不動産屋に知っておいて欲しいこと

このタイトルに興味を持たれたと言うことは、あなたは不動産関係のかたなのではないでしょうか。
私はDVを受け、警察に保護して頂きシェルター(安全を考え抜かれた場所)から出て部屋を借りましたが、負の連続でシェルターを出た時の何十倍も病態が悪くなり現在に至ります。
うちは貧困ビジネスやらないんだ、と言う方も絶対損はしませんからお読み頂き、プロとして知識を持って頂きたいです。
〖大家は不動産の顔〗
あなたの担当の大家さん、どんな方ですか?

まず、シェルターを何らかの事情で出た方は深く傷つき、病を抱えているケースが多いかと思います。
もちろん吹っ切れて元気になって新生活を始める方もいるかと思いますが、ほとんどの方はシェルターでがっちり心と体のケアをして下さった方々から離れ、非常に不安で不安定になりがちです。
そんな時必要なのはプライバシーに配慮があるかどうかです。
私は遠く離れた場所からたくさんの図面のなかから、相応に高い値段の物件を駅から30分は歩くだけの価値があるだろうと、実際に物件を見る事ができないまま選ぶ事になりました。
こういうケースは多いと思います。

ここで知って頂きたいのは、シェルターから出る時物件を借りられるだけのお金を貯めて出てきますが、決して大きな額ではなく最小限の額しか手持ちがない方が多いと思います。
シェルターの情報は書けませんが、皆少ないお金しか持っていません。
そこから不動産の契約に必要なお金を支払い、家電製品を買うともう貯金は大抵底を尽きます。
なので、借主で鍵を交換してくださいね、という条件の場合、せめて、せめて使いまわした鍵はやめて下さい。
賃貸契約、家電製品や家具など必要最低限のものを揃えてその月の生活費を残したら、鍵をかえるゆとりなどありません。家具などを買わなかったとしても、何十年、何年と使い回された鍵は実際コピーして持たれてしまう可能性があるからです。
私がどうやらこのケースで、不動産屋は今の所の前の不動産屋も管理しており、住人、元住人だけでなく不特定多数の人が鍵の使い回し事情を知っていてコピーする可能性があります。
住んで3日目から鍵をガチャガチャ開けようとする音がし始めました。
もちろんすぐに鍵を交換しに行きましたが、最安値程度の鍵を作り直したところですぐにコピーされる。
鍵本体を変えるゆとりなどなかった私は、実際嫌がらせがエスカレートし、朝の4時に訪問してくるようになり、ドアも開けられました。
今思うと、下着やTシャツ類を盗む事が目的だった気はします。
ただ、実際に開けられたら事件になりますよね?
私のようにたまたま命が助かるとは限りません。
警察にも相談し、窓を開けないように指導されました。
侵入できる足場があり、侵入可能な階だったからです。

金になればいい
それ、本当に犯罪被害者からしたら冗談じゃありません。
シェルターから逃げてくる方を住まわせるなら、きちんとした被害者の心情、事情を知ったうえで貸して下さい。
貧困ビジネス、儲かりますね。
寝かせておくより家賃、入ればいいですよね。

ふざけないでくださいと言います。
こちらは命の危険から逃げてきた人間です。心も体もぼろぼろでどうにもならないくらい深く傷ついているんです。
プライバシーと安全が絶対に必要なんです。
鍵は大家さんもちの物件だって沢山ある中であえて使いまわした鍵を1番安全が必要な人間に使わせるのだけは、心の底からやめて頂きたいです。
警察やシェルターで救って頂いて繋いでもらえたその命を軽い気持ちで勝手に金儲けに利用しないで下さい。

お願いです、本当にお願いです。
画像は実際に私が渡されたものです。
年季の入ったつかいましっぷり。
ふざけないでください。
あなた方は命を預かる側の方々です。
お願いですから鍵の使い回した部屋はシェルターから逃げてきた人物には貸さないで下さい。
貸すのならせめて「必ずすぐに鍵を交換してください」と伝えてください。

あなたに良心はありますか?
奥様、彼女さん、お嬢様が鍵1本で生命の危機に遭わされたらどう思いますか?
ビジネス人の前に、ひとりの人間としてこの事を考え、知って下さい。

どうかよろしくお願いいたします。

サポートして頂けたら、1日を気持ちよく過ごせるように大切に使わせて頂きます。