副菜対応優秀キッチンアイテム

　今年の夏、カインズで偶然出会ったお野菜スチーマー。お値段300円強プラス消費税(ぐらいだったような気がする)

　娘3号は無駄な食品廃棄に非常に厳しくて、規格外とか余剰の野菜を廃棄しているという話題にいつも憤っております。捨ててしまうのならそれをを加工して新しい特産品を作って、地域の活性化に利用したらいいのにと考えていて、そういう勉強をしようと思っていた時もありました。

　そんな3号なので、このゆるゆるお買物母の私が、つい買い過ぎて使うのを忘れ、しなびさせてしまう野菜の数々が「許せん！」のです。「野菜をもっと食べんといかん！」とよく怒られます。え～野菜、食べてんじゃん、おかずにキャベツの千切り添えてるでしょ～。お味噌汁だって作ってるし、一応気を使っているつもりなんだけど。

　しかし彼女に言わせると、まだまだなのだとか。「お母さんは工夫が足らん！」と。もっとたくさんの種類の野菜を食べなきゃいかんそうです。はあ、そうですかい。まあ、確かにそれは認める。うん十年毎日繰り返してきたご飯作りはもはやルーティンワーク。掃除よりは好きな家事だけど、それでも近年「こんなもんでいいか」とよく似た献立が繰り返される傾向は、あったな。だけど面倒くさいんだよぉ〜。

　ある日、彼女は朝やお昼の情報番組で特集されていた「蒸し料理」を知りました。「お野菜のうまみ・栄養を損なわず、手軽にたくさん摂れますよ」へえ～そうなんだ。やってみたい！　蒸し料理とか温野菜サラダ！　そしてその頃にタイミングよく出会ったのがこのスチーマーでした。

　番組ではせいろが紹介されていたけれど、お値段や収納場所・ケアや使いこなせるかということを考えるとなかなか購入には思い切りが必要です。その点、これなら敷居はぐっと低いのでは。母もこのくらいならポンと出せるお値段。使ってみよう！　ということになりました。

コチラが現物です

　これが想像以上に有用なアイテムでした。ちょっと火を通したいポテサラに入れるニンジン、炒めたいブロッコリや葉物のお野菜など、いままでのお湯を沸かしてゆでで…という手間が全く要らず、洗って切って入れてレンチンするだけで、ちょうどいい具合に柔らかくなります。そして、水っぽくない！　美味しい！　本当に「目からウロコ」の手軽さと便利さ。今では我が家の献立になくてはならないマストアイテムとなり、毎日大活躍です。野菜の副菜も頻繁に出るようになり、娘も「よしよし」とご満悦です。怒られなくなった。よかった。

　定番は、ラディッシュ（ふたつ割、葉っぱも）・スライスしたパプリカ・同じくの大根をそれぞれ2分スチームして、熱いうちに白だしに漬けるサラダ。パートから帰ってきて、チンして漬けて、少しダラダラして、夕食が出来上がるころに食べごろになります。パリッと感が残っているので歯ごたえもベネ。手軽で彩りもきれい。そして白だしは最強です。

　蒸し料理に目覚めた娘はついに、誕生日プレゼントにせいろをもらうことにしたそうな。大好きな茶わん蒸しもできるし、点心にも挑戦したい！　とのたまっています。いや、作るの私だけどな。でも楽しそうだからいいか。私もけっこう楽しいし。

　＃2021年買ってよかったもの、せいろになりそうな予感。

#買ってよかったもの