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指導員の思い出(ボッチャ)

僕は障害者スポーツ指導員という資格を取得して、活動した時期があります。

その中で、以前紹介した「ボッチャ」は、こんな僕が主審を務めることが出来た数少ない競技の一つです。(●MMMMMMMMりんく)

主審は、次にボールを転がして良い色(プレイヤー)が赤なのか青なのかを決めて伝えるこが役目の一つです。赤と青のプレイヤーは、ボールをそれぞれ6球ずつ持っているですが、「赤→青→赤→青…・」のようにコート上へ転がす順番が決まっているわけではありません。

「コート上にある白いボールに、現時点で一番近い色…。ではない色が次に転がすことが出来ます」

プレイヤーは、コート内の白いボールから若干離れた枠の中いるのですが、ゲーム中にコート内へ安易に入ることは出来ません。

ですから、現時点でどちらの色が白いボールに近いのかわからないことが多いため、次に転がしてよい色を判断し戦略を立てすることが難しいのです。

そこで、ゲーム中に唯一コート上にいる主審が、現時点の状態を赤と青が表裏に分かれて色づけされたボードを見せて知らせる必要があります。※ボードは、卓球のラケット(赤と黒になりますが)で代用することもありました。

次に転がしてよい色を伝える!
次に転がしてよい色を伝える!

現時点の状態を把握する方法の基本は目視ですが、自と赤と青ボールが接近していて判断が非常に困難な場合は計測が必要になります。審判は複数人でチームを組んでゲームをサポートしますので、自分一人で判断できそうにないときはコート内へ呼び寄せて、定規やコンパスのようなものを使いながら協力して計測です。

ゲーム中は、声を出してずっと応援して良いわけではありません。その理由は、テニスやゴルフ競技と同じで、ボールを放つまでに想像以上の集中力が必要になるためだと思います。

そのため、ボールが転がる音や指導員が動き回る音が響き渡る空間に、時折(投球後)若干拍手や歓声が聞こえる程度…・そんな、どちらかというと「ぴりぴリムード」の中…主審として、正確なジャッジをしなければプレイヤニに失礼だぞ!と常に緊張してヘトヘトだった記憶があります。

さて、この「ボッチャ」の主審を、こんな僕が曲がりなりにも努めることができた理由は、「ジャッジをするまでに時間があった」からなのかもしれません。

どういうことかというと…

コート上にプレイヤーが転がしてきたボールが完全に止まってから状況判断してジャッジをすれば良いのですが、転がっている間にもある程度の予測が出来るためです。

「最終的に下すジャッジまでに、予測する時間があって助けられた」と言えば良いのでしょうか?

ただ、「ゲーム開始から終了までにすべき手順」がなかなか覚えられず、それを書いたカンペ?(時点ごとに必要な行為や声出しなどを細かく記載した書類)作りには時間がかかりました…


いかがでしたか?

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