お妻がヤフーを辞めた
お妻(おつま)がヤフーを辞めて転職することになった。
転職先は後日また本人がツイートなりブログ書くなりすると思うから、ここでは僕の気持ち的なことを書いていこうかな。
ヤフーって会社は、たぶん日本で知らない人がいないと思うし、インターネット界のNHKとか言われてるし、車で言うたらトヨタ、家電で言うたらパナソニックくらいのでかさはある。
石川県の田舎で育った僕からすると「スーパー大企業」であり、もしそこで働けたなら、僕の心の欲求は満たされて、毎日毎日たのしく笑顔でウキウキワーキングができそうなくらいだ。
そんな会社に新卒で入社したお妻が、
「ヤフー辞めて転職したい」
と言い出したときは、「正気か!?」と、田舎のおっさんさながらのリアクションを取りそうになったが、少し考えればお妻の判断が間違っていたことはないし、たとえ間違っていたとしても彼女の人生なのだから、思いっきり何でもとにかくやってみようの精神で前へ前へと突き進むべきで、100%、いや400%応援することにした。
まあギリギリになって、「辞めるの怖いよぉ」とか言い出したら慰めてやろうと思っていたが、実際はいつものテンションで、
「iPhoneもMacも返却した!身軽ぅ〜」
ってLINEが来たので安心した。そして送別会ラッシュで帰ってこないお妻をよそに、家でPS4をプレイしながら独りビールを飲む日が続いている。
ありがたいことに、お妻が辞めることに関して周りのみんなからあたたかい言葉の嵐で、だんなとしては誇らしいし幸せな気持ちになっている。
そんな彼女は今日からさっそくよく眠り、週末からは二週間のヨーロッパ一人旅に出かけるパワフルさである。海外で使えるSIMカードとか、プリペイドカードとかを準備し、なんだかとても楽しそうだ。
お妻は「やりたいこと・ほしいもの」がいつも明確で、そして「やれるときにすぐやる・買う」を実践している。これについては尊敬しかなくて、なおかつかなり影響を受けていて、これまで我慢したりコスパを重視していた自分が崩壊し始めていて、最高にファンタスティックな毎日を送れている気がする。
さてさて、僕としては妻のいない二週間をどう過ごそうかと考えているが、半年弱も入院していたときのことを思えば、そんなものは一瞬ですぎるだろうと高をくくっている。なんせPS4もNetflixもあるし。そしてたぶんお妻からガンガンLINEが飛んでくるはずだから。
お妻はまだ26歳。僕の26歳とは比べ物にならないほど大きくて強くてしっかりしている。(実はすごくおっちょこちょいで、ものすごく悪く言うとドジなんだけど、誰も知らない)
これからもいろんな影響を与えあって、尊敬しあって、切磋琢磨していこうと結びつつ、取り急ぎの祝辞とさせてもらいたい。
お妻よ、君の可能性は無限大だ。俺もだけど。
一生よろしく。
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