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日本の経済状況

日本の輸出予想下回る成長

日本からの輸出は2024年4月に前年比8.3%増の8,980.75億円となり、3月の7.3%の成長から加速したものの、市場予測の11.1%には届きませんでした。これで5か月連続の増加となります。

日本の貿易赤字拡大

日本の貿易赤字は、前年同月の4,297.9億円から2024年4月には4,625.0億円に拡大し、市場予測の3,395億円を上回りました。輸出は前年同月比8.3%増の8,980.75億円となり、米国と中国からの堅調な需要に支えられて5か月連続の増加を記録しました。一方、輸入も8.3%増の9,443.26億円となり、14か月ぶりの最速成長を示し、鉱物燃料の購入が増加したため4か月ぶりの高水準に達しました。

日本の機械受注、3月に2.9%増加

2024年3月、日本のコア機械受注(船舶および電力会社向けを除く)は前月比2.9%増の9,130億円となり、2月の7.7%増から増加ペースは鈍化しましたが、市場予測の2.2%減を上回りました。設備投資の増加は、製造業セクターが19.4%増の4,731億円に急増したことにより牽引されました。一方、非製造業セクターは11.3%減の4,486億円となりました。この非常に変動の大きいデータ系列は、今後6〜9か月の設備投資の先行指標と見なされています。年間ベースでは、民間セクターの機械受注は3月に2.7%増加しました。

日本の製造業者の景況感、5月に変わらず

2024年5月の日本の製造業者向けロイター短観指数は+9で、4月から変わりませんでしたが、回答者は弱い円によるインフレ圧力が利益率を圧迫していると訴えています。この最新の数値は、個人消費、設備投資、輸出のすべてが低迷し、日本経済が第1四半期に年率2%縮小したというデータが発表された1週間後に出されました。ある回答者は「中国の経済減速により受注が減少している。さらに、弱い円の影響でプラスチック樹脂などの原材料価格が上昇し、労働コストや電気料金も増加しており、これらすべてが利益を圧迫している」と述べました。別のマネージャーは「国内の注文は勢いに欠けている。弱い円と高い労働コストによる様々なコスト増加が(我々の顧客)に設備投資を躊躇させているようだ」と述べました。

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