立浪竜11年ぶりOP戦勝ち越し!!今シーズンのドラゴンズは本当に違う!?OP戦ドラゴンズ個人成績まとめ
WBCの熱気の裏で繰り広げられていたOP戦もついに終了。各球団、ペナントレース開幕に向けての準備も最終段階となりました。
OP戦の順位表及び各チーム成績については以下の通りになります。
我らのドラゴンズについては5位となり、なんと2012年以来、11年ぶりのOP戦勝ち越しとなりました!!
ちなみに去年のOP戦の成績については、8位でした
なお去年のOP戦成績の詳細は過去のnoteを参考にしてください
また、ドラゴンズのOP戦選手個人成績については、以下の通りになります。
~先発~
やはり先発三本柱は今年も健在。大野雄大投手、柳裕也投手、小笠原慎之介投手にはチームの大黒柱として引っ張ってほしいですね。
とくに小笠原慎之介投手は春季キャンプから安定感抜群で、侍ジャパンとの試合でのピッチングが決め手となり開幕投手に内定しているため、小笠原慎之介投手は今シーズン個人タイトルを一つ受賞してほしいところ。個人タイトルを獲得できる実力は既に付いていると思います。
一方で先発4番手、5番手は松葉貴大投手、涌井秀章投手で決まりかと思いますが、松葉貴大投手のOP戦成績はいまひとつ。なんとかペナントレースでは立て直してほしいところ。
残る先発ローテの枠ですが、OP戦の成績を見る限り福谷浩司投手で確定かと思います。安定感は先発陣の中でトップクラス、圧倒的な成績となりました。
鈴木博志投手もOP戦最初の登板で炎上しましたが、以降は安定感のあるピッチングを続けていたので、今シーズンは鈴木博志投手の台頭にも期待したいです。
ドラ1ルーキー仲地礼亜投手は投げているボールは素晴らしいのですが、まだまだ一軍では厳しいところがあるので、 まずは二軍で実戦を積み重ねてほしいです。
そして侍ジャパン、WBC世界一メンバーとなった高橋宏斗投手については、その実力は全国に知れ渡ったので、今シーズンどこまで活躍できるか期待したいですね。
なお先発挑戦中の根尾昂投手と若手左腕の上田洸太朗投手はOP戦登板はありませんでしたが、今シーズンは去年以上の台頭を期待したいところです。
~リリーフ~
リリーフ陣は守護神R.マルティネス投手、セットアッパージャリエル投手がWBCキューバ代表として選出されていたのでOP戦の登板はありませんでしたが、WBCでは見事なピッチングをしていたので問題は無いでしょう。
しかしながら調整が必要となるので、復帰するまでのクローザーとセットアッパーを誰が務めるのか。そんな課題がOP戦にはありました。
そんな中で結果を出したのが、やはり清水達也投手。去年台頭した若きリリーフ右腕は更なる成長を遂げたのは間違いないと思いますので、暫くはクローザーは清水達也投手で問題ないでしょう。
またセットアッパーを務められるのは誰かとなると、復活しつつあるベテラン田島慎二投手、リリーフ転向した勝野昌慶投手、清水達也投手と同期の若きリリーフ右腕である山本拓実投手の3人がOP戦見事な成績を残してくれました。暫くは彼らの内の誰か調子の良い投手をセットアッパーとして使うというのもアリでしょう。
さらに森博人投手も結果を出していましたが、OP戦最後の試合で不甲斐ないピッチングとなってしまったので、なんとか調整してペナントレースに臨んでほしいところ。
一方セットアッパー経験のあるベテランの祖父江大輔投手、チーム最年長投手の谷元圭介投手は悲惨な成績。ベテランなので春先とは言わず、チームが苦しくなる夏場に調子を上げてくれれば良いかと思います。
また、本来セットアッパーの候補として期待されていた藤嶋健人投手は試合中に負傷。開幕には間に合わない状態となってしまいました。なんとか怪我を完治させて、復帰してほしいところ。
そしてサイドスローに転向し、貴重なリリーフ左腕として復活を期待されていた岡田俊哉投手も春季キャンプ中の練習試合で大腿骨骨折という大怪我をしてしまい今季絶望。
さらに同じリリーフ左腕の福敬登投手も去年難病の手術を受けているので、今シーズンの復帰はまだまだ先。
さらにさらに期待されていた若手リリーフ左腕の福島章太投手も怪我と、現状のドラゴンズはリリーフ左腕が全くいない状態です。
そのため、新加入の砂田毅樹投手には貴重なリリーフ左腕として活躍を期待したいところであり、さらにOP戦登板がなかった橋本侑樹投手、近藤廉投手、石森大誠投手のリリーフ左腕たちも今シーズン一軍の舞台で台頭できるか、期待がかかります。
しかしながら、彼ら3人はまだまだ克服しなくてはいけない課題も多くあるので、まずは二軍で結果を出してほしいですね。
~捕手~
捕手はやはり木下拓哉選手が不動の正捕手ですが、OP戦では不調でした。しかしながら木下拓哉選手の実力はチーム随一、なんとかペナントレース結果を出してほしいですね。
一方二番手捕手としては、トレードで出戻りとなった加藤匠馬選手、再び捕手1本で取り組む郡司裕也選手の二人がOP戦結果を出しました。
特に郡司裕也選手は大卒4年目、そろそろ一軍の舞台で結果を出してほしい年数になっているので、今シーズンは大いに期待されます。
それ以外ではベテランの大野奨太選手がOP戦成績は奮わず、高卒2年目の味谷大誠選手は僅か1試合の出場に留まりました。
しかしながら高卒ルーキーの山浅龍之介選手が意外や意外、まさかの活躍をしてくれました。
山浅龍之介選手は現在二軍ですが、春季キャンプは最初から一軍キャンプに抜擢されそのまま一軍でキャンプ完走。練習試合でも非凡な打撃を見せてくれたので、将来性溢れる素晴らしい選手の成長に期待したいですね。
一方石橋康太選手はオフに手術したため、まだまだ復帰に向けての挑戦中です。一日でも早く復帰してくれることを願いたいです。
~内野手~
内野陣は去年から大きく様変わりしました。
とくに二遊間は新戦力のドラ2ルーキー村松開人選手、ドラ6ルーキー田中幹也選手、ドラ7ルーキーの福永裕基選手、新助っ人のカリステ選手を中心に、積極的に新戦力が起用され、見事な成績を残しています。
でしたが、ドラ2ルーキーの村松開人選手は古傷の影響による怪我のため二軍調整。
2番セカンドで開幕スタメンが内定していたドラ6ルーキーの田中幹也選手にあってはOP戦終盤での牽制時の帰塁で肩を脱臼し負傷。さらに思った以上に状態が悪く、もし手術となると、今シーズン中の復帰は難しいというまさかの緊急事態となり、期待された選手が開幕前から離脱してしまいました。
田中幹也選手は20打席以上立った選手の中ではOPSがチームトップ。走塁も守備もルーキーらしからぬ素晴らしいプレーを見せており、まさに走攻守全てが揃ったドラゴンズが求めていた選手なのですが、この選手が開幕はおろか、今シーズン絶望となると物凄く痛手となります。ですが、田中幹也選手の将来もあるので、まずは治療を第一に考えてほしいですね。
そんな村松開人選手、田中幹也選手の離脱というチームのピンチを自身のチャンスへとしたのが、ドラ7ルーキー福永裕基選手です。
OP戦チーム最多出場かつチーム打点王、打撃も安打はほとんど長打。さらに守備でもセカンドとショートを守れる。OP戦とはいえ、まさにトレードで放出した阿部寿樹選手を彷彿とさせる活躍を見せてくれました。
またカリステ選手も結果を出しましたが、外国人枠の関係もあるので、一軍にいるチャンスは少なくなるかと思います。
新戦力が台頭する一方、既存の主力内野手、ビシエド選手、高橋周平選手についても調子を上げてきています。特に高橋周平選手はOP戦チーム2位の9打点を挙げました。
ペナントレースでは二人の力は必要不可欠。とにかく打ってもらわないといけません。
一方で去年ショートでチーム最多出場となった龍空選手なのですが、OP戦は打撃は絶不調に。一時期は二軍落ちとなっていました。
田中幹也選手の離脱により再び一軍に上がったのですが、打撃はまだまだなところ。
しかしながら龍空選手の台頭こそチームに一番必要な要素なので、なんとか結果を出してほしいですね。
そんな中、途中出場ばかりでしたが、溝脇隼人選手が打率5割と存在感を示しました。
ペナントレースでもこのような起用ばかりになると思いますが、要所で活躍してほしいですね。
そして去年の大怪我から復帰を目指す石川昂弥選手については、順調に行けば春先に二軍で実戦復帰となるそうなので、夏場には一軍の舞台に戻ってきてほしいところです。
~外野手~
外野手はライトアキーノ選手、センター岡林勇希選手、レフト大島洋平選手で確定となります。
アキーノ選手はOP戦チーム本塁打王、侍ジャパンとの強化試合では2試合連続本塁打と長打力はトップクラス。しかしながら打撃は荒が目立ち、打率や得点圏打率はかなり低いという弱点もありますが、そんな弱点を差し置いても魅力的な長打力があります。
4番打者としてペナントレース大暴れしてほしいところです。
岡林勇希選手、大島洋平選手はOP戦でも安定感抜群のハイアベレージ。この二人に関しては何の問題もないでしょう。
残る外野手の枠ですが、現役ドラフトで加入した新戦力の細川成也選手が持ち前の長打力をOP戦でも発揮してくれました。
立浪監督が細川成也選手の開幕一軍は間違いないと明言しているので、持ち前の長打力をペナントレースでも発揮してほしいですね。
また、守備固めとしての起用が中心となる加藤翔平選手、後藤駿太選手も守備に関しては問題ないでしょう。
一方若手の同世代軍団となるブライト健太選手、鵜飼航丞選手、福元悠真選手、伊藤康佑選手はOP戦で明暗が別れました。
去年一軍出場の無かったブライト健太選手は練習試合で本塁打を量産、OP戦でも持ち味を発揮。
去年一軍出場が1試合だけの福元悠真選手も打撃をアピールしました。
しかしながら、去年一軍でも長打力を発揮した鵜飼航丞選手は打撃が奮わず、プロ6年目となる伊藤康佑選手にあっては出場なしとなりました。
また、三好大倫選手もOP戦出場なし。ペナントレースではなんとか一軍の舞台で台頭したいところです。
~まとめ~
ドラゴンズはオフのチーム改革により戦力の大幅な入れ替えがあり、実際に新戦力のドラ2ルーキー村松開人選手、ドラ6ルーキー田中幹也選手がOP戦でルーキーらしからぬ大活躍をしましたが、二人とも怪我により離脱という事態となりました。
しかしながらドラ7ルーキーの福永裕基選手の活躍が功を奏し、結果的にはOP戦の段階ではチーム改革ははまった形となりました。
また、アキーノ選手の加入により長年のチームの弱点であった長打力不足という部分もある程度は補える形になったかと思います。
WBCの影響により、高橋宏斗投手、R .マルティネス投手、ジャリエル投手が開幕すぐには一軍の舞台に復帰とはなりませんが、彼らが復帰すればドラゴンズは上を目指せるチームとなります。
あくまでもOP戦ですが、11年ぶりのOP戦勝ち越しはチームにとって大きな自信となります。
勢いそのままに、まずは開幕戦を確実に勝利するのを期待したいですね。
そして最下位脱出を目指し頑張ってほしいです。
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