WBSの書き方について

実務上なるほどと思ったことに対して記述なので、理想的なWBSの話は一切取り扱いませんのであしからず。

WBSは Work Breakdown Structure の略です。直訳すると作業を落とし込んで構造化するということです。なぜそんなことをするのかというと、一般的にやるべき事を網羅的に把握する目的の達成とされています。しかし、実務においてこれはおそらく間違いです。

そもそもWBSを作ることは手段の1つであり、目的ではありません。本当の目的は”人を動かすための指標”とすることです。この目的が明確に見えていないとWBSを作ることも、活用することもほぼ不可能です。

WBSを一人プロジェクトで作ることにあまり意味はありません。動かす側と動かされる側が同じなので、WBSがあろうがなかろうが、結果に大きな変化が出るはずがありません。

WBSはプロジェクトに関わる。人を如何に動かすか(というよりかは如何にに動いてもらうか)を考え、明確化したものになるべきです。WBSの作成には作業主体者全員で取り掛かる必要があり、それが満たされていないWBSは破綻します。そしてWBSは非作業者に対する説明資料となります。

なのでWBSはただのスケジュールではないのです。

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