大事に使って、共に時間を過ごして、一緒に歳を取りたいものたち
新しい技術や発見は嫌いじゃありません。便利になるのは悪いことだとは思っていません。
でも、どちらかと言えば新しいものより時間を重ねたものが好きです。
正しくは「時間を過ごして変化してきた跡があるもの」ですかね。
化繊のものよりは布や皮製品が好きは好きです。あまり多くは持っていないですけど。
自宅のリビングの床や階段は1年に1回、ワックスをかける(塗る)ことにしています。
大工さんに「その方が長持ちするし、傷みにくい」と教えてもらったから。
たぶん、ワックスを塗らなくても、直ちに壊れたりはしません。
ただ、数年前に試しにワックスをかけた時に、床に潤いが戻ったような感じがしたんです。
単純にピカピカと光を反射しているだけでなく、怪しい言い方ですけど「床が喜んでいるような」感じがしたんです。
年々、床に傷は増えていきます。
経年劣化と言えばそれまでですけど、時間が経てば経つほど色も焼けていくし。
それがいいんです。家と一緒に歳をとっていく感じが。
汚く汚れていくのは嫌で、自分の肌をケアするように、自分の体をケアするように、床も愛でていきたいと思うのです。
とはいえ、着古したTシャツを使って、四つ這いで塗っていくので、私の体には堪えます・・・
塗る前に床をきれいにしないといけないので、拭き掃除、掃き掃除、もう一回拭き掃除をして、それからワックスを塗っていくわけです。
まあ、腰が痛いわけです。。
家が壊れるのが早いか、私の体が壊れるのが早いか?
ものを大事に。
壊れたら買い換えればいいという概念とは距離を置いて、できるだけ「壊れたら直して使う」を心がけたいし、そもそも「壊さないように大事に使う」生活をしたいと思っています。
でも、デジタル機器はなかなかそうはいかない感じなので考えものです。
便利だからと身の回りがデジタルになっていくと、壊れたら「買い換えた方が安いし早い」の世界ですしね。便利なんだか不便なんだか。
PCは5年目か6年目だし、スマホは3〜4年目くらい?長く使っている方だとは思う。
愛用しているブーツは20年を超えました。直しながら。
壊れた時に直して使えるかどうか、今後はものを買うときのチェックポイントになるかもしれません。
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