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躁鬱大学 その17 最終講義/それぞれのあなたへ
17 最終講義/それぞれのあなたへ
いよいよこれが最後の講義になります。みなさんよく聞いてきてくれました。ありがとうございます。僕が躁鬱人について考えてきたことは大体話せたのではないかと思ってます。それはなによりもカンダバシ語録というテキストがあったからです。カンダバシの言葉があったからこそ、僕は躁鬱病という今までの自分の体の捉え方から抜け出し、自分が躁鬱人であることを自覚するに至りました。
躁鬱大学 その 15 躁鬱超人への道
15 躁鬱超人への道
さて、今日もカンダバシの言葉からはじめてみましょう。
「資質に合わない努力はしないのが良さそうです」
ついつい躁鬱人は努力をしてしまいがちです。それはあまりにも適当な自分をなかなか受け入れることができないからでしょう。そんな自分ではだめだ、もっと他の人みたいに落ち着いていろんな物事に取り組めるようになりたい、なんてことを考えてしまいます。僕もそうなります。例えば、僕は作
躁鬱大学 その12 トイレを増やせば、自殺がなくなります
12 トイレを増やせば、自殺がなくなります
今回だけは特別に非躁鬱人も聴講することができるようになってます。とは言っても、今日も躁鬱人の特徴について話すことから始めるのですが。でも、今日の主題は躁鬱人だけでなく、非躁鬱人にも伝えるべきことだと思ってますので、こうやって、非躁鬱人の方もお招きしたわけです。はじめまして。躁鬱大学学長の坂口恭平です。さあ、今日も楽しくやっていきたいと思います。
わ
躁鬱大学 その11 灰になるまでセックスをする躁鬱人
11 灰になるまでセックスをする躁鬱人
鬱の時の過ごし方。これが一番知りたいのですが、どこを探してもありません。医者に聞いても教えてくれません。なぜなら彼らは躁鬱人ではないからです。躁状態のことをあれこれ書いてある本ならありますよ。北杜夫先生だってたくさん書いてます。でも鬱の時のことはあんまり書いてません。躁状態のことを書いてあるのを読んで楽しい時は、あなたは躁状態ですし、躁状態になると繰り返
お金の学校 (4) お金とは時間である
ここはお金の学校です。お金についての研究の場です。と言っても、ただ研究するだけでは研究はできません。研究のためには実験が必要です。お金の実験ですから、つまり、お金を手にする実践をするということです。多くの人が、この「どうやってお金を手にするのか」ということを一切教わっていません。これってとんでもないことだと思いませんか?教わってないんですから、ほとんどの人がどうやってお金を手にするのかを知らない
もっとみる16 実例:躁鬱人の仕事の歴史(坂口恭平の場合)
16 実例:躁鬱人の仕事の歴史(坂口恭平の場合)
さて、躁鬱大学でのこの講義もそろそろ終わりに近づいているようです。カンダバシの言葉をきっかけにしていろんなことを思いつくままに話してきました。躁鬱人であるあなたは、このあなたの体質が病気ではないと少しずつ気づいていっているはずです。最初の方でも話しましたが、きっと小学生くらいまではとても健康に過ごしていたはずなんです。僕自身も時々、落ち込んだり