父ちゃんと息子の空手日記~始まりの合図~

仕事と家事、育児の合間を縫いながら一人で作業し、庭に小屋が完成したのは夏も終わり、秋刀魚が旨い朝晩は冷える時期でした。

親父に似て声はデカイけど、活発な割には気が弱く、大きな声で威嚇されると萎縮するタイプ。
生来の虐められっこ気質ではあるが、こと「感」とゆう部分は意外なほど・・・

完成したばかりの小屋で「回し蹴り」を教えてみる。
あれ・・・やっぱりコイツ。
もう一度蹴らせてみる。
なかなかのセンスの持ち主ではあるが、蹴りのセンスが良い人は意外に多く、突きのセンスの方が重要と考えてる親父は、正拳突きを打たせてみる。
「行ける!お前行けるぞ!」

多分、人並みより少しだけセンスが良い程度。
しかしながら、最初からセンスを否定しては花開くセンスも開かない。
少しでも可能性を感じたら、誉めまくって「その気」にさせてみようと思っていた。
虐められる奴は決まって自分に自身が無い人間。
親父がそうだったように・・・

お前は絶対に虐められっこにはならない!
いや、俺が絶対にさせない!

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