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なぜこの人が私なのか──永井哲学をつくる

私である(という他の人とはまったく違うあり方をした)人がいるとはどういうことだろうか。 主に永井均によって切り開かれ、探究が積み重ねられてきたひとつの問題圏がある。 その出発点にして核となる問いが冒頭の問いである。これはいったい何を問うている問いなのか、永井自身によってこれまで幾度となく説明が重ねられてきた(永井は、この問いの最短の説明として「自分とは何か──存在の孤独な祝祭」『哲学の密かな闘い』を、永井哲学の入門として『哲おじさんと学くん』を挙げている)。 この問いの意

    • 日記(2023/08/04)

      本を読んでいると、まだ読んでいない他の本のことが時折、とても気になってしまう。まだあの本も、あの本も読めていない。こんな本を読んでいる暇なんかあるのだろう、と。でも、実際のところ、自分の中でそれほど読む順番が決まっているわけじゃない。むしろだいたい同じくらいで、早いうちにどれも読めたらいいなと思っている。 本を読んでいないときにはあんまりそんなこと(こんなことをしてる暇ある?と)は考えない。たぶん本当はそんなことが言いたいんじゃなくて、今読んでいる本が少し退屈で、だから、読

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