見出し画像

9/19は世界骨髄バンクドナーデーです!

みなさんこんにちは。骨髄バンクユースアンバサダー(以下YA)の中田萌々香です。
突然ですが、9月の第3土曜日(2020年は9月19日)は何の日かご存じでしょうか?
「世界骨髄バンクドナーデー[World Marrow Donor Day]」です。
世界中のドナーさんに感謝し、より多くの人に知ってもらおうと定められた日です。
今回はそんな世界骨髄バンクドナーデーについて紹介しようと思います。

世界の骨髄バンク登録状況と国際協力

 世界の骨髄バンクに目を向けてみたいと思います。
2020年9月時点で、世界中には約3700万人のドナー登録者がいます。そしてその中で日本の登録者数は約52万人です。

国際協力の状況20200731

これをみると世界中にドナー登録をしてくださっている人が多くいることがわかりますね。しかし移植を待つ患者さんも多くいて、これでも足りないのが現状です。患者さんたちのためにも、もっともっと多くのドナー登録が必要です。
 実は、日本骨髄バンクを通して行われる骨髄移植はさまざまな国の骨髄バンクと協力・サポートし合っているのです。日本骨髄バンクはアメリカ、中国、韓国、台湾の骨髄バンクと提携し、提供や受領を行っています。(提携国以外の国に日本から提供した例もあります。)過去の日本の提携国への提供、受領数を表1に示します。

図1

表1 各国の提供・受領数(2020年現在)

 骨髄移植はその国だけでなく他国との協力も重要であるということがわかります。世界中の骨髄バンクに目を向けることも必要ですね。

世界骨髄バンクドナーデーでは…

世界骨髄バンクドナーデーには毎年、世界中の50か国以上の国でさまざまなイベントが開催されます。日本でも毎年、骨髄バンク推進全国大会が開催され、ドナー登録者の増加に向けた取り組みを紹介したり、骨髄バンクに興味を持ってもらえるにはどうすればよいかを共に考えるシンポジウムを行ったりしています。2019年は長野で、2018年は滋賀で開催され、滋賀の全国大会ではYAメンバーの石井希さんが講演しました。

画像2

写真 2018年骨髄バンク推進全国大会 石井希さんの講演

また、SNSでも #WMDD #ThankYouDonor というハッシュタグでさまざまな感謝、情報、経験、意見が投稿されています。一度 #WMDD2020  で検索してみてください!

今回は世界の骨髄バンクに目を向け、骨髄バンクドナーデーについて紹介しました。今年は新型コロナウイルス流行の影響で、日本をはじめ世界各地の多くのイベントが中止になってしまい、オンラインでの開催になります。しかしオンラインイベントということはいつでもどこにいても簡単に参加できるということです。今年の9月19日は私たちと一緒にWMDDをお祝いしませんか?

骨髄バンク推進全国大会2020 WEB版

骨髄バンク応援メッセージ動画 「ツナガル、イノチ。」

参考

1.World Marrow Donor Dayウェブサイト 


この記事が参加している募集

スキしてみて