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【Edge Rank 1006】買い物が下手くそで困る【ゆうせい】

僕は買い物が下手くそだ。欲しいものを買おうとしている途中で、それが本当に欲しいのか、はたして自分に必要なものなのかわからなくなってしまう。これを読んでいるほとんどの人は意味がわからないと思うけれど、そんな性分なんだからしかたがない。

最近も、いや、つい今日も、新しいスマートフォンが発表されて、「新しいスマホが欲しい」という気持ちになった。だが実際に販売サイトでカートに入れた途端にふわふわしてくる。いま持っているスマホと比べてそこまで高機能か?10万円以上も出して手に入れたいものなのか?買ってからやっぱりいらなかったと後悔しないか?と天使とも悪魔とも言えない優柔不断な僕が何人も語りかけてくる。

これを妻に話しても「欲しかったら買うし、そうじゃないならいらない」という至極まっとうな答えが返ってくるのみ(あたりまえ)で、それを聞いてまた僕は本当に欲しいものではないのか、ないのだな、じゃあやめておくか、いやしかし気になる、と気持ちの天秤の上を行ったり来たりするのだ。

気持ちの往来に決着がついても、もう一つ難関がある。それは着日。すぐに受け取って使いたいのに、配達日が翌週とかになっていると途端にいらなくなる。「今すぐ欲しいのに来週かよ、だったらいいや」と天の邪鬼が現れる。注文しておけば翌週の楽しみになるのに、頼んでおけばよかったと後悔するのに、今すぐじゃないからと理由をつけて買わない。もうここまで来ると自分でも腹が立ってきて、買い物が下手くそどころか生き方が下手くそじゃないかと言ってやりたくなる。

時には最初から最後までブレることなく、断固たる決意を持って買うこともあるけれど、迷いもなく決済ボタンまで押せることは非常にまれなこと。

僕の欲しいものリストは、欲しいのか欲しくないのかわからないものでいっぱいなのである。

不在通知がつらい

ここまで書いてまだ買い物の話かよと思うかもしれないが、不在通知も苦手なのだから仕方がない。午前中に配達予定の荷物を待っていて、11:30にどうしても出かけなくてはいけなくとき、もうそわそわして荷物どころの騒ぎじゃなくなる。もっと言うと、ちょっとコンビニに行ったときに限って配達の方が来られて不在通知が入ったらどうしようとか、実際に入っていたときの悲しみと言ったらもう。

今はありがたいことに宅配ボックスがあるので、その悩みほほぼ消滅したが、たまにロッカーに入らない謎サイズダンボールで発送されることがあるので油断できない。

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今月のEdge Rank共通テーマは 「不在」 です。10月は神無月と言われますよね。神様がみな出雲大社に行ってしまうため、出雲の地方だけは「神在月」それ以外は「神無月」というんだとか。となると僕の周囲からは神様が「不在」となってしまいます。何かがいないことの便利・不便、無くしてしまったもの、無くてよかったものなどなど、そこにないことについて教えてください。
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編集後記

約四年ぶりに実家に行くことが決まって嬉しい限り。いろんな事情があったとはいえ四年とはずいぶんなことだ。せっかくなので二泊のうち一泊は温泉旅館を予約して両親も招待する。実に大人な帰郷である。この温泉旅館の予約に関してはなんの迷いもなく決定ボタンが押せたことを思うと、買い物は簡単なのかもしれない。

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