バグバウンティした日記 2022年6月

6月になった。まだちゃんと働いているし、給料もわりともらってるし昇給もした。
ゴールデンウイークだけがんばったバグバウンティは報奨金はすでに去年の倍額が確定した。去年が少なかっただけなので数年前に比べるとまだ何分の1かではある。

ある程度終わりまでの生活の見込みが立つと、人間はこんなに労働意欲を失うものか、ということを実感している。
昔からある程度やりたかったことのゴールが見えると途端にやる気を失うのは悪い癖というか性で、それには自分で折り合っていくしかないんだろうと思っている。
そういう人間には人生のゴールがある程度見えてしまうとよくなかったということに今さらながらに気づいたが、もう後戻りはできない。
子供でもいれば未来のために何かやることがあるのだろうけど、あとは朽ちていくだけの身なのでなかなか難しい。希望は少ない。結婚していなかったらどうなっていたのだろう。

体調は引き続きよくない。事故の後遺症で右手が動かなくなって20年以上経ち、とはいえ俺、左利きだしあんまり問題ないよね、と生きてきたのだけど、去年のコロナのワクチン接種の後から左腕が上がらなくなって、完治していないため、身体の良いところがなくなってしまっている。本当にまずくなったので病院に行くと注射を打たれ、幾分かはましになったが、幾分かだ。痛みのためリングフィットアドベンチャーも止めてしまった。
キーボードとマウスがあるから何とかなっているものの、昭和に生きていたなら生活できてないよな、と思う。

「トップガン マーベリック」が流行っているので「トップガン」を見た。
子供の頃に主に経済的な理由で流行の映画や漫画に全く関わっていなかったので、大人になってからこのあたり同世代の話題についていけない。
大学生の頃、バイト先の同僚に大学生で一人暮らしを始めるまでテレビを与えられてなかったモンスターがいて、話が合わず困った記憶があったけれど、自分も他人を嗤えるほどのものでもなかった。大学で小銭を手に入れて4年間ちゃんと遊べたのはよかった。
今の人たちはインターネット経由でサブスクなど有料コンテンツを見たり遊んだりして過ごしているのだと思うけど、貧乏でインターネットやスマホのない子供のことを考えると胸が苦しくなる。残念ながらそういう人たちと関わる機会はないのであくまで想像でしかない。周辺では子供のお受験の話ばかりなので階層は分かれているのだろう。

父親が入院したとの連絡があった。胆石だそう。数日後、退院したとの連絡が留守電に入っていた。家電はセールスの電話と年に数回実家から架電があることでしか使われていないので電話は取らないけれど留守電を聞くたびにドキドキする。母親の様子については聞いていない。
数年前同僚に親が死ぬより辛いという話をしたのを思い出して、あれはよくなかったな、仕事しか関わりがない人にプライベートの話をしたのは心が弱っていたからだったのかなと。ふと思う。
何か面白いことでもないかと戸籍謄本とか取ってみようかな、と思っているのを忘れないようにメモ。

競馬はちっとも当たらない。報奨金でマイナスを補填している。

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