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炊き込みごはん

秋から冬にかけて少し寒くなってくると思い出すのが、この炊き込みごはん。
私が上京してひとり暮らしをはじめると、母は炊き込みごはんを作って、タッパーに詰めて宅急便で送ってくれました。
具だくさんで味付けもしっかりしているので、おかずなしでごはんだけで満足できます。
自炊に慣れていない当時の私にとって、救世主でした。 

母は干し椎茸の戻し汁をだしとして使うことが多く、茶碗蒸しや煮物、炊き込みごはんなど、いろいろな料理に使っていました。干し椎茸などの乾物を上手に利用するのは、寒い地域ならではの生活の知恵なのかもしれません。

また、砂糖を加えるのも珍しいと思います。母はちょっと入れるとおいしくなると言って、よく砂糖を加えていました。砂糖はでんぷんの老化をおさえてごはんをしっとり保つし、油脂の酸化も防ぎおいしさを保ちます。また、防腐性も高まりカビや細菌を防ぎ食品を長持ちさせます。「ちょっと入れるとおいしくなる」これはおいしさや保存性という意味でも理にかなっていると、栄養学を学んでから知りました。

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炊き込みごはん

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米     3合
●醤油   大さじ2
●酒    大さじ2
●塩    小さじ1/2
●砂糖   大さじ1
ごぼう    80g
にんじん  100g
干し椎茸  3枚(水で戻しておく、戻し汁はだしとして使用する)
油揚げ   1/2枚
鶏肉    100g(醤油大さじ1+酒大さじ1に1時間程度漬けておく)

下準備
・椎茸を水で戻しておく。
・鶏肉は1−2cm程度に切り、分量の調味料に漬けておく。

①炊飯器に、米、●を入れる。椎茸の戻し汁を、3合目盛りまで入れ、汁が足りない場合は水を足す。軽く混ぜ、調味料を均一にする。
②ごぼうはささがき、にんじん、干し椎茸、油揚げはせん切りにする。
③米の上に、ごぼう、にんじん、干し椎茸、油揚げ、鶏肉(漬け汁は切る)を入れ、混ぜずに炊飯する。

POINT
ごはんを炊くとき、調味料は均一になるよう米と混ぜますが、具材は混ぜず米の上にのせるように加えます。ごはんに均等に火を通すことができます。

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