見出し画像

②住宅メーカー・工務店選び

前回、新築を建てる前にやるべきことをお話しました。
まだ見ていない方はこちらからどうぞ↓

ローンで借りることのできる金額が分かれば次は住宅メーカー・工務店選びです。

新築を考えれているのであれば、なんとなくでも「ここで家が建てたいなぁ」という希望があるのではないでしょうか?
金額も合致しているのであれば、まずはそのメーカー・工務店に行ってみるのがよいと思います。営業との相性もあると思います。まずは見学会にでも行ってみることをおススメします。

金額が合致しなかった。特に興味のあるメーカー・工務店もないという方は
家づくりを行う上で何が大切になるかを考えてみましょう。

話題に上りやすい項目は次の3点が多いように思います。

  1. 金額

  2. おしゃれな家

  3. 断熱性・耐震性

  4. アフター対応

1.金額

これは金額が安ければ安いほど良いという方向けです。
この方には「建売」がおすすめです。
なぜおすすめかというと建売は仕様や間取りが固定のため、キッチン等が安く納品でき、木材の発注も無駄が少なくすることができるからです。また職人さんたちも毎回同じ建物を建てているので施工精度も良かったりします。
さらに年度末などは年度内に売らないといけなくなるので安くしてくれたりもします。デメリットは生活スタイルが合わないと使いにくいことがあげられます。


2.おしゃれな家

ドライブをしていて、この家おしゃれだなと思う家はほぼほぼ「工務店」が建てた家が多いかと思います。
この業界が長いと家を見るだけで、どこのメーカーが建築したのかが分かるようになります。
住宅メーカーは自社の基準がありどうしても似たようなデザインや間取りになることが多いです。
対して工務店は住宅メーカーに比べ制約が少ないため施主さんのニーズに答えた住宅を建築しやすいというメリットがあります。
その反面、おしゃれな家は雨漏りがしやすかったりします。
(屋根の形などによって雨漏りリスクは変化します)
周辺の環境を考えて提案してくれる会社を選びましょう。


3.断熱性・耐震性

断熱性・耐震性に関しては断熱等級4以上・耐震等級3もしくは3相当が当たり前のレベルです。
この基準以下のメーカー等は選ばないほうが良いと思います。

2025年の法改正を知らない営業もいますので要注意です。
 2025年に法改正により耐震基準・断熱性能の引き上げがあります。


断熱性について説明すると断熱等級に関しては2025年には断熱等級4が最低基準となります。
(断熱等級4は「冬の室内の最低体感温度が8℃を下回らない程度」の基準)

また2030年には断熱等級5が最低基準となります。(断熱等級4は「冬の室内の最低体感温度が10℃を下回らない程度」の基準)

上記のように改正が行われますのでご自身でどの程度の基準を目指すか、金額を加味して家づくりをおこなうとよいと思います。

次に耐震性ですが

耐震等級3・もしくは耐震等級3相当でなければいけないと思っています。

皆さんは耐震等級1はどの程度の強さだと思われているでしょうか?
多くの方は震度7の地震に耐えると思っているのではないでしょうか。

耐震等級1は震度7クラスの地震がきた際に家族全員が家の外に避難した数分後に倒壊する程度の強さが確保出来ていればよい。という強さです。
これは建築基準法で定められた最低の基準、命を守る最低限の基準です。

なので耐震等級3は必ず確保するようにしましょう

耐震等級3は簡単にいうと震度7クラスの地震に耐えられる強さです。
耐震等級3をとるためには証明書を発行しないといけません。
この証明書を発行するためには10万円以上かかるのでその証明書を発行しないものを耐震等級3相当と言ったりします。
注意点として耐震等級3相当といいながら実際は実際は等級3の耐震性を確保できていないこともあります。
可能であれば証明書を発行してもらうのがよいでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?