敷居が高いフランス料理の理由

いつもnoteをご覧下さりありがとうございます。

昨今の情勢により、需要が増している出張シェフ。

飲食店で働くよりも遥かに短時間で高い収入が見込めるのが魅力です。

ですが、敷居が高くて依頼しづらい、という方も多いと思います。

単価も低くすればするほど用意出来る食材にも限りがありますが、その分かける費用を変えてサービスする必要があります。

単価が高くてなかなか利用されることも少ないというのもよくあります。
ですが、「たまにはフランス料理を食べたい」と思える、「利用してよかった」と思って頂けるようにしなくてはリピート客もついてきません。

何故敷居が高いのかというと、、、、

日本食との違い

普段、日本人の家庭料理は和食の料亭などで出てくるような料理とは違いますが、肉じゃがや筑前煮などの煮物や野菜炒めの、焼き魚といったものが一般的で思わずほっこりするような料理が多いと思います。

それらと違って、フランス料理では使用する材料から原価がかかるものも多く、またテーブルにセッティングするものや食事するためのコーディネートなどもかかるため、日本食よりも敷居が高く感じられるのです。

欧州においては、中世に至るまで規則も無く、特権階級の人間も含め、ほとんどの人間は手づかみで食べていた。例えば、16世紀に来日したイエズス会の宣教師である、ルイス・フロイスは、著書の『日欧文化比較』で「われわれはすべてのものを手をつかって食べる。日本人は男も女も、子供の時から、二本の棒を用いて食べる」と証言している。15世紀の書物であるセバスティアン・ブラントの阿呆船の中でテーブル上のマナーについて言及されているため、この頃にはテーブルマナーの概念が形作られていたと思われる。テーブルマナーは人間の文化の発展に伴って発達していった[3]。

イスラム教徒やフン族などとの戦争を含む国際的な交流に伴い、食欲などの欲望の抑制と相手への配慮が培われ、会談において相手に嫌がられないテーブルマナーが形作られることとなった。
wikipedia引用

勿論、全て敷居が高いものではありません。

例えば

カジュアルスタイルのフランス料理です。

立ち飲みで気軽に入ることの出来る、ビストロなどちょっと小洒落たスタイルの少し安めのワインやカクテルやハイボールといったドリンクと共に提供されるようなコースではなくア・ラ・カルトメニューの料理です。

ビストロであれば、気軽にご利用する方は多くなるかと思いますが、やはり折角一生に一度の大切な日にご利用いただくためには敷居の高いフルコースをご利用頂きたいものです。

ビストロなど、カジュアルな料理でもクラシックでポピュラーな伝統的なものもたくさんあります。

和食もフルコースはある

日本食とは違い、白米ではなくパンやお酒、アルコールと共に召し上がる料理が多いです。

日本の家庭料理はどちらかといえば、雑食でバランスを取りたいと思っているあまり、炒め物であったりとんでもない組み合わせになったりする事が多々あると思います。

・和食
・懐石料理

このように敷居が高いフランス料理以外でも『日本料理』にもフルコースは存在します。

ですから、フランスでなくても扱う食材によって敷居が高いものは多いです。


敷居が高いと利用されない?

そんなことは必ずしもありません。
確かに敷居が高い事は滅多に利用するサービスではありません。

ご利用者の所得が高かったり低かったりしても使える食材やサービスが異なります。

あまり敷居を低くしすぎても、クオリティにも差が出てしまいお客様をガッカリさせることにもなりかねないので、低いサービスにしても付加価値をつける必要があります。

低い単価で提供したいのであれば、食材に金額を掛けられない分、いかに華やかさや見た目を良く魅せられるかです。

特に出張シェフをしていく上で最も重要な要素になります。

高い食材を使えば敷居は必ず高くなりますが、安い単価でもクオリティを落とさず、付加価値を付けることで敷居が高くて利用出来ないと言うことがなくなります。

ただ、高い単価にした時にもクオリティを落とさないことも大事です。

いつでも利用し易いサービスに出来るよう向上していきたいと思っております。

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