昇華/鬼滅の刃③
岩石を斬る事に成功した
並大抵ではない
現実では有り得ない技がここにある
男は足りない時に
男のせいにできる
負けは男として負けている
その赴きだけで考えを巡らし
ただ鍛えるに専念できるのだと
人格否定をしてるわけではない
男は弱い男が足りてないと
怒号を持って叱咤できるのかもしれない
やると決めたことは思考でやると決めたんだ
次のジャンルがある
それは実行するか実行できないかだ
dead or alive
生きるか死ぬかだ
鈍い、弱い、未熟は男とはイコールにならない
足りなかったら磨くしかない
そんな死と隣り合わせの時代に
身体に焔を宿して眠らせて
解き放つ事ができてこそ太刀になるんだと
全集中の呼吸は
血液褐釉🩸の必殺技だった
心拍を操り血を滝登る様に巡らせ
鬼に対抗する真の武者となる
鬼武者なのかもしれない
修行が始まって2年が経った
岩をみつめてからは一年もの年月が経過していた
昇華の日は岩を斬る為に
斬りつけた瞬間ではなかった
錆兎と真菰
鱗滝に育てられた一味は
味も知っていたのかもしれない
最後の背伸びに背中を押して支えてくれたのは
女の子の声だった
「あたしがみてあげる」
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