紫陽花が教えてくれる、「当たり前」の反転
梅雨が近づくにつれ、道端の紫陽花(あじさい)の花も開き始め、雨の季節の到来を感じさせてくれます。
紫陽花は、カラフルな色合いとその豪華さでとても存在感がある植物ですが、花びらに見えるヒラヒラした部分は実はガクってご存知でしたか?
紫陽花の花びらは、本当は中央にある小さいもの。ガクは装飾花と呼ばれ、他の花の花びらと同じような鮮やかな色をしているし、大きく目立つので花びらと間違えてしまいますよね。
このことを知ったとき、私はとても驚きました。そして、「当たり前」が実はそうじゃないことが、何だか面白かったのです。
それから、思い込んでいることってきっと多いんだろうな、と思うし、世界をもう一度見直してみた時に、新しい発見の宝庫になりそうな気もします。
ちなみに、紫陽花の花言葉はこちら。
【日本】
団欒、家族、友達、平和、和気あいあい、七変化、仲良し
【西洋】
移り気、高慢、浮気、無情、変節
地域によって印象も違っていますね。日本だとその球体の形状から、まるっとしていてつながりを感じて、仲良しのイメージのある植物なのに対して、西洋では花やガクの色がグラデーションのものが多いので、移り気だったり、浮気なんて印象があるようです。また、西洋には梅雨がないので特別に雨の植物のイメージはないそうです。
私は、「他の視点を知り、自分の世界を広げて行きたい」と思っていて、なるべく、日頃から心がけるようにしているのですが、つい自分の視点ばかりに寄ったり、自分が「正しい」なんて思う気持ちも沸いてきます。でも、紫陽花を見ると「当たり前って何だろうね」と言って、広い視野を持つことを思い出させてくれるのです。
機会があれば、紫陽花の花を観察してみてくださいね!
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このnoteでは、わたしから見える景色を綴っています。
読んでくださった方の心に止まり、また違う景色が広がったら嬉しいなと思います。
よかったら自己紹介を含めたこちらもご一読ください。
「わたしの景色」
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