【速報】不妊治療、保険適用へ

先ほどネットで「不妊治療に保険適用」というニュースが流れてきた。

大変喜ばしい!

かくいう私も結婚して6年目、最終段階の顕微受精でやっと妊娠できた。正直もっと早く保険適用にしてほしかったし保険適用されるならさっさと話を進めてくれ…!!という気持ち。

結婚していない人や、結婚してすぐ妊娠できた人には正直不妊治療の何が大変なのか想像もできないだろう。

まず第一に

●お金がすごくかかる

体外受精するまでにまず何が原因かを調べるための検査をする。その後

タイミング法(基礎体温や内診でだいたいの排卵日を特定。この日に頑張ってくださいと指導される)

人工授精(排卵日付近に病院に行き、男性の精子を人工的に子宮にいれる)

体外受精(卵子を取り出し自然に受精させたのち子宮に戻す)

顕微受精(卵子に注射器で精子を入れ込み受精させる)

受精卵の移植

となる。私の場合体外受精の予定だったが当日採卵できた卵子が3つしかなく、少しでも受精卵になる確率をあげるために急遽顕微受精に変えた。たまたま1回の移植で妊娠できたが、結局妊娠に至るまでに総額130万くらいかかった。1回目で妊娠出来るのは稀で、2回目、3回目となるともちろんもっとお金がかかってくる。

●仕事との両立が難しい

不妊治療をして一番困ったのは仕事との両立だ。いくら大体の排卵日がわかっていたとしてもはっきりこの日であろう!というのは内診してみないとわからない。なので、普通に「明日もきてください」と言われる。

私は不妊治療を始める前に仕事との両立は無理だろうと思いフルタイムではなくパートの仕事に変更したがそれでも両立は難しかった。

体外受精だと、採卵の日が決まるとそこに向けて毎日注射をうちに行くことになるので毎日会社には遅刻することになる。採卵日も急遽決まる。

不妊治療は社会的に浸透してなさすぎて(実際治療をしている人がたくさんいても誰にも言えない状況)とても理解がある上司の元でないと本当に難しいと思うし、理解がないと嫌味も言われるだろう。

治療を優先したくてパートでしか働けないのにお金はバンバンなくなる。
すぐ妊娠できる人はお金かからんくて良いなって心底思ってた。

何度も「諦めた頃に出来るんじゃない?」と言われたこともあるし「本気で欲しいと思ってないから出来へんのちゃうん!?」と言われたこともある。
保険適用になるのは本当に喜ばしいことだけれど、それ以上に不妊治療しながらでも働ける社会づくりや子どもが欲しくてもなかなか授かれないという人がいるということへの理解もかなり大事かと思う。

保険適用するに伴っていろんな問題点もあるんだろうが、不妊治療で授かった身としては一刻も早く保険適用になるように話を進めてほしいと思う。


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