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「手紙屋」を読んで

 こんにちは。CHAILABLOGを運営しているYuichiです。日本語教師をしたり、OUCHI de Internationalという国際交流のイベントを主催しております。最近、小説を読み始めました。今まではビジネス書や語学書を読んでいましたが、もっといろんな表現を身に付けたかったこと、自分の知らない世界を知りたかったこと、友達に小説を書いている人がいたからです。

先日こちらの小説を読みました。

就職活動をしている友達がいるので、ぜひおすすめしたいと思いました。

◆何のために働くのか?

 ここからは若干ネタバレ注意です。大学4年の主人公が就職活動の最中、「手紙屋」というビジネスの広告に出会います。そして、恐る恐る手紙を出し、その一通一通のやり取りの中での成長模様が描かれていきます。

 一貫して、「なぜ働くのか?」という問いに対して、深く考える機会になるやり取りでした。

 大手企業に入れば、幸せなのか?給料が高ければ、それでいいのか?もちろん給料は高いに越したことはありません。

 面白い例がありました。それは会社全体を舟に見立てて、社長が船長、社員が船員だというのです。社長は船の舵を切り、社員はその方針に従って、船の中でできることをやっていく。その対価として、給料をもらう。会社も航海に出る船そのものだと言います。

 あなたはどんな船長であるのか?あるいはどんな船員であるのか?その「あり方」を再度問われている気がしました。

 改めて気づいたことは、仕事とは「誰かに喜んでもらう」「誰かを感動させる」体験だと思います。せっかく働くのだから、自分が働くことで、どれだけの感動体験を創り出すことができるかで価値化したいと思いました。

 以前「より多くの人を感動させたい」と考えていましたが、じゃ、具体的にどのくらいの数なんですか?という手紙屋さんの問いは奥深いと思いました。

 日本語を学ぶ世界中の人?タイ人日本語学習者?今、学校にきてくれている人?ここを明確にしているかどうかで、働きかけ方が違って来るように思います。

◆ミッションの拡大

 今は、学校という組織の一船員です。せっかくなら、その立場を利用して、感動体験が最大限生まれるように働きたいです。

#どのくらいの規模の人を感動させるかを考える

#宿題ができました

 一つ気をつけておかなればいけないのは、誰かが舵を切る船に乗っている以上は、ミッションはその船長が掲げている以上は大きくならないことです。もちろん、そのミッションを遂行するのに、満足であれば、問題ありませんが、

自分でミッションを生み出すこともやりがいに直結すると感じています。

私の場合、身近な人の声に耳を傾けていると、

日本人と繋がりたい外国人、外国人と繋がりたい日本人、外国語にチャレンジしたい日本人の存在に気がつきました。

それで日本語教師という立場を使って、国際交流のイベントを主催することにしました。これも重要なミッションで、

本隻(今、勤めている会社)、個人の活動、双方向にいい関係をもたらしています。自分のミッションがある程度形になってきたら、それを次の人が作っていけるように仕組み化し、自分はまた他のミッションを作っていきたいと考えています。

小説に限らず、読書はこのように読み終わった後に、内省できるからいいですね。

★OUCHI de International
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毎週木曜日、日本時間の20時から


イベントの様子


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