料理について

我が家の家事は分担性にしている訳ではないが、なんとなく料理は旦那である僕が作っている。
365日のうち350日くらいは作っている。

独身の頃から自炊していて東京に来てからの16年、もっと言えば実家にいた頃から飯は作っていたので料理をする事自体が苦にならない。

苦にならないというか日常。
なので料理をしないと逆に気持ち悪い。
毎日外食とか考えられない。
そんなに自分の舌に合うものを他人が毎日作れるとは到底思えない。

と、僕は料理をするのが普通でお酒を飲みながら作るととても楽しいと思える。
カミさんに頼まれた訳でもなく自分の意思でやっている。

この話をすると大抵の場合褒められる。
毎日旦那が料理をする事は珍しいらしく奥さんは助かるらしい。
ただそれで言えば日本中の奥さんは同じ事をしている訳でそっちも褒められなければおかしいではないか?と思う。

所ジョージさんの言葉で僕が好きなのは
「お前(旦那)がやればいいんだよ。」

ウチのカミさんは料理が出来ない訳ではないが一人暮らしした事ない人なので毎日自炊をしたことが無い。
やって大変になるくらいなら僕がやればいいだけなのだ。
苦ではない方がやれば良い。

ただ世間の奥さんと同じで毎日作ってると飽きる。
なのでクックパッドも見るし料理本も買うしNHKきょうの料理は一時期定期購読していた。
が、レパートリーを増やした所で毎日作ってると飽きてくる。
和食洋食中華イタリアン大体何でも作れる。
食べまた事あるものならなんとなく作れる。
料理って計算なので慣れると味の逆算でレシピ知らなくても何となく作れるようになる。
だから毎日違う物でも作れる。
それが当たり前になる。

そうなると料理自体の意味が変わってくる。
感謝して欲しいとは思わないが、カミさんも僕が作るのが普通になってくる。
愚痴ではないがそれが当たり前になってくる。
世の中の主婦が旦那に対する文句、もっと感謝しろ!というのは満更分からんでもない。


そこで誰の為にという訳ではないが、Twitterにフリートという投稿24時間後に自動的に消える機能が出来た時から作った飯をアップしてみた。

すると少しでもTwitterのフォロワーから反応があるので作るモチベーションになる。
「今度はアレ作ってみようかな」とか毎日の献立作りにも少しだけ上向きになれる。

そこで気がつく。
インスタに料理アップしている主婦の気持ち。

「誰かが見ていると思うと少しだけ楽しい」

料理は毎日のルーティン。
いくら好きでも365日を1年も続けると飽きてくる。
ただ家族以外の誰かの目に止まると考えると、少しだけ楽しく思える。
これはSNSの上手な使い方かもしれない。

あと献立を考える時にルールを設けると困らなくなる。
今のルールは「旬のものを使う」。
秋は茄子や蓮根などの根菜類が美味しい。
旬の野菜を使う事を考えると献立も苦にならなくなる。

敬愛する土井善晴先生も同じ事を言ってらした。
四季のある日本に生まれたのだから旬な物を使って料理した方が美味しい物を作れるに決まってる。

料理男子とかイクメンとか常日頃普通に行っている事を過度に褒められることに違和感を感じる。
人それぞれ当たり前の事は違うのは当然ですが、男女平等なら俺のしている事を褒めるのはおかしいのでは?と思う37歳でした。
俺を褒めるなら日本中の毎日料理作ってる主婦を褒めた方がいいと思う。

そして今日はバターチキンカレーとキーマカレーを作りました。
レシピは印度カリー子さんを参照して下さい。
簡単です。
20分あれば作れます。
当分ウチは2種のカレーです。

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