樹木の「ひこばえ」
前に「実生の木」の話を書きましたが、こぼれ種で育ってしまった木の他にも学校ならでは、伸びたらすぐに切るものがあります。
樹木の「ひこばえ」です。
木の根本周辺から伸びてくる若い芽で、いくつも生えてきます。
ひこばえの発生原因はその樹木が弱ってしまって、光合成が足りないために生えてくると言う説もあります。
学校の桜やイチョウは頻繁に剪定に入るため、樹木自身が危機感を感じて、せっせと若芽を出しているようにも感じます。
本当は切らない方が良いと言う話もありますが、学校と言う環境上、もしも子どもが転んで目を傷つけたら、などの安全上の理由で出たら切ると言うのが私たち用務員の認識です。
そんなところ、子どもは入らないでしょと言うところにあるひこばえも、切ります。
学校に長年勤めている私たちは、子どもたちが通常考えられない行動をとると言うことを嫌と言うほど知っているからです。
可愛い子ども達を傷つける訳には行きません。
自然は大事、でも子ども達はいちばん大事、なのです。(^^)
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