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YSS月間審査員賞! 2022年1月の発表。

8名のキュレーターが皆さんの投稿からピックアップして毎日紹介、日常写真を愛でるフィーチャープロジェクト「yousawscenes」。おかげさまで多くの投稿をいただいております。

本当に素晴らしい写真が沢山集まっているため、月間審査員賞と称し、勝手ながら毎月褒め称えることにしました。

というわけで以下、1月の月間審査員賞を発表します。
受賞された皆様おめでとうございます!


Ken Tanahashi選

Fujio Akimotoさん

https://mobile.twitter.com/fafb794/status/1477235336493547522

選考理由:見た瞬間に引き込まれました。ドアのガラスに何かが当たったのでしょう。とても想像力を掻き立てられる写真です。モノクロとして表現するとで、ガラスが割れたひびが際立ち、その様子が蜘蛛の巣のように見えてとても面白いです。


トモコスガ選

maya.yさん

https://twitter.com/maya__y/status/1483070423290236929

選考理由:これは動物園か、ふれあいコーナーでしょうか? イノシシが被写体の時点でまずドキッとするわけですが、その周囲に、幾人もの姿が確かめられ、これが一体どんなシーンなのか皆目見当がつかない。そのミステリアスさにまずやられました。
構図としては、水平がとれていないことで即興的なスナップの効果が生まれ、写真に勢いがついています。そしてイノシシの左側に伸びた影と呼応するかのように、やはり左側に伸びた人物の影。それがどんな人なのかまでは写真の中で確かめられないことで、余計に鑑賞者の想像を掻き立てます。
一番手前に写った「空気弁」の文字も絶妙な存在感を放っています。いやはや見事な決定的瞬間。お気に入りです!


TOYOKI選

Takumaさん

https://twitter.com/fu0_otk/status/1486318344626409476

選考理由:シンプルに光が美しい。冬の新宿。15時くらいでしょうか。日が傾き始める落ち着いた時間。私も1日の中で最も好きな時間帯です。こんな景色の中でただ散歩をしたい。ハイライトからシャドウまで色が失われるほんの少し手前のギリギリを攻めた露出で、見えうる景色の色彩を最大限にまで引き出した技術的にも高度な写真だと思います。


MASA選

ももえさん

https://twitter.com/mo_momomooji/status/1484832807663079424

選考理由: 在籍している学生にしか撮れないシーン。学校という人生の12年間の限られた時間の間入れる世界で、同級生と極めてナチュラルな語り合いの瞬間。青春時代を通り越した大人が、あの時撮っておけばよかったと思っても撮れない、貴重な時間を切り取れていることは、これからの財産になると思う。そんな一枚です。


kawamon選

HoriKohさん

https://twitter.com/horikoh_1992/status/1486623132333273089

選考理由:小さな子供は少しずつ成長し、いずれ自立してゆく、そんな微笑ましい時の流れをこの一枚から感じることができました。育児は楽しいことばかりではなく、むしろ苦労も多いですが、成長とともに過ぎ去る日々は戻れないもので、そこから生まれる寂しさのような感情も同時に受け取れました。日常は不可逆的なものですが、この一枚が写真という形に残ることで、親子ともに今後の糧となり、それぞれの人生をより豊かにしてくれるのではないでしょうか。写真の記録性とその価値を改めて考えることができました。


Pan_nu選

foreさん

https://twitter.com/fman_28/status/1476898097028800517

選考理由:桜が咲いているので始業式前後でしょうか?子供たちの新しいスタートの記念に写真を撮る親御さんは多いですね。そのシーンを全て包括して第三者的な位置から撮影してるのが良いなと感じ、選ばせて貰いました。
子供たちにピースを促すようにして、逆に自分達が仲良しを見せつけることとなったお二人にもとてもほっこりします。
もうすぐこんな場面が各地で繰り広げられるんだなぁと新鮮でもあり懐かしくもある、そんな気持ちにさせられる写真ですね。


shimizu_nobu選

Daiさん

https://twitter.com/1219_ds/status/1482554140962476034

選考理由:完全に目が合いました笑
偶然の産物でありながらどこか微笑ましい写真ですね
置き物と思うくらい堂々した風貌と食品サンプルとの対比が好奇心をくすぐる写真で今回選ばせて頂きました。
よく見ると看板猫ちゃんなんですね、お店の方も猫達を溺愛してる感じも伝わってとても印象深い一枚です。
このお店だから起こる日常を切り取っていて素敵です。


いくら・チャーン選

Shintaro Takadaさん

https://twitter.com/takada_____/status/1485987960374054920

選考理由:ぱっと見で、もふもふの塊だとは分かるのですが、よくよく見ないとその詳細はわからない。けれど、目を引く写真でした。猫の手先の柔らかな曲線が画面中央に収束し、それを纏わるように布にしわが寄っています。そしてよく見ると左下にもう一つの手が。
見れば見るほど発見がある、面白い写真だと思いました。もふもふは可愛い。


以上、2022年1月の月間審査員賞でした。

2021年11月に始動した、ユーザー参加型のフォトプロジェクト「yousawscenes」、おかげさまで多くの方々に参加いただいております。

皆さんの写真をTwitterとInstagramで毎日紹介しています。

【yousawscenes応募の手順】
1.TwitterもしくはInstagramにて「yousawscenes」をフォロー
  Twitter:twitter.com/yousawscenes/
  Instagram:instagram.com/yousawscenes/
2.ハッシュタグ「#yousawscenes 」をつけて写真を投稿(組み写真可)

yousawscenesのヴィジョンと参加方法
過去に開催したフォトコンの審査結果

今年も様々なイベントを企画していきます。
yousawscenesをどうかよろしくお願いします。


YSSキュレーター紹介

Ken Tanahashi

2016年から本格的に写真を撮り始める。主にストリートフォトや日常写真を中心に撮影している。その他の活動として、WEBメディアへの記事の寄稿、写真系コミュニティ『DopeZineLab』の運営、ストリートフォトにスポットを当てた『StreetPhotographyJapan』の運営として活躍している。

Twitter twitter.com/kentanahashi
Instagram instagram.com/ken_tanahashi
note note.com/kentanahashi/


MASA

東京でプロダクトデザインをしながら、2019年から休日や帰宅時に写真を撮っている。培ってきたデザインの知識をベースに、青基調の特徴を持った多摩川の日常や都内でのスナップ写真作品をTwitter、note等で投稿している。一方で写真作品も作り、PhotoVogueにて数枚の写真がフィーチャーされた。

Twittertwitter.com/masaphoto9
Instagraminstagram.com/masayoshi_u_photography/
notenote.com/masa_design


トモ コスガ

写真表現を考えるYouTubeチャンネル「トモコスガ言葉なき対話」を運営。VICEマガジンの編集を経て独立、現在は写真家の故・深瀬昌久が遺した写真作品の管理団体「深瀬昌久アーカイブス」創設者兼ディレクターを務める。Brutus、Pen、実話ナックルズ、日本カメラ、IMA、サイゾーなどの媒体に寄稿。著書に『MASAHISA FUKASE』がある。写真集の跋文寄稿に、深瀬昌久『RAVENS』『FAMILY』『SASUKE』『Kill the Pig』など。過去に審査員を務めたアワードとして、第7回 EMON AWARD、第1回 News Print Awardなど。オランダはアムステルダム在住。

Twitter twitter.com/tomo_kosuga
YouTubeyoutube.com/user/tomokaflex
Instagram instagram.com/tomo.kosuga/
note note.com/tomokosuga


TOYOKI

1985年、山形県生まれ、東京都在住。東京を拠点に活動するストリートフォトグラファー。都市と自然の緩衝帯、武蔵野をメインフィールドに何気なくも愛おしい日常を記録する。

Twittertwitter.com/s_toyoki
Instagraminstagram.com/s.toyoki/


いくら・チャーン

2002年生まれ、京都北部の田舎育ちで現役大学生。2021年より、SNSのストリートスナップに惹かれ、スナップ写真を始める。自分の身の回りで目にする「ちょっと面白いもの」を撮り続けている。

Twittertwitter.com/71_ikura
Instagraminstagram.com/ikura_17/
note https://note.com/ikura_17/


Pan-nu

自転車旅で3年半のテント暮らしをしながら日本全都道府県を行脚した経験を持つ。写真を販売することで旅中の生計を立てた経験から、その後もフォトグラファーを生業として活動を続ける。現在は故郷である岡山県にて購入した中古ビルでフォトスタジオを経営して4年目。

Twitter twitter.com/Pan_nu_photos
Instagram instagram.com/pan_nu_photos/


kawamon

福島在住のフォトグラファー。2017年に本格的に写真を始める。鉄道をモチーフに日常や旅情を表現した写真を得意とし、雑誌などのメディアや鉄道会社への写真の提供なども行ってきた。最近ではSNSでの発信にも力を入れており、twitterでは鉄道写真のほか、地元や旅先でのスナップ写真を投稿している。

Twittertwitter.com/kawamon4649
Instagraminstagram.com/kawaminami_hayato
notenote.com/kawakawa415


shimizu_nobu

フリーランスフォトグラファーであり、浅草の人力車夫。プロダクトから大型フェスまで。ジャンルレスの撮影業務をこなしつつ。ライフワークとして日々の朝食をSNSにて発信し続け、雑誌や新聞などのメディアから取材を受ける。撮影以外にコラム等の執筆活動や企業SNS運用もしている。

Twitter twitter.com/shimizu_nobu_
Instagram instagram.com/shimizu_nobu_gohan/

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