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『仕事の8割はつまらない』No.17

 この春、新社会人となられた皆様、おめでとうございます。
1カ月働いてみて、どうでしたか?
第一志望で、希望する仕事に配属されそうという方は、ごくごく一部でしょう。
 たいていの人は、さんざん落ちまくり、やっと内定をくれた会社に就職することにしたのではないでしょうか?
新社会人のみなさんは、楽しく笑顔で働けていますか?
もう辞めたいと思っている人もいるかもしれませんね。
自分の人生なので、辞めるか辞めずに続けるかは、自分の心の中を探求しながら最終判断は自分で出しましょう。
3カ月はとりあえず、続けてみる。そのあとはまた3カ月やってみる。
そうしているうちにあっという間に次の新卒の人が入ってきますよ。


 でも、どうしてもここでは、頑張れないよ!と思っている人は、次に何をするのかを決めてから辞めましょうね。
辞める理由が「人間関係」だと、次もまた「人間関係」で悩み立ち止まってしまうからです。これは、年長者としてはかなりのエビデンスを持って言えます。
自分にとって、嫌なヤツはどこにでもいるからです。
意地悪な人、人を妬んでばかりいる人、優しい顔して優しい言葉で近づいてくる人にも注意しましょう。
危ないなと思ったら、少しずつ距離を置きましょう。
表立って意見などしても、自分が傷つくだけです。
私は自分の正義感で相手と対峙して、何度もボロボロになりました。

上司は「大人の対応をしなさい」と言いました。

世の中は、自分が思う「正義」だけではだめなのです。
バランスとリズム感が大切です。
よいチームで仕事ができていると感じられる瞬間は、数えるほどしかないんです。

私は、過去2回転職しました。
1回目の転職理由は、女性が長く働ける会社ではなかったからです。
100名ほどの小さな広告会社で、女性の部長が二人いたのですが二人とも社長の愛人でした!
2回目は、次に行きたいと思える会社から採用通知がもらえたからです。
当時も今も女性が長期に働くことは、男性以上に困難ですよね。
私は女性も、定年まで働ける会社で働きたかったのです。


すでにご存じ方も多いかとは思いますが、世界経済フォーラムが発表した男女の平等度を表す「ジェンダーギャップ指数」において、日本は156か国中120位でG7中では最下位で、経済分野でも117位でした。
それでも、自分が社会に出たときよりはだいぶ、格差は縮まっているとは思います。
しかし現在は、非正規雇用の半数は女性です。
「同一労働、同一賃金」にはまだまだ程遠いと言えます。
男女格差だけでなく、男性同士や女性同士でも格差が広がっているのではないか?
一部の力のある、いわゆる「勝ち組」男性が権力と富を独占し、若い男性とその他大勢の女性は下層部に追いやられ、それでもなんとか生きようとしている状況でしょう。
コロナ禍が一層、困難な人々を苦しめています。
たとえば、国会議員の報酬を5%下げ、それを教育や医療に回せないでしょうか?
「先生」方の5%なんて、ほんの数百万~数十万くらいなものではないでしょうか。


 「女性が輝く社会」とか「女性活躍」などの甘い言葉に騙されてはいけません。
女性を男性に置き換えたり、女性でも男性でもない性別を超えた言葉に置き換えたりしながら、考えることを続けましょう。
どうか、長い社会人生活を楽しんでくださいね。

ささやかな希望をもって、働き続けることができますように!

では、また次回。
明日も自分から挨拶をしよう!

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