなく残留し、2019年オフには東北楽天ゴールデンイーグルスに金銭トレードで移籍し、2020年にNPB史上初の三球団での最多勝を獲得しました。
今シーズンは春先の故障等もあり夏場まで戦線離脱していましたが、先発完投勝利を挙げる等、大ベテランの年齢になってもタフネスさは健在しています。
~感想~
今回のトレードに関してドラゴンズファンとしての率直な感想ですが、まず涌井秀章投手をトレードで獲得したことに関してとても驚き、興奮しました。
中日ドラゴンズよくやった!!と思いました。
しかしそのトレードの対象となった選手の名前を見た瞬間、愕然としました。
まさかまさかの阿部寿樹選手を放出!?
中日ドラゴンズ、何やってんだお前ェっ!!
今シーズンのドラゴンズはいわずもがな、本塁打数、得点数共にリーグワーストを記録し、これが原因で今シーズン最下位となりました。
そのチーム状態の中でも阿部寿樹選手はチーム2位の本塁打数、打点数を記録しており、チームに欠かせない選手です。ただ9本塁打、57打点でチーム2位の成績となっていることは、戦力のレベルがかなり低いということでもありますが…
また、打線については本塁打数チーム3位のアリエル選手の退団により、ドラゴンズの来季の打線は弱体化は予想されており、アリエル選手に代わる補強+去年の打線を上回る補強を最低限でもしないといけなかったのですが、ここにきて阿部寿樹選手の放出は、最早意味が分かりません…
さらにさらに、今回のトレードに関しては何と中日側から楽天側へ持ちかけたトレードということが判明し、中日側もチームの若返り方針のための苦渋の決断だったということも説明されました。
阿部寿樹選手は来季の年齢は33歳、年齢的にも二塁手としての守備がキツくなってきているので来季は三塁手起用が明言されていました。
また、三塁手には石川昂弥選手、高橋周平選手がおり、今シーズンは春先で石川昂弥選手が離脱しましたが、怪我が完治し万全の状態なら石川昂弥選手を三塁手として起用されることが予想されています。
高橋周平選手も2年連続で成績不振で崖っぷちの状態ですが、来季の年齢は29歳と主力としてやってもらわないといけない年齢でもあり、実績もゴールデングラブ賞2回ベストナイン1回と、実績もある選手です。
そうなると石川昂弥選手、高橋周平選手を優先的に使いたいという気持ち、チームの意図は分かりますし、年齢的にも阿部寿樹選手が来季も同じ成績を残すのかどうかは分かりませんので、放出した理由もある程度は分かります。
しかしながら今シーズン阿部寿樹選手が結果を残したのは事実であり、石川昂弥選手がまた離脱、高橋周平選手が復活しない可能性もあるので、阿部寿樹選手の放出は時期尚早ではなかったのか?と思います。
さらに阿部寿樹選手の放出とアリエル選手の退団により、打線が更なる弱体化、アリエル選手と阿部寿樹選手の穴を埋めてこそようやく今シーズンの打線に並ぶということも理解しないといけません。
それでも今のままではドラゴンズは何も変わらないという状況なのも事実。
他球団では巨人がかつて村田修一選手を放出し、4年目の岡本和真選手を三塁手として起用し、30本100打点を記録する大活躍を見せました。
今回の阿部寿樹選手の放出はハイリスクハイリターンなチーム改革でもありますが、ハイリターンになることを願うしかありません。
そして、新たに獲得した涌井秀章投手ですが、実績としては文句無し、むしろ本当にドラゴンズにあの涌井秀章投手が来るのか!?という思いしかありません。
今シーズンのドラゴンズの先発投手陣の成績ですが、
大野雄大投手、柳裕也投手、小笠原慎之介投手、松葉貴大投手、高橋宏斗投手の5人で39勝41敗となりました。(何故負け越しているかは触れてはいけない)
一方で、この5人以外の先発投手の成績は4勝20敗と凄まじく負け越しており、ある意味では先発投手が揃っていないということが分かります。
また、今シーズンのドラゴンズは最下位なのですが、66勝75敗の借金9と最下位としては借金が少ない成績でした。
この4勝20敗の借金16は先発の穴とも言え、チームの借金9を上回る悲惨な成績と言えます。
よって、この穴を埋めるべく涌井秀章投手を獲得した、ということは全く間違いではありません。
それでも阿部寿樹選手の放出によりプラス面よりマイナス面の方が大きいのでは?と思われても仕方ありません…
ただ、阿部寿樹選手の放出を悔やんでも、もう済んだ話なのでいくら悔やんでも阿部寿樹選手がいないのは事実です。
今は辛かろうがドラゴンズファンたち…!!
それらを押し殺せ!!
失った物ばかり数えるな!!
無いものは無い!!
確認せい!!ドラゴンズにまだ残っておるものは何じゃ!!
選手がいる゛よ!!!!!!!!!!
涌井秀章投手も来る゛よ!!!!!
改めて、涌井秀章投手、ドラゴンズにようこそ!!
ドラゴンズには西武OBの和田一浩打撃コーチ、千葉ロッテ時代の投手コーチの落合英二ヘッドコーチ、さらには加藤翔平選手、そして横浜高校の後輩である柳裕也投手がいます。
その柳裕也投手と涌井秀章投手は自主トレする仲なので、涌井秀章投手の技術をドラゴンズ投手陣に浸透させてほしいと思っています。
とくにドラ1ルーキーの仲地礼亜投手は柳裕也投手に似たタイプの投手で、柳裕也投手もまた涌井秀章投手に似たタイプの投手です。よって仲地礼亜投手に涌井秀章投手の技術を教え込んで欲しいですね。
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