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【きっかけはYOUTRUST vol.14】株式会社DROBE CEO山敷さん CTO都筑さん 人事阿久澤さん(バックエンドエンジニアを副業→正社員採用)

キャリアSNS「YOUTRUST」経由で、採用が決まった企業事例を紹介する"きっかけはYOUTRUST"シリーズ。
今回は、パーソナルスタイリングサービス「DROBE(ドローブ)」を運営する株式会社DROBEのCEO山敷さん・CTO都筑さん・人事阿久澤さんに、当初転職意欲のなかったバックエンドエンジニア1名が副業きっかけで正社員に採用が決まった事例について、正社員採用までのアトラクトをどのようなステップで進めていったのか伺ってきました。

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お話を伺ったひと
山敷さん:代表取締役社長 CEO
都筑さん:最高技術責任者 CTO
阿久澤さん:HRリード 兼 広報。リファラルで20年6月からDROBEにジョイン。
結城さん:バックエンドエンジニア。20年6月からフルリモートでDROBEに副業としてジョイン。10月から正社員として正式ジョイン。

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株式会社DROBE CEO 山敷さん

お試し副業きっかけでDROBEに転職した結城さんの記事はこちら👇

-- YOUTRUSTの導入背景を教えていただけますか?

山敷さん:2020年の5月から利用していますが、実はYOUTRUSTの有料プランは「復活導入した」というのが正しいです。1年ほど前に利用していた時は、ちょうどDROBEのサービスリリースの前後で忙しく、副業の方へのマネジメントに時間が割けないと思い、一度お休みしました。しかし、その当時からYOUTRUSTの返信率は非常に高く、母集団の質が他の媒体とは違うなと思っていました。もともと「副業は正社員への入り口」という考えを持っていたので、リリースがひと段落し、社内で「正社員を見据えた副業の方」を受け入れる環境が整ったところで、改めてYOUTRUSTを復活導入させてもらったという経緯です。

正社員2名 + 副業2名を採用

--「副業は正社員への入り口」という考え、とても共感します!もう少し具体的に御社の考えを教えていただけますか?

山敷さん:会社としても、2〜3年後を見据えたエンジニアリングをしたいフェーズに入っていました。特にエンジニアは、仕事としてただタスクを進めるのではなく、中長期を見据えてコミットしたい質の高い方に来てほしかったので、初回面談の際に「副業は正社員への入り口だと思っていて、2〜3ヶ月働いてもらって良いと思ったら、ぜひ選考を検討してほしい」という意思表明と、副業に対しての期待値は必ず話すようにしていました。

都筑さん:創業時から副業採用はトライしてきており、今は主に2パターンの副業活用を進めています。
1つ目が、入社前のお試しではないですが「転職を見据えた副業」です。メインの活用法ですね。山敷と同様、僕からも「副業期間はフラットにお互いを見極める期間。数ヶ月一緒に働いたら、正社員として選考に進むかどうか、お互い答えを出しましょう」と伝えています。今いる正社員エンジニアは、全員副業経由で入社をしています。直接の転職はお互いがマッチしない可能性があるので、エンジニアに関しては必ず副業期間を挟んでもらう採用フローにしています。(2020年11月時点)
もう1つは「スキルを買う」タイプの副業です。具体的には、インフラ構築や一部の機械学習などPDCAを回す必要が少なく、代わりに高度な経験・知識が大事な業務です。
出身企業やGitHubだけでは判断が難しい部分がすぐ分かるというのが、副業の最大のメリットだと思います。技術の良し悪しの話だけではなく、「自社の雰囲気に合うかどうか」「レビューに対する向き合い方」「言わずもがなの基準が似ているか」といったエンジニアとしての感覚は、例えばGitHubのスター数で判別できるものではないと思っています。

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右上から反時計回りに、CTO都筑さん・人事阿久澤さん・バックエンドエンジニア結城さん

阿久澤さん:人事視点、特に人事が1人のスタートアップでは、副業きっかけの採用はとてもありがたいんです。というのも副業期間の仕事ぶりをみて「あの人採用したいよね!」という声が社内から複数上がるので、人事以外の社員もが採用に協力的になってくれるからです。まさに「全社が一枚岩となった採用」が実現できて、採用に勢いをつけられます。

-- 今回、副業きっかけで正社員転職されたエンジニアの結城さんも、最初は転職意欲はあまり高くなかったと聞きました。どうやって意欲を高めていったんですか?

山敷さん:そうですね、当初は「良い案件があれば」という低めの転職意欲でした。初回面談で「全く転職する気はない・業務委託しか受けない」という強いこだわりがあれば、話す内容や関わるタイミングも変えていたと思います。しかし、結城さんもそこまでの強い意思ではなかったので、一度CTOと話してみてはと提案し、初回面談を終えました。

都筑さん:2回目面談ではいきなり業務の話ではなく、主に使用している技術スタックやアーキテクチャ、またエンジニアが事業課題に対してどう考えているのかといったエンジニア特化の会社説明に時間を割きました。具体的なタスクはその場ではせずに、「やるとしたら、こういうスタックで、こういう言語で、このあたりのフレームワーク使って一緒にやりませんか?」という概要のみお伝えしました。面談を踏まえて、私も一緒にやりたいなと思い、興味を持ってもらえたような雰囲気だったので、面談後に「具体的に取り組みたいタスクリスト」を共有させていただきました。 フルタイムの本業があるため週10時間程度の稼働、かつフルリモートという環境での副業採用だったので、タスクはなるべく独立したものを渡すように意識していました。YOUTRUSTの「友達の友達」「経歴から人柄が想像できる」という最低限の信頼感があったので、フルリモートの働き方がマイナスに作用することはありませんでした。
そして、実際に働き始めてみると、最初のプルリクでくれたコードがめちゃくちゃ綺麗だったのに驚きました。「僕よりちゃんと書いてるな」と(笑)。素直に、正社員として来てほしいなと思い、副業中も週1〜隔週に1回会話するようにしていたので、口説くタイミングを見極めていました。

👇エンジニアの採用フローも整理(出典:阿久澤さんnote)

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阿久澤さん:社内からは「結城さんをぜひ採用したい!」との声は複数上がっていたのですが、結城さんの当時の現職が忙しそうだったこともあり、今後どう関わっていけるのかと、じっくり話す会を開くタイミングを見極めていました。人事として、現場を通じて結城さんのコンディションや忙しさをヒアリングしつつ、CEO・CTO含めて話ができる場を副業開始から1ヶ月半が経った頃に設定させていただきました。それまでフルリモートだったので、その場がお互いに直接会う初めての場でしたね。正直DROBEをどう思っているのか分からなかったので、「もしNGだったら、結城さんの知り合いを最低1人紹介してもらおう」という裏目標を都筑とは計画していました。当日は「元々伝えていた、正社員可能性があるのかの答えを聞きたい」ということと合わせ、「DROBEとしては、結城さんに正社員になってほしい」とストレートに気持ちをお伝えしました。「来てほしい」と言われて嫌に思う人はいないと思うので、ストレートに伝えるようにしていました。結果、想像以上によく思ってくださっており、そこから1ヶ月足らずで内定承諾をしてもらったというタイムラインです。

👇阿久澤さんのnote。YOUTRUSTがお役に立てたようで良かったです!

-- きちんと事前に副業期間の意味づけをされていたので、お互い気持ちよく選考に進めた様子ですね。定量的な採用結果や、結城さん以外にYOUTRUSTを活用した採用事例はありますか?

山敷さん:採用のPDCAを回す中で「面談単価」を媒体間で比較しています。他媒体だと平均約5万円なのですが、YOUTRUSTは約1.6万円で面談につながっています。返信率の高さが、この差を生んでいます。YOUTRUSTより多くのユーザー数をもつ媒体もありますが、欲しい人材が無限にいるわけではありません。返信率が高く、また友達のつながりもあるので変な仕事をする人はいないだろう、という質の高さもあいまって、総じて効率の良いサービスだと感じています。

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また、別にもう1名マーケティング担当をYOUTRUST経由で副業採用できています。結城さんのバックエンドエンジニアとは異なり、独立してできる業務をお願いしているので、こちらは「スキルを買う」副業ですね。実はこの担当者、前職で自分が採用した後輩なんです。副業意欲が見れるので、その状況を見て声をかけ、採用につながりました。副業や転職の意欲は、関係性の近い友人・知人でも知らないと思います。まして直接会いづらいご時世なので、YOUTRUSTの意欲状況を見て気軽に声をかけられたのは、良いきっかけでした。

--その他、YOUTRUSTを活用する上で、気をつけていたことはありますか?

山敷さん:メッセージをパーソナライズするのは当然として、特に「つながりに対しての言及の仕方」はこだわりました。共通のつながりの人に対する説明として「同僚でした」とだけ書くのではなく「こんな仕事をして」「一緒にこういうことをして」と自分たちの雰囲気が伝わるようなメッセージを意識しました。また、社内の誰からメッセージを送るべきかということも考えましたね。役職や職種の近さの軸ではなく、つながりが一番太そうな社員からメッセージを送ると良いのでは、など社内slackで議論して進めました。
今回採用できた結城さんも、実は他媒体で見かけたことはあったんですが、その時は情報が少なく関係性も分からなかったので、メッセージを送らなかったんです。YOUTRUSTはプロフィール情報が薄かったとしても、誰とのつながりがあるかの情報だけで想像が膨らませられるので、メッセージを送りやすかったですね。

-- 山敷さん、都筑さん、阿久澤さん、ありがとうございました!(取材・編集:2020年11月)

副業者・求職者目線でのストーリーはこちら👇

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