見出し画像

サウナー進化論

〜サウナー進化論〜

冒頭からいきなりだが、
まずはこの画像を見て欲しい。
(アイコンの可愛い女の子はFaceAppで加工した私だ。)

これは2022年の私のサ活数。
サウナー以外の人から見たら「サウナ中毒」そのものな訳だが、世界は広い。

根拠はないのだが、私のこの年間サ活数172回という数字はサウナ界では平均レベルと呼べるであろう。

それでも大体2日に1回はサウナに行っているのだから驚きだ。

しかし、あくまで私はごく一般的なサウナーであり、私の数字を見て「ブラボー!!」っとスタンディングオベーションする人はサウナ界にはいない。

私の周りには毎日サウナに行く人もいれば、月に60回以上サウナに行く人もいる。


分かり易く比較対象を設けてみよう。


彼の名はタカダミアンナッツ。

草加健康センターをホームとする、私と同じく家庭を持つ30代のサウナーだ。

画像からも分かるように彼の年間サ活数は370回。これはつまり毎日の様にサウナに行っていることになる。

しかも彼に至っては、そのほとんどが朝ウナと呼ばれる早朝サウナエクスペリエンスなのだから末恐ろしい。

私は朝5時になんて絶対に起きれないし、朝ウナなんて1回したきりで、「こんな朝からコンタクトレンズを着けたら夜には目がカッピカッピやぞ。」という素敵な名言をサウナ室に残し、朝ウナからは永遠に距離を置く事にした。

私は日本を代表する社会不適合者であるが、恐らく毎日早起きが出来るタカダミアンナッツは仕事も出来るナイスガイなのだろう。

決して私みたいに仕事中に何度もトイレに逃げ込んでは、スマホを片手に「トイレの10分は早い。最高だ。オフィスの10分なんて永遠だぞ。」なんて言葉は吐かないはずだ。

因みに私は職場のトイレのことをタイムトリップが出来るワームホールと位置付けている。
トイレの中では時間の軸を歪ませる事が出来るのだ。

相対性理論を感じたかったらトイレに逃げ込むと良い。

アインシュタインもきっとトイレの中でE=mc²の理論を導いたはずだ。



そんな訳でサウナーのサ活数にだけに焦点を当てて階級を作ってみた。



THEサウナ階級別選手権

・ミニマム級
月に1回のサ活

・フライ級
月に2回のサ活

・バンタム級
週に1回のサ活

・フェザー級
週に2回のサ活

・ライト級
週に3回のサ活

・ウェルター級
週に4回のサ活

・ミドル級
週に5回のサ活

・スーパーミドル級
週に6回のサ活

・ライトヘビー級
毎日サ活

・クルーザー級
週に7回以上のサ活

・ヘビー級
日に2回以上(月60回が目安)

・スーパーヘビー級
規格外(月100回が目安)



どうだろう貴方は一体どの階級に属しているだろうか。

私はどうやら階級的にはライト級であり、大満足だ。

比較対象に挙げた、平均すると毎日サウナに通うタカダミアンナッツはライトヘビー級。

果たしてそれ以上がいるのだろうか?

答えは「YES」だ。

サウナイキタイ上を適当にクルージングすれば怪物達は簡単に見つかるので、是非皆様も探して見てほしい。

そして私が探した中で1番すごかった驚愕の極め付けがこれだ。

月のサ活数133回。

何ということだ。

逆立ちしても勝てない圧倒的な行動力と財力。

これは確実に突然変異のモンスターでありスーパーヘビー級だ。

許されるのであれば1日だけで良いので密着取材したい。

そして夢が叶うのであれば情熱大陸で特集して欲しい。



話が逸れてしまったし、1回もまだ触れていないタイトルでもある〜サウナー進化論〜に話を戻そう。

私はサウナを始めてから3年間毎日の様にサウナに行く理由を探していた。

行きたくて行きたくて堪らなかった。

だがしかし、今ではサウナに行かない理由を探す毎日だ。

私なりではあるがサウナに行き過ぎたと自覚している。妻がいてまだ幼い4才の息子がいるのにも関わらず2日に1回はサウナに行く。

本当にそれで良いのだろうか。

今ではサウナに行っても特段気持ち良いことはない。だが不思議とサウナに行って後悔することはないし、仲間達と語り合う時間は特別だ。

だがしかしだ、私だってまた「あの頃」の様にととのってみたい。

そしてやはり、かけがえのない家族を大切にしたいのだ。

そんな感情からか今はなるべくサウナに行かない理由を無理矢理探している。



これはつまりは退化ではなく進化だ。



サウナーにとっての「進化」とは環境が大きく作用するので千差万別だ。

私にとっては回数を減らしサウナを楽しみつつ家族との時間を大切にするのが進化。


やっとここまで来れたと思っている。


今回はサ活数にあえて焦点を当てさせて頂いたが、サ活数が多かろうが少なかろうが、そこには優も劣もない。

人それぞれが自分が1番気持ちの良いペースで通えればそれが大正解。

ボクシングは細かく階級が分かれている。
さらには全く詳しくなくて申し訳ないが団体に寄ってさらに細かくチャンピオンがいるそうだ。

なので私は言いたい。

皆、好きなペースで気持ち良くなろう。

そう全てのサウナーがチャンピオンであり、サウナに行くだけで丸儲けデラックスだ。


だがしかし、ひとつだけ最後に言いたいことがある。

これはどうしても私が出来ないことだから単純に称えたい。


「サウナに毎日通ってる人超すげー。」


私は正直そんなことはめんどくさくて出来ないし、人生のめんどくさい問題に断固して抗えない。

サウナは決して数じゃない。

だがこうやって数字を眺めてみると、それはそれでスゴイことなのだと最大限に拍手喝采だ。

決して真似しようとは思わないし、現実的に出来ない訳だが、友人であるタカダミアンナッツ含めサ活数の多い人には学ぶべき点が沢山あると思っている。

因みにタカダミアンナッツは家族とサウナを両立する為に早朝サウナaka朝ウナに通うという結論を導いたというのだからマッドリスペクトだ。

いつか機会があれば彼等の時間術について考察したいと思う。

絶対秀逸だ。

リスペクト。

One Love.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?