この世で一番平等なこと

いつのころに気付いたのだろう・・・
この世の中で
生あるもの全て、立場も、財力も、動植物の区別もなく「生きる」時間を紡ぐもの全てに平等なものが「時間と死」であることを。

「時間」は実に冷静に時を刻み続ける。権力を握りしめた政治家や、湯水のごとく資産を生み続ける富豪、寝坊して時間よとまれ!と思いながら慌てて身支度を整える学生とを一線上に並べ、「時間」は淡々と正確に時を刻み続けるのである。生死をわかつ瞬間でさえ、淡々と、正確に。
平等というのはきっとそういうことなのだ。

誰かの思いに忖度し、また別の人の思いを無視することは平等ではなくなる。流れに身を任せるものが自らの都合で時には好都合に、時には無常に受け止めることで、押しなべて平等になっているのだろうと思う。

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