きもの周りのお買い物の仕方
きものを着始めた頃は
肌着や足袋ひとつすら無く
結局それらを一個ずつ買い求めていくと
あれ?
欲しいものはたくさんあるのに
予算があまりにも少ない!
と愕然としたものです(きものあるある)。
本当は早く、
素敵な帯とかきものとか小物とか…
欲しいのになあ。
ここでつい、予算内でなんとか色々買おう…
と値段を先に確認したくなるのですが
これは悪手。
こんな時こそ、値札は最後まで見ない。
品物だけをみる。
本当に心惹かれるものはどれか、よく見る。
それで結局予算オーバーで全部諦めるかも
しれない。
買う予定の何かを今回は諦めて
目の前のものひとつだけを
買うかもしれない。
えーいままよ、とお財布事情を一旦さておき
全部を買うかも(これは大変…)。
一番大事なことは
私が何が好きか。
私が美しいと思うものは何か。
自分のみる目を曇らせないこと。
予算を決めるのは大事だけど
予算ありきの買い物では
値段がみる目を惑わせます。
着物周りの買い物は特に、
一度買えば先は長い。
もしかしたら一生かも。
こつこつと時間をかけて揃えたあれこれ。
去年は雨用コートを仕立てました。
昔の私は
雨の日はきものを着なきゃいい、
洋服があるじゃないかと
言ってたのにね。
何をどこまで揃えるかは
その人次第ですが
お買い物は妥協なく。
自分の箪笥を占めるものは、
自分にとって美しいものだけでなくては。
あーこれふたつ買うお金でいい帯締め
一本買えばよかったなー。
そんな風に嘆く中級以上のひと、
実はおおいです。
これは10代の私が着ていた浴衣。
もちろん当時は自分で着ることも畳むことも
出来ませんでした。
今は、私の他装練習用として使ってます。
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