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発売一か月!

『波あとが白く輝いている』、発売から一か月がたちました。

発売後、なにがどのように変わったか。

とくになにも変わりません笑
今までどおり、毎日パソコンとにらめっこです。

個人的に一番うれしかったことは、選考委員の如月先生がnoteに書いてくださった書籍紹介記事です。

この記事だけで本当に報われた気がするというか、うれしいやらありがたいやらで、今も時々読みかえしています。

近しい関係の方たちからも温かい感想をいただき、本当に感謝しています。

ネットやSNSで作品について言及してくださっている皆さまにもお礼申しあげます。

あまり目を通せていないと思いますが(エゴサ苦手なんです)、ときどき熱のこもった素敵な感想に出会うことがあり、感謝しかありません。

さて、先日、都内のある書店にいったときのこと。

YA・児童書コーナーに行くと、よく目立つところに『波あと』を平積みしてくださっていました。ものすごく感謝し、感激していたところ、ふらりと若いお兄さんがやってきました。

マスクと帽子を装着していたため年齢ははっきりしませんが、服装がおしゃれな感じで、大学生くらいかな、という印象です。

私はすみやかに場所を移動し、こっそり様子を見つつ念を送ることにしました。

お兄さん、おねがい! 
『波あと』に気づいて!

するとお兄さん、急に視線を落としました。
ん? という感じで、棚のいい位置に置いてある『波あと』を凝視しはじめました。

気づいた! 
お兄さん、気づいてくれた!

いやもう、気分は超能力者か修験僧ですよ。
私はさらに念を込めました。

手に! 手に取って!

すると、どうなったか。

なんと!
手に取りましたよ!
お兄さん、手に取ってくれました!

さあ、次はレジに! レジに!! レジに!!!
 
私の念はさらに増幅し、暴走し、もう爆発寸前です。
 
行け!!
行くんだお兄さん!!!
レジは目のまえだ!!!!!
 
そこでお兄さん、本をひっくり返し、しげしげと見つめ!
 
見つめ……!
 
そっと戻しました。
 
あれっ?
 
お兄さん、もう『波あと』の方は見ません。
いくら念を込めても素知らぬ顔。隣にある某人気作家さんの本を指でなでたりしています。
 
念の効力、ここで終了……!
まあ、効力もなにも、最初から念なんてないんで当りまえですが笑。
 
そんなわけで、自分の本がまさに売れる瞬間を見るという僥倖にはあずかれませんでしたが、書店で手に取ってくださったところを見られただけでも幸せです。

『波あとが白く輝いている』、引き続きよろしくお願いいたします。
 
 
 ※『波あと』を展開してくださっている全国の書店員の皆さま、本当にありがとうございます!このnoteを読んでくださっている書店員の方がどれだけいらっしゃるかわかりませんが、もし販促で協力できること等ございましたら、お手数ですがTwitterにDMなどしてくださればと思います。東京・神奈川圏内でしたら直接お伺いしますよ!

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