立浪竜21年ぶりOP戦同率首位フィニッシュにファン狂喜乱舞!!今年は本当に今までと違う!?OP戦成績まとめ
2024年ペナントレースへ向けて、最後の大詰めとなるOP戦もついに全日程が終了しました。
我らが中日ドラゴンズも立浪監督契約最終年となる3年目。2年連続最下位という屈辱となる前年シーズンからの逆襲を図るシーズンとするため、今オフは中田翔選手の獲得という大型補強を敢行するなど、今シーズンに向けて着地と準備をしてきました。
そんな去年から生まれ変わったドラゴンズがどのような実力を持っているのかお披露目となるOP戦の結果は…
なんと…!!!!!
中日ドラゴンズがチーム21年ぶりとなる同率首位でOP戦終了となりました!!
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ついにやり遂げたOP戦首位!!たかがOP戦ごときでと言われそうですが、去年のドラゴンズは借金26、シーズン中は最大借金29という近年史上類を見ない弱さであり、2年連続最下位という球団史上初のワースト記録を樹立してしまった大暗黒状態でした。
まさに負け癖がついていてもおかしくない状態、そんなチームがOP戦を同率とはいえ首位で終わらせたことはまさに快挙!!
さらに引き分け挟んで6連勝のままOP戦を終え、最後の試合にあっては1-0の1点ビハインドの状態から9回裏に逆転サヨナラ勝利!!
去年までのドラゴンズでは考えられなかった試合運びをOP戦で数々見せたことは、これは今シーズン期待しても良いのではないでしょうか。
とくにチーム防御率はリーグトップ!!
唯一のチーム防御率1点台という異次元の投手力を見せました。
次に個人成績を見てみましょう。
~先発~
先発投手の成績は以上のとおり。開幕投手については立浪監督が柳裕也投手と明言しており、さらに涌井秀章投手が開幕2試合目、メヒア投手と梅津晃大投手も開幕ローテ入りと明言しました。
残る二人も成績から見ると小笠原慎之介投手、大野雄大投手で決まりでしょう。
一方で高橋宏斗投手は実は2年連続で自身が敬愛する山本由伸投手の投球フォームを模倣した投球フォームで春季キャンプに臨んだのですが、結果的にこれが制球が全く定まらず打者と全く勝負にならないという散々な結果となってしまい、キャンプ中に投球フォームを戻したのですが、これも今だ制球力が定まず、OP戦では自滅するピッチングが続き、結果として投球フォームが定まるまで二軍という、開幕二軍スタートと明言されました。
なお松葉貴大投手、福谷浩司投手の中堅投手はOP戦登板はありませんでしたが、二軍で結果を出しており、さらに根尾昂投手もOP戦では粘りのピッチングを見せたので、万が一に備えての先発投手も控えています。
~リリーフ~
リリーフ陣は以上のとおり。去年破竹の活躍を見せたリリーフ陣がOP戦でも結果を出しました。
守護神はR.マルティネス投手、セットアッパーは侍ジャパンに選出された松山晋也投手、7回のストッパーはOP戦8試合登板で防御率0.00の勝野昌慶投手で間違いないでしょう。
また、新戦力となるルーキーの土生翔太投手、現役ドラフトで加入した梅野雄吾投手もそれぞれの持ち味を発揮し、好成績を残しました。
そして嬉しい悲鳴なのですが、この圧倒的な成績を残したリリーフ陣の中でも開幕二軍スタートとなってしまう投手がいることは、まさにリリーフ陣の層がかなり厚くなった証拠でしょう。
しかしながら、好投を見せていた藤嶋健人投手が右内転筋損傷により離脱となってしまいました。
~捕手~
捕手は以上のとおり。起用から見ても木下拓哉選手、宇佐見真吾選手、加藤匠馬選手が開幕一軍でしょう。
守備力なら木下拓哉選手、打撃なら宇佐見真吾選手、控え捕手に加藤匠馬選手という布陣であり、さらに若手筆頭の石橋康太選手も控えているので、捕手に関しては磐石でしょう。
~内野手~
内野手は以上のとおり。内野手の最大の目玉である中田翔選手についてはOP戦では成績が奮いませんでしたが、終盤に持ち味を見せる打席を幾度も見せました。
またビシエド選手は家庭の事情により一時帰国、1週間後に再来日の予定とのこと。
石川昂弥選手も侍ジャパンに選出されましたが、細かいミスが続き打撃も低調のため、開幕二軍スタートと明言されました。
それでも代わりに3年間低迷していた高橋周平選手がついに復活か、圧倒的な好成績を残し、立浪監督も開幕サード起用を明言したので、見事大逆転で開幕スタメンを勝ち取りました。
また、最も白熱した競争だった開幕二遊間争いでしたが、結果はなんと開幕セカンドは田中幹也選手、開幕ショートはまさかまさかの育成助っ人のロドリゲス選手を起用すると明言されました。
これについては賛否両論であり、打撃成績を見ても村松開人選手が二遊間では最も良い成績を残しましたが、立浪監督の方針は今年は二遊間は守備力重視の方針とのことなので、村松開人選手も打撃は文句無しでしたが、守備でイージーミスが続いたので、結果として田中幹也選手、ロドリゲス選手が開幕二遊間となりました。
田中幹也選手は去年右肩脱臼によりシーズンを全てリハビリに費やし、去年の実績は全くありませんが持っている能力はチーム随一のもの。
セカンドとして、さらに2番打者としてこれ以上に無いものがありますので、去年の悔しさをぶつけるシーズンにてほしいです。
ロドリゲス選手は育成助っ人という立場であり、打撃も一軍レベルとは言い難いですが、それを無視してまでも使いたくなるレベルの圧倒的な守備力をOP戦で幾度も見せてくれましたので、この守備力を武器に一軍で戦ってもらいましょう。
なお、去年ショートでチーム最多出場だった龍空選手については春季キャンプから二軍スタートであり、OP戦も出場はありませんでした。
これについては去年の起用の反省を活かし、再度二軍で徹底して鍛えるための方針でしょう。
また、戦力外からの新戦力となる中島宏之選手は代打の切り札として結果を残し、山本泰寛選手はユーティリティとして存在感を見せてくれました。
さらにルーキーの辻本倫太郎選手もポテンシャルの高さを見せてくれました。
~外野手~
外野手は以上のとおり。ドラゴンズの中心選手であり柱の岡林勇希選手は右肩の負傷によりOP戦は僅か1試合で途中離脱という最悪のアクシデントに…
二軍では既に復帰しましたが、開幕一軍とは言い難い状態となりました。
それでも岡林勇希選手の代わりに最も結果を残したのが三好大倫選手。一軍実績なしの社会人4年目という崖っぷちの立場から圧倒的な守備範囲と積極的な打撃でOP戦では1番センターを我が物としました。
また磐石なのが細川成也選手。OP戦では本塁打、打点のチーム二冠王であり、さらに3本塁打全てがバンテリンドーム、内2本がバンテリンの5階席にぶちこむ本塁打という異次元すぎるパワーを見せました。
新戦力では新助っ人のディカーソン選手が打率1割台ながらも高い出塁能力を見せ、さらに粘りのある打席を見せてくれたので、元メジャーリーガーの実力を見せてくれました。
また、育成選手ながら尾田剛樹選手が18試合に出場。主に代走、守備固めからの起用でしたが、高い身体能力を見せてくれました。
さらに戦力外からの新戦力である上林誠知選手、板山祐太郎選手もそれぞれの持ち味を発揮。二軍では無双状態となっています。
~まとめ~
ドラゴンズはOP戦同率首位という最高の結果でOP戦を終了しました。
OP戦の戦い方を見ると、おそらく今シーズンは徹底的な守り勝つ野球という方針となっています。
ドラゴンズといえば打てないチームという認識が根強く、実際に去年は圧倒的な貧打で借金26で最下位となってしまいましたが、実は去年は打撃以上に記録に残らない簡単な守備ミスがかなり目立ちました。
まずはこれを払拭するための守り勝つ野球なのでしょう。実際に先に相手に点を与えなければ負けることはありません。
また、特に去年数多く起用された石川昂弥選手、龍空選手が開幕二軍スタート。若きエースとして期待された高橋宏斗投手も開幕二軍スタートというのは意外だったことでしょう。
それでも今のドラゴンズはようやく層が厚い、チーム内で競争できる選手層になったのだとOP戦で実感しました。
3/29からはついにペナントレースが始まります。OP戦の勢いのまま、まずは神宮ヤクルト戦で暴れてもらいましょう!!
~開幕スタメン予想~
1.中 三好大倫
2.二 田中幹也
3.三 高橋周平
4.一 中田翔
5.右 細川成也
6.左 ディカーソン
7.捕 木下拓哉
8.遊 ロドリゲス
9.投 柳裕也
去年のOP戦の結果はこちら↓↓
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