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日本代表だけを応援する僕を許してほしい

スポーツ観戦は好きだ。だけど、推しのスポーツもチームもない。プロ野球やJリーグのシーズンになっても、特にテレビを見たり、ネット配信で見ることもない。

ただし、「日本代表」と付けば話は別である。

野球、サッカーにとどまらず、どのスポーツでもいい。めちゃくちゃがんばっている選手たちが、日本の代表として選ばれ、世界のめちゃくちゃがんばっている選手たちと対決する。

ただそれだけで、僕には十分、十二分に応援したくなる熱い何かがこみ上げてくるのだ。

しかし、日頃から追いかけていないために、各選手がどこでどんなプレーをしているのかわからない。スポーツニュース番組の密着取材で情報を得たり、ネットで動画を見てようやく理解したつもりになっている。

そして、「ずいぶん前から注目してました」って顔をしながら、いわゆる代表戦というものに興じるのだ。

なんだ、ただのにわかファンじゃないか。都合の良いときだけ勝手にファン(サポーター)になって、代表戦が終わればすぐにいなくなる輩か。

そう思われてもしかないと、自分でも思う。でも、日本代表を応援するのはめちゃくちゃに好きなので、日本代表ファン(サポーター)として、そのときだけでも仲間に入れてほしいし、認めてほしい。

とある選手がドイツの厳しいリーグで技を磨いたという事実を、ドイツでの実際のがんばりをライブでは見ていないし、いい感じに編集されたまとめ動画や、ツイッターで得た情報でドヤ顔をしていることは認める。

でも、えらそうに誰かに講釈たれることもなく、僕は君(あなた)を知っているよ。ドイツにいるんだよね。日本代表として戦ってくれてありがとう、という気持ちは、ずっとファンの人と同じように持っているつもりだから。

まあ、スポーツやチームに対してなんのサポートもできていないからダメ、と言われたら取り付く島もないのだけど、「◯◯は日本代表を応援しています」というメーカーの商品は、代表戦の前後では買うようにしているし、日本代表ファンとして、ゼロでもマイナスでもなく、微力、微量ながらプラスのことをしているので、日本代表だけを応援する僕を許してほしい。

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