どうなる?アフターコロナ、建築設計事務所arbolとして感じている事と報告。
今回は僕が主宰している事務所、arbolの今後の仕事の大きな方向性と動きの報告をさせて頂きます。
現在、明らかに時代の変化が起こっています。
誰もが感じてらっしゃると思いますが、今後人々の価値観は大きく変わっていくでしょう。
建築で想像しますと、人の想いが変わってくると求められる要素が変わり、自ずと質や形状、機能が変わってくるでしょう。
価値観が変われば形も変わる。
そんな時期、住まいはより一層、生活の原点として見直されるのではないでしょうか?
職業柄か、既によく聞く話として、
今までは仕事が忙しく家は寝るだけ、休日も出かける事が多いと言った人がいざリモートワークや外出自粛になると家の居心地が悪いと言ったお声があります。
ただ単に物が散乱していて気が散ると言った事でしたら整理整頓や物の向き合い方を変えていくだけでかなり問題は解消されるでしょうが、空間自体が仕方なしで過ごしていましたらどうしようもありません。
人によってお気に入りの空間やその感じ方は様々でしょうが、
私達は気に入った空間に身を置くと、
本来の自分らしさが出てきたり、
よいアイデアが閃いたり、
集中でき、作業が捗ったり、
時にはゆったり過ごせるでしょう。
私共が日々問い、大切にしていきたいと思っている「本質的な豊かさとは?」
が世間一般的にも問われる様になって行くと感じます。
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ここからはarbolのご案内です。
arbolの今までのお仕事の例で申し上げましたら、
まず大前提となるのは数字的な床面積より質、
(予算の桁が違っても予算以上のご要望が必ずつきまとってきますし、少しでも広くしたいと言うお気持ちは生物的サガでしょう。)
そして、
壁は自然系の塗り壁、
床も無垢材、
断熱性能が高い断熱材やガラス、
法律的に義務付けられている24換気空調は大気の空気を浄化する。
そして一見無駄と言われたり、コスト削減要素になりがちな中庭や吹き抜け、身近に自然を感じることの出来る周辺環境を切り取る開口、植栽やいつも身体に触れる家具。
これらの要素は人の心身共に良いと言う研究結果もあります。
ただ建築設計をするのではなく、そんな要素を総合的にご提案出来る様に努力してきました。
今後のarbolのテーマは『Life activity fullness』
私共も日々の生活や習慣、仕事の仕方自体も再構築していっています。
コロナを想定していた訳ではなく、もともとそう動いていく予定に勢いが増した感覚です。
そしてより深く住まい手の暮らしをイメージしていきたいと思っております。
お陰様でこのような状況の中、只今住宅の設計のお仕事は進行しておりまして、arbolではすぐに計画を進めれない状態です。
2020年9月までに住宅設計を開始させて頂く案件は既に受付を終了させて頂きました。
2020年12月までに開始案件も後一件のみとさせて頂きます。
2021年から設計スタートする方への要望の整理、優先順位の明確化にはスポット的にアドバイス出来ると思います。
大変申し訳ございませんが、予めご了承を頂きます様どうぞ宜しくお願い致します。
尚、相談会はWEBにて定期的に受付中です。
遠方の方のご相談も歓迎致しております。
建築家との家造りは作風やスタンスも大事ですが、それと同等かそれ以上に大切なのが「建築主と建築家のフィーリング」だと考えています。
ただ、まだ一般的には建築家に設計を依頼する事は敷居が高いと思われている様です。
ひとりでも多くの人が心地良い空間で過ごせますように願っておりまして、
建築家探しの一歩目としてお役に立てれば嬉しい限りです。
クリエーティブの力で人がもっと本質的に豊かな状況を作り出す活動費に使っていきます。 先ずは自分自身で体系化出来た事などをお伝え出来ればと思います。 次に、過去にクリエーターズシェアオフィスや、デザインアートの実行委員長をしていたように、周りの人と共に新たな活動をしていきます。