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その3 もしかして…一大事かも?

短髪になった僕は、すぐに脂漏性湿疹の治療などのため定期外来受診している皮膚科へ向かった。

「あの~先生、今日は後頭部を診てほしいんです。先日理容院へ行ったらイボみたいなのがあるのがわかって…」

「どこかな?…あっ…これか…う~ん…これは…」

う~ん…これは…
う~ん…これは…

先生は拡大機みたいなのでじっくりと患部を診た後に椅子に座ってこう言われた。

「う~ん…大したことはないと思うのですが、一度大きな病院で診てもらった方がいいでしょう。私よりも専門医に診てもらった方が安心でしょ?そんなに心配ることはないですからね!」

そんな感じで、言葉では「なんともない感?」をドバドバ出す先生なんだけど、表情はなんとなく険しいし、場の雰囲気が少しばかり暗いっていうのか…静けさが漂うっていうのか…

なんともない感?
なんともない感?

「そうですか…わかりました」

(専門医って…何の専門なんだ?先生だって皮膚科医やん?)

そんなことを思いながら、うつむき加減で床を眺める僕。

「大きな病院へ紹介状を書くので…」

そういうと先生は、(いつ頭の手術を受けたのか?とか、どんな治療を受けたのか?)などを質問してくる。

(なんで、そんなことを聞くんだろう?これは、きっとヤバい…何かあるぞ!)

そんなことを思いながら、素直に質問に答えた僕は、出来上がった紹介状を持って、(その足で)大きな病院を受診した。

ー つづく ー


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