ハッカージャパンとその頃の自分を振り返る18(2003年-1)

(2014年5月6日 のblogより再掲 ※元のタイトルの番号が間違っているので修正しています)

えっと、仕事に出始めたりプライベートで悲しい出来事があったりしてすっかり放置しておりましたが、HJとともに自分の過去を振り返る試みを続けていこうと思います。(※と書いていますが今回で終わっています)

ちょうど前回は2002年の終わり、なんとなく会社を辞めようかなあと思ったところまででした。

特に次のことを考えていたわけではなかったのでネットを使って転職情報を探しているとネットワークの試験問題作成の編集みたいななんとなく自分の経験を生かせそうな仕事があります。そして待遇だって白夜よりはよさそうです。

申し込んで面接するとあっさり決まってしまいました。
決まっている書籍とHJの次号を終えると転職です。
もうすっかり疲れ切ってしまって走れません。何卒お許し下さい。

最後の書籍はHJで連載中のTCP/IP入門です。以前の反省を踏まえて「ネットワーク初心者のためのTCP/IP入門」とベタなかんじのタイトルで行くことにしました。最後なので気合いも入ってますし、原稿もイラストも修正と少しの書き下ろしを除くとほぼ内容は固まっているので安心です。安心の進行でした。

HJのほうは創刊1周年でリニューアルをすることになりました。理由は覚えてないのですが、きっと売り上げの問題だったのでしょう。3月号では無線LANの特集がありました。この後無線LANのムックに携わることになるのですが、このときは全く無関心でした。掲載されているLibrettoも吉田係長のやつですね。自分はたしかパーソナルファイアウォールの特集を担当したはずです。

画像1

最後となる5月号では何を担当したのかすらあまり覚えていませんが、officeさんのdisplay.cgiの原稿を見てはっとさせられました。今でもこのようなページはたくさんあるようですが、誰も指摘できませんよね。逮捕される危険があるわけですから。そして京都で@Randomの1回目が開催されて、その記事が多く掲載されています。僕も久しぶりに京都に行って、イベントが終わった夜中の京都を歩いて駅まで行って始発の新幹線で帰った記憶があります。

画像2


後々アレなことになるofficeさんの原稿そして無事に書籍を校了して、リニューアルの準備を整えて、いよいよ5年くらいお世話になった白夜ともお別れです。今振り返ってみるとお金には結びつかなかったですがとても楽しい日々で、長い修学旅行の夜とか学園祭を過ごしたような時間でした。

画像3

お別れ会の2次会にすでにベロベロに酔っ払ったその頃はまだBurstの編集長だったピスケン(曽根賢さん)が乱入してきて「お前編集から逃げんのか!」と絡まれたことをよく覚えています。曽根さんといえばぼくの同期と長い間お付き合いされていたようですが、別れてからどうなってるんでしょうか。新しい書籍とか出たのでしょうか。

白夜を辞めたところまで来たのでちょっと編集職について書かせていただくと、だいたいの中小出版社の編集職は薄給で激務です。そして大手になるとそこそこ高給で激務です。まあどちらにしても体力とやる気がないと続かないと思います。それでもやりたいという人はがんばってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?