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YouTube広告の仕組み(単価)

説明を複雑にしないため、説明をシンプルに一部割愛しております。

YouTubeで動画を視聴すると出てくる広告。みなさんがスキップしているアレ(笑) あの広告がどんな仕組みで、いくらの単価に決まるのかをnote。

ユーチューバーの方も広告主がYouTube広告を出す単価感を知っていると案件の単価決めの参考になるかもしれません。

おおよその単価

広告のフォーマットによって異なる種類の単価設定がある。今回はYouTube広告のメインフォーマットであるTrueviewとBumperの数値を紹介します。

「フォーマットの違い」は前回note

Trueview
動画が視聴(30秒再生)された時点で課金

視聴率 :25-45%
視聴単価:約2~6円
表示単価:約1.5~3円

Bumper
6秒動画が表示(再生開始)された時点で課金

視聴率 :80-95%
視聴単価:0.45-0.65円(6秒)
表示単価:約0.4~0.6円

▼疑問だったこと

Q:なぜBumperはスキップが出来ないのに視聴率100%にならないの?

A:スキップ出来なくても、Bumper広告が再生されている6秒の間に離脱するユーザーが一定数いるため。「関連動画へ移動した」「アプリやブラウザを閉じた」など


Q:Trueviewで15秒の広告素材だと課金タイミングはどうなる?

A:30秒以下の動画素材は100%視聴した時点で課金される。15秒素材だと15秒視聴で課金される。


単価の決まり方

オークション形式。いわゆる運用型と呼ばれている広告で、希望する入札上限を設定し、他の広告主と広告枠を取り合うことになります。広告枠はユーチューバー達がアップした動画。

想定ケース:人材系の広告主
転職が増える時期に25~34歳の東京にいるユーザーをターゲット設定してYouTube広告を配信。もちろん、競合他社も同じ時期に同じターゲット設定で配信してくる。

複数の広告主が集中して巨額の広告費をYouTube広告に投下すると、動画の広告枠は競り合いが活発化し単価が上がる。

入札単価を上げている広告主の動画広告が表示されるようになります。YouTube広告はターゲティングや期間によって、視聴単価に影響を及ぼします。単価は常に変動し決定されているのです。


YouTube広告 or 案件依頼

広告主にとっては、ユーチューバーのチャンネル登録数よりも案件広告の再生回数が重要。またユーチューバーの保有するユーザー層が広告ターゲットと合致するかも確認するべきポイント。ユーチューバーからユーザー層と案件内容が合致しないことで断られることもある。

ユーチューバーはYouTubeから受け取っている報酬から、再生単価を算出しておき、Trueviewの単価感を参考にして広告主と話し合うのも、単価の取り決めをする手段の1つだと思う。

企業は広告予算を確保するために上長へ説明をする必要があり、説明材料になる「前例・事例」「数字の比較」があると、とても重宝されものです。

もちろん、様々な案件契約が存在するので、あくまでも再生単価を軸にした考えだとご理解ください。


まとめ

Trueviewの視聴単価は2-6円
視聴単価はオークション形式で決まる
ターゲット設定や時期により変動あり

巨大プラットフォーマーの登場で「個」が強さを増す現代、企業は個と上手く対話する能力が更に必要になってくると感じる。

コーヒー奢ってください(笑)