見出し画像

次またパンデミックがきたら音楽業界は何か新しい対応ができるのか

新型コロナでリアルでのライブができなくなり、がむしゃらに配信技術を勉強し始めたのが2020年頃。結果、沖縄県内のいろんなアーティストのライブ配信を手伝うことになった。配信回数としては70回くらいだろうか。ライブイベントを8時間ほど連続で配信したこともあれば、大晦日の配信中、年越し直前にネットが落ちて大慌てしたことも。有料配信の場合は特に緊張度が高く、本番前日から徹夜でテストしたことも何度もある。

そんなこんなでライブ配信技術についてはひととおり身に付けることができたという実感はあるものの、結局は「画面越しのライブ視聴」という平坦な体験しか提供できなかったのが悔やまれる。いろいろ模索はしたのだけれど、それを超えることはできなかった。

まぁApple Visionが1台1万円くらいになれば全く新しいオンラインライブ体験を提供できそうだけど、どうだろう。Apple Visionを装着すれば、誰もがVIP席で一流アーティストのライブを観ることができる、という世界。Appleが本気になればそのくらいのサービスは余裕で実現できると思うけど、1台1万円は無理か。

と考えると、次にまたパンデミックが起こったとしても、できることは前回のような平坦なライブ配信の形にとどまると思われる。そうなったら皆どうするだろう。やらないよりはいいと、その平坦な形で配信するのだろうか。

どのみち、音楽業界とテクノロジーは切っても切れない関係が将来も続くと思われ。テクノロジー企業にとってはそこに未だ見ぬ大きなマーケットがあるのではないか。

だけど自分自身は、次またパンデミックがきたら恐らくもう配信はやらずに、自宅でじっくり曲作りに取り組むような気がします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?