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黒と赤 

好きな色は何色ですか? 
こう聞かれると僕はいつも一色で答えない。
黒と赤
 

色っていくつ?

この世界に色は一体何色あるのだろう?
子供の頃にそう思っていた。
学校でもらう色鉛筆は12色。
美術の時間に使う絵の具は組み合わせれば
自分で自由に色を作ることができた。  

この世界に色は無限にある。 

webデザインでも使われている
カラーコードはRGBという光の三原色の組み合わせでできている。

R red
G green
B blue

 
この組み合わせだと、約1600万色を作ることができる。

そう、世の中は色に溢れている。
あなたの好きな色は何色ですか?
赤、青、黄、緑、茶、紫、白、黒。
オレンジ、ピンク、グレー、カーキ、ネイビー。

余談ではあるがこと日本においてはより色は細分化されているらしい。
英語で赤を表現するのは主にRedだが
日本では赤、鮮、紅、朱、暁、と幾つもの種類がある。

何故黒と赤?

黒のイメージはどんなものがある?
高級、威厳、闇、悪、深さ、恐怖。

セレモニーなどで使用される男性のタキシードはほとんどが黒で高級感があり、 
裁判官の服も黒で威厳と権利の象徴だ。

また、神話で出てくるような悪魔や悪役のイメージは大体が黒だ。
黒髪だったり黒いシルエットだったり、黒服だ。  

赤のイメージはどうだろう?
情熱、愛、革命、危険、勇気、命。

情熱の赤い薔薇。
就職活動でも情熱的、活動的なアピールをしたいならば赤のネクタイというのがセオリー。
血から連想されるせいか赤十字をはじめとして医療の世界や消防車にも使用される。

さて、僕は何故この色の組み合わせを好んでいるのだろうか? 
それはファッションに目覚めた10代の終わりまで遡る。
当時、まだまだファッションを知り始めたばかりの僕は基本的には白、黒、グレー、ベージュくらいの色しか選択肢がなかった。 
オレンジやピンクなんて着こなす自信はない。
ただ選択肢を増やしたい。
そう思って手に取っては暗めの赤の入ったシャツ。
いわゆるワインレッドというやつだ。

黒と赤を足した場合、(やったことはないが)おそらく暗めの赤になるはずだ。
ここからワインレッドを好むようになった。
今でもそれが続いている。
一時はワインレッドのジャケットを着るほどハマっていた時期もあるが今は黒の中に差し色やインナーで使うくらいのものだ。

ファッションに限らず身の回りにあるもの
例えば財布、名刺入れ、インテリア、車の内装など。
割とこだわっている。

ロゴ

実はあまり表に出していないが僕のデザイン業は名前もロゴもある。

DtL Design(ディティールデザイン)だ。

名前の由来については自信を持って別の記事で紹介したいところだがこのロゴにも色は
赤と黒を採用している。

ところが世の中には赤と黒のロゴというものがあまりないように感じる。
高級感と情熱という企業においては割とブランディングしやすいフレーズであるにも関わらずだ。

赤いロゴであればいくつでもある。
コカコーラ、リーバイス、ユニクロ、H&M、Netflixなと。

黒いロゴも実はそんなに多くはない。
文字であれば黒を使用されるが、カタチとして使用される機会は実はあまりない。

ロゴの世界は今や赤と青がかなり多い。
ちなみにファッションの世界においても最近ではベージュやカーキ、オフホワイトが人気で赤やワインレッドはやや下降気味な印象はある。

このロゴの世界で黒と赤を使った自分のロゴを有名にしていこうという野望は実はある。